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『私はすべて、自分で決める。』

時間つぶしのためにふと入った池袋の大きな本屋、ジュンク堂。
1Fのおすすめ本コーナーでこちらを見つけた。

『私はすべて、自分で決める。』

タイトルの他、決められない症候群のわたしたちへ。と書かれていた。

※できる限りネタバレしないよう、その分ちょっと薄いですが感想をまとめます

自分の選択を後悔せず、たとえその選択が間違いだったとしても 頑張っている証拠だ と自分で自分を認めたい。

すぎたことは忘れ、これからの人生を堂々と、選択と決断のできる人として生きていく。
本文冒頭より

ああ、わたしが求めている感覚ってこれだ。
決断する時に不安になるより、決めたことを信じて生きていきたい。
そう思い、読み進めた。

この本を見て最初にわかるのが、著者がかなり「決められない人」であったということ。決めることが出来ないし、決めたとしても過去をずっと後悔してしまう。それをどう抜け出したか、経験をもとに様々な方法で、だんだんと決断ができるようになっていく。

著者の体験記であり、決断のための順序立てなどもわたしたちが実践しやすいようわかりやすく書かれている。
「決断」と一口に言っても大きいもの、小さいもの、周りに影響するもの、自分自身で完結するものと様々なので、自分が惹かれる章だけを読んでみてもいいかもしれない。
目次もかなり細かく分かれている。

自分の人生を生きるには、自分で決断することが重要

パッと見では当たり前だけれど、はっとした考えだった。
自分が決断したとき、その判断根拠はどこにあるか。
周りの目を気にしてのものではないか。
それでは自分で決めたことにならない。
自分の人生を生きることが出来ていない。
周りの目や意見を気にして判断して、後悔したらどうするのか。
自分のことを本当に知ってるのは自分だけなのだ。

たしかに、今まで自分が決断したもので後悔のないものは、周りにどう思われるではなく、自分の思ったままに決めたものだったと気づいた。

手放す決断もときには必要

著者の感覚に痛いほど同感したのが、任されたことに見切りをつけず精一杯やってしまうところ。それゆえ、ヘルプのサインを出すのが遅れてしまう。
ときには「手放す」こと、そして「すべての責任を負いすぎない」(もちろん責任転嫁はしない)という決断をすることも大切だ。改めて気づくことが出来た。


著者のまじめで周りの目や意見を気にしてしまう性格は、自分に重なるところがかなりあった。
自分と照らし合わせて読んでいった最後、「決断できる人」となった著者は、それまでの文面とは全く違い、かなりポジティブな印象を受けた。

「決断」ができるようになるだけで、人はこんなにも変わるのか。
「生きていきやすい」人生が始まったように見えた。

わたしはこれから、自分で決めるべき時がきたら、自分自身の考えを尊重したい。
そしてその判断を信じて進んでいきたいと思った。

ご興味のある方はぜひ、読んでみてください。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。

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