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筆順練習で遊ぶ④ ゲーム編

子どもたちが授業に集中できるようにと、ノーマル編イケイケ編ワルノリ編と紹介してきた『筆順練習で遊ぶ』もこれで最終回。

子どもの眠気を誘う悪魔、窓の外や宇宙の彼方から話し掛けてくる悪魔を追い払う最後の術。それはゲーム!

子どもたちを退屈させない最も有効な方法は、ゲームで遊ぶこと。楽しくて、集中できて、子どもが仲良くなるステキな悪魔払いの術だ。

特に鉛筆要らずの『そらがき』を使ったゲームは準備もなく、短時間でできる。
授業開始の数分、合間の数分、予定外に残った数分でできる!


〈ゲーム編〉

●文字当てゲーム

手軽なのは2人組。
一方が友達の背中や掌、机の上 に書く。そして、もう一方が書かれた文字を当てるという簡単なゲーム。(感覚過敏で「くすぐったい」「痛い」と言う子がいれば、机の上や そらがき がオススメ。)

最初は1文字。
例えば「『あいうえお』のどれかを書いて」と制限を入れる。
学習が進んだら単語。
2文字、3文字と増やす。「いぬ と ねこ、どちらが好き?」などの簡単な二択から始めるといい。
その後は様子を見て「好きな食べ物教えて」などの自由筆記にする

何にしても、書いて答えるまで30秒~1分程度の時間制限。分からなければ何度書いてもらってもいいというルール。

以前、タイムUPしたペアがあった。
「あまひこくん、何て書いたの?」と聞いたら、「かまんべーるちーず」だった。
そりゃ無理だろう。字数多いわ。(^◇^;)

やっぱり字数制限はあったほうがいい。

●伝言ゲーム

誰もが知ってる、先頭の子どもが見た文字や単語を、自分の後ろに次々へとへと伝えていくゲーム。これを、先の文字当てゲームの方法で行う。

伝える単語を列ごとに変えると楽しい。
例えば「うに」「たい」「いか」「たこ」「かに」など。○○シリーズで出題する。
列の最後尾の子どもが黒板に書き、答えが一通り出揃った所で

「今日のお題は何でしょう?」

「お寿司!」(「海の生き物」も正解)

その後は、お題をネタに、おしゃべりタイム。

「みんなの好きなお寿司はなぁに?」

「たまご」「まぐろ」「いくら」「大トロ」「うに」「あわび」

おいおいおい……。
たまご はいいよ。たくさん食べてもいい。
1年生で、大トロ? あわび?
頼むよ。一カンだけにしておくれ。

子どもたちと話していると、楽しいことがたくさんある。

なんであんなに楽しかったんだろう。
子どもたちに感謝だ。本当にありがとう。


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