糖質制限入門:愛はおしゃれじゃないし、米は主食じゃない

前職を辞めておよそ3ヶ月半、チンタラと続けてきたダイエットの効果が、徐々に現れつつあります。

体重は4キロ近く落ちました。21%を超えていた体脂肪率は、18%前後で推移するようになりました。
理想のシックスパックにはまだまだ遠いですが、腹直筋の形がわかるくらいにお腹は引っ込んでくれました。

無理をしている感じはまったくなく、むしろダイエットを始める前の生活のほうがよっぽど不健全だったと反省するレベルです。が、それでも着々と成果は出ています。
3ヶ月半でこの調子なら、2年後、下手したら1年後にはしっかりシックスパックを達成できるんじゃないかと、今からワクワクが止まりません笑

ということで今日は、僕がシックスパックを目指すためにいま取り組んでいることについて、ちょっとだけ書いてみようと思います!

今回ふれるのは「食」の面、いま流行りの(?)「糖質制限」についてです。
メソッドそのものについてはいくらでも記事や書籍が出ているので、そちらを参照してもらうとして、この記事では僕自身の個人的な実感実践するうえでのコツを中心に書いていきたいと思います。

さぁ、自分を甘やかしながら理想の体を手に入れよう!笑

糖質制限ってなんだ

なんだそれ、聞いたことも見たこともねえや、という方のために、簡単に説明しておきます。

糖質制限とは、食事の糖質を極力カットする食事法のこと。この糖質とは、人間の生命維持や身体活動などに欠かせないエネルギー源となっている、3大栄養素「たんぱく質・炭水化物・脂質」のうちのひとつ、「炭水化物」の一部です。
炭水化物は、消化吸収できる“糖質”と、消化吸収できない“食物繊維”に分かれます。糖質制限は糖尿病の治療としても行われる食事法ですが、減量効果が高いことからダイエットにも活用されるようになりました。

「糖質制限ダイエットはなぜ痩せる?脂肪が減る理由とメリット&デメリット、食べてもいいもの&控えるべき食べ物 」(『MELOS』2020. 5. 1)から引用させていただきました。

まさに言葉の通りですよね。とにかく糖質を減らす。減らしたぶんは別のもので置き換える。主にたんぱく質で置き換えるのが主流なようで、お米やパンのかわりにお肉や魚を食べよう!という語られ方をすることが多いです。
糖質を極端に摂らないことの危険性などへの指摘もあるようですが、健康的な食事法として支持する人が多数を占めるように思います。
まぁ、極端にやりすぎると危険になるのは何であれ同じですからね。一切糖質を摂らない生活のせいでかえって体を悪くした、という人も中にいるようですが、正直そりゃそうだろうなとしか思えません。

具体的に糖質をどれくらいの量まで抑えたらいいのか、といったことについては、専門家の方々が詳細に検討されているので、ここではふれません。
ここからは、僕の個人的な取り組み雑感、発見したコツについて書いていきます。

米は主食じゃない。おやつだ。デザートだ。

基本的に僕は、朝・昼・晩一日3食から、お米やパン、麺などの「主食」を一切排除するようにしています。

あーーーもうついていけんわそのストイックな感じ!やめだやめだー!となった方、お願いです、もうちょっとだけ待ってください笑

たしかにダイエットを始めてから3ヶ月半、僕の日常生活から基本的にお米やパンは消えました。
ただ、あくまで「基本的に」です「今日は食べたい!」と思ったときは、背徳感とともにむしゃむしゃ食べています

たとえば、ある一日の夕食は、

・グリルで焼いた鶏肉250グラム
・適当なサラダ(ベビーリーフやらブロッコリーやらアボカドやら)
・納豆
・オレンジジュース

といった具合です。肉中心のおかず1品+いい感じの野菜+前者2つじゃ不足しそうなものを補う適当な何か(たんぱく質中心)+同左(ビタミン中心)、といった雑な枠組みで考えて構成しています。

正直いって、慣れてくるとこういう食事の方がかえって心身になじんできます

主食をガツガツ摂っていた頃は、食事が終わってからも満腹感を引きずってしょっちゅう眠くなったり、ご飯どきが近づくにつれて強い空腹に襲われてしんどい思いをしたりしていました。
これらは血糖値の急激な上昇と低下に引っ張られて起きていたことだと考えられます。

それが、糖質をカットするようにしてからは、この血糖値の波に調子を乱されずに済むようになりました。
仕事中、以前は欠かせなかった昼休みの昼寝が不要になりましたし、夕方突然お腹が空き始めるようなこともなくなりました

それでも、ときどきどうしてもラーメンやカレーを食べたくなることはあります。
むしょうに空腹感がこみ上げてたまらないというときもあれば、なんとなく気分がそちらに向いてしまう、というときもあります。
いずれにしても、そんなふうに一度ラーメンやカレーを食べたいと思ったら、僕はさっさと遠慮なく食べるようにしています。

