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【南国旅行記 #2】"ワシ"を意味するランカウイ

クアラルンプールを飛び立った我々はマレー半島の西に位置する小さな島"ランカウイ"に向かった。この直前に僕の胃腸は音を上げ、僕だけ飛行機を一本遅らせることになるのだがそんなことは思い出したくもないので書かない。

1.場所のネタバレ

多分日本語は褒め言葉よりも貶す言葉のほうが語彙が豊富だ。リゾート地感もありながら観光地化されておらず、ローカルの風を感じるランカウイは本当に良かった。本当に良かったのに、「本当に良かった」という言葉でしか良さを伝えられない。

場所を褒めるのは難しい。良い場所ほど皆さんにも行ってほしくなるので、できる限りネタバレも避けたい。すると「綺麗だった」「美味しかった」という月並みな表現に着地する。

しかしそれでは"旅行記"として成り立たないので、以下はランカウイのネタバレを含む。いずれランカウイに行く予定のある方はスクロールをやめたほうがいいかもしれない。

2."ローカルリゾート地"

ランカウイにキャッチフレーズをつけるとすれば"生活感満載のリゾート地"だろうか。南国特有の白い砂浜、立ち並ぶお土産屋としつこいほどのパラセーリングの勧誘。うまく切り取れば断面には絵に描いたようなリゾートが覗く。マングローブクルーズという非日常的なアクティビティもあり、見事なまでのリゾート。

タクシーの広告。かわいい。

ただ一方で、メインストリートから10分離れれば普通のスーパーマーケットとコンビニ、地元の漁師が使う数々の漁船、とほったて小屋、そして吠えまくる野良犬を目にすることができる。


小屋レストラン

完全に観光地化されたハワイにはない魅力がランカウイにはあった、と言いたいところだが例によってハワイに行ったことがないのであまり強くは断言できない。

地元の人の暮らしを垣間見ることができ、いい具合に田舎、でありながらリゾート地としての努力も感じる。こんなに完璧な島が他にあろうか?カナダのビクトリアと並んで老後に住みたい土地の一つにランクインした。ちなみに前者も島。極東の島国育ちがゆえに島が好きなだけなかもしれない。

もし万が一弾丸マレーシア旅行をしなければならない時がくれば、クアラルンプールを素通りしてでもランカウイに行くことをおすすめしたい。

そして、Googleよろしく「ランカウイと似た島」を僕に教えてほしい。島の中心に鎮座する勇敢なワシのようにすぐに飛んでいく準備ができている。


…「なんだそのまとめ方」ごもっともです。ものを褒めるときの文章は、オチも思いつかないのです。許してください。

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