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#編集

ゆっくり、何度も本を読む

ゆっくり、何度も本を読む

最近、同じ本を読み返すタイミングが重なった。

1つは「宇宙兄弟」で、もう1つは「魔法をかける編集」だ。

宇宙兄弟は、自然にがんばろうという気持ちにさせてくれるから、読んでいて負担がない。大雑把に分けるとサクセスストーリーなのだけど、頑張りを強要する圧もない。強い人も弱い人も出てきて、人によって成功も成長も異なることがすとんと腑に落ちる。

説明しようとするとたくさん言葉が出てくるけれど、自分に

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地域で編集しながら生きていくための覚書き

地域で編集しながら生きていくための覚書き

自分のやっていることが「編集」だという意識はあまりなかった。

でも、地域編集を学ぶオンラインサロンに入って学び合う中で、これまでやってきたことって「編集」という言葉で整理すると、とてもしっくりくるなあと改めて思った。

ちょっとずつだけど、頭の中でまとまってきた編集の大切さについて、整理しておきたい。

やらないこと・書かないことを決める文章を書いたり、イベントをしたりする時、どんなことを書くか

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ちゃんと、「待てる人」になりたい

ちゃんと、「待てる人」になりたい

待つことが、どんどん難しくなっている。

SNSのメッセージは、開封したかどうかがすぐに分かってしまうし、Amazonプライムで商品を注文するとあっという間に届く。

便利だけど、便利になりすぎると、どこかで大切なバランスが崩れてしまうような気がしている。

子育てをしていると、ちゃんと待たないといけないなあと、意識せざるを得ない場面がいくつもある。

子どもが「ごめん」や「ありがとう」と自分から

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地域編集と向き合う

地域編集と向き合う

新しい仕事について、迷っていた。こうしてnoteに記事を書いてはいるけれど、書くことのプロではないし、取材して文章を書いたこともない。

なので、ちゃんとした出版物を出すには、やっぱりプロに頼まないといけないのかなあと弱気になっていた。デザインと写真はプロにお願いするつもりだったけど、やはり文章もライターさんにお願いするべきなのかなとか。

迷い始めたその日、偶然にも所属している「りスクール」のメ

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しっくりする言葉を、探しながら生きていく

しっくりする言葉を、探しながら生きていく

いつからか分からないけれど、「つながり」とか、「絆」という言葉が苦手になってしまった。振り返ってみると、東日本大震災が起こってからのような気がしている。

「つながり」とか「絆」とか、言葉自体の意味は好意的に捉えている。けれど、苦しみに蓋をするような表現に、なんだか違和感を感じてしまう。

つながることを良しとする、一方的な価値観の押し付けを感じることもある。痛みとか苦しみを受け止めつつ、それぞれ

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