あるいは、僕は甘い物も大好きなのですが、それらも結構な頻度(週3回程度?)で食べています。
昨日は4個入りのプリンを一人で3個食べました。食べたくて仕方なかったからです。1個目を口にした瞬間は天に昇る気持ちでしたし、夕食後に開けた3個目は背徳感もあってたまらない味わいでした。

糖質制限というワードを聞いて、「糖質を極力とってはいけない」とまで固く考える必要はないと、僕は思うのです。ようやくダイエットが軌道に乗ってきた今だからこそ、はっきりそう思います。
発想としては、「炭水化物を断つ」ではなく「炭水化物はすべておやつやデザートとみなす」という考え方に近いです。
あくまでお米やパンは食生活におけるサブ、ときどき僕らの食に彩りと幸せをもたらしてくれるレアキャラくらいのもの。そのようにみなせば、無理やり食生活から追い出そうとしなくても、自然とちょうどいい量に落ち着いてくれます
少なくとも、僕の場合はそうやってバランスをとれました。

糖質制限というスタイルがもたらしてくれるのは、波のない穏やかな幸せです。
腹がパンパンになるまで満腹になって眠くなることもないし、空腹が最高のスパイスとなるまで募ることもなくなりますが、そのぶん緩やかな充実感が体内を満たしつづけてくれます。
その幸福感に軸足を置きつつ、ときどき思いっきりそれを逸脱して楽しむ。
僕は糖質制限を、ダイエットの一手法というよりは、食生活のオルタナティブなスタイルとして位置づけ、楽しく実践しています。

糖質制限を楽しむために

前節でおおむねわかってもらえたかとは思うのですが、一応ここで改めて、糖質制限を楽しむうえで僕が心がけていることを2つほど述べておきたいと思います。

1つは、無理せずゆるくやることです。とにかく、ストイックになりすぎない。今日はラーメン食べたいな、と思ったら食べにいけばいいし、帰りにクレープを食べてから家に帰ったっていい。

ただ、あくまで糖質は食事の中心ではない、ということはしっかり念頭に置いておかなくてはなりません。おやつだけで三食済ませていたらあっという間に太ります。
炭水化物はサブキャラであって、ずっと主役の座に据えておくべきものではないということもまた忘れてはいけません。

あと、ダイエットだからといっておいしいものを食べてはいけないわけでは断じてない、と僕は思います。ダイエットだからこそ、おいしいものをちゃんと食べなくてはならない。そうでなくては気持ちが保ちません。
お肉ひとつ焼くのにもこだわりをもち、野菜にかけるドレッシングはいいものを選ぶ。お米や麺がないなりに食を楽しむ姿勢があれば、糖質制限はぐっとやりやすくなります。

2つ目は、まずは1ヶ月続けることです。
なんでもそうだと思うのですが、習慣化させるのには多少の時間がかかります。炭水化物を抜く生活も、最初はやたらとお腹が空いたりして、なかなかなじんでくれない場合があります。

ただ、多少自分を甘やかしながらでもとにかく続けていれば、なんだかんだやっているうちに習慣は定着します
気がついたらお米なくてもお腹いっぱいになってるや、そういえば18時なのにお腹空かない、なんて思えたらしめたものです。定着したスタイルをベースに、あとは自分のペースで続けたらいい。

なんであれ、新しい取り組みを行ううえで一番大変で面倒なのは、最初の1〜2ヶ月です。
全然うまくできなくて投げ出したくなったり、調子に乗って頑張りすぎて挫折したりと、「当たり前」になる前に終わるパターンが一番多いと思います。
ですから、まずは最初の1ヶ月、サボりながらでも手を抜きながらでも粘ってみましょう。
そうすれば、次第にそれが当たり前になり、習慣になっていくと思います。

おわりに

あくまで個人的な雑感を書き連ねてきましたが、いかがだったでしょうか?
そんな簡単にできるんだったらやってみようかな、と思ってくれる人が一人でもいてくれたら嬉しいです。

一応、糖質制限以外にも、ゆるめに筋トレをしたりストレッチをしたりと取り組んでいることはあるのですが、いずれにも共通しているのが「無理せず、自分を甘やかしつつ」という点です。
どうしても自分を痛めつけるところまでやってしまうのが元々の自分の悪いクセで、故障して初めて無理をしていたことに気がつき、療養しているうちに故障がトラウマになったり、習慣が失われて辞めてしまう、というのがこれまでのパターンでした。
「自分を痛めつけることと頑張ることは違う」と気づいたからこそ、ゆるく楽しく頑張る良さをみなさんと共有したい。そんな気持ちで、今日の記事は書きました。
楽しんでいただけたなら幸いです。

今後機会があれば、筋トレやストレッチに関しても書いていければと思います。

それでは、今日はこの辺で!

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