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“コロナ世代と呼ばせない“Z世代に寄り添い育てる看護教育のニューノーマル

「最近若手スタッフにまったく自主性を感じない」「やる気がない」
ついそう思ってしまっていないでしょうか?

2021年以降に入職した新人、若手看護師の特徴として次の2つがあげられます。

  1. 臨床実習の不足によって、入職後に必要となるスキルを磨いて来れなかった

  2. 看護業務の体験が不足し、患者さんとの関わりから得られる看護の良さややりがいを感じることが出来なかった

ぜひZ世代と呼ばれる若手看護師の目線に立って、新人教育について考えてみましょう。

今回、初めて記事のほとんどを有料noteという形で提供しております。
本記事の内容は読書やセミナーを受けることで得られる知識+わたし個人の経験から成り立っております。
ほとんどの看護師は新人教育に携わりますし、プリセプターを務める若手看護師にとっても有用な内容になっています。
ご自身で知識を得るよりはかなり費用としては抑えられるはずですので、ご活用いただければ嬉しい限りです。

新人看護師も若手も、ベテランも気持ちよく仕事ができる環境に変えていきたいですね。

Z世代とは、1995年以降に生まれた世代のことを指す。
2023年現在で28歳以下の方が対象になるが、本記事ではそのうち5年間をY世代からの移行期として除き、23歳以下の方をZ世代と呼ぶこととする。


コロナ禍で看護学生に降りかかる不幸

2020年から続く新型コロナウイルス感染症の流行は看護教育現場へ甚大な影響を与えました。
先輩の皆さんも実感しているのではないでしょうか?

実は9割近い病院・施設で実習の中止または縮小があり、その分を学内での視聴覚教材の視聴やシミュレーション実習、模擬患者での実習で立て替えていました。
医療業界でない方に向けてお話しすると、看護師になる上で乗り越えなければならないことの一つに臨床実習というものがあります。

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