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ゆっくり、何度も本を読む

最近、同じ本を読み返すタイミングが重なった。

1つは「宇宙兄弟」で、もう1つは「魔法をかける編集」だ。

宇宙兄弟は、自然にがんばろうという気持ちにさせてくれるから、読んでいて負担がない。大雑把に分けるとサクセスストーリーなのだけど、頑張りを強要する圧もない。強い人も弱い人も出てきて、人によって成功も成長も異なることがすとんと腑に落ちる。

説明しようとするとたくさん言葉が出てくるけれど、自分にとってはとてもよい気分転換になっている。1巻から読み始めて、10巻まで読み返したところ。図書館で借りながら少しずつ読んでいる。1度読んだことがある本なのに、とってもおもしろい。

もう1つの魔法をかける編集は、タイトルどおり編集の本だ。

今、フリーマガジンを作っていて、自分たちがつくりたいものの方向性がうまく言葉にできない時、迷いが出てきた時に読み返している。そして、やっぱりそうだよなと元気をもらって、また机に向かうということを何度も繰り返した。

いかに大量に速く情報を摂取するか、といった速読や多読に関する情報を目にする機会が多いけれど、何度も読み返したいと思ったり、この本があるから明日も頑張れそうな気がすると思えたりするような本と出合えることの方が、私にとっては大切だ。

読む時の自分の状況や状態も違うから、自分の今の視点や立ち位置、今まで気づけなかった作者の視点にも気づけるのもおもしろい。

年齢を重ね、それなりの数の本を読んできたからか、本に書いてあることを実際にできるかどうか、できないとすればなぜできないかをしっかり考えることがとても大切だなあと思う。

これからも、手元に置いて何度も読み返したいと思う本を増やせるような読書をしようと改めて思う今日この頃です。

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