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【差別化戦略】追いつく「POP」と追い越す「POD」

|読了目安 : 1分|

「POP」「POD」

「差別化」には2つの種類があります。

・POP(Points of Parity)
・POD(Points of Difference)

POPは競合他社との差をうめて「追いつく差別化」。PODは競合他社にはない部分を伸ばし「追い越す差別化」と言えます。

例❶ お茶

[ POP ]

お茶で言うと、ドン・キホーテや玉出などのディスカウントショップでしか目にしないパッケージが、セブンイレブン・ファミリーマートなど大手コンビニエンスストアに並ぶ既に差別化されている商品に追いつこうとするのがPOPです。

[ POD ]

一方で、特定保健用商品(トクホ)や観光地で販売されている限定の茶葉などのお茶はPODに当てはまります。

資金面やマンパワーで劣る企業が、勝ち筋を見出すために取るべき戦略はどちらであるかはもうおわかりかと思います。

例❷ 高校野球

[ POP ]

新設校の野球部が部員を集め、総合力を高めて、甲子園の地方大会の1回戦を勝ち抜いたとします。その点は素晴らしいことかもしれません。

しかし、地方大会で勝ち進む中、その次の甲子園ではより高い総合力を持ったチームと戦わなくてはいけません。これでは、ある程度総合力を持ったチームの一つとして終わってしまう可能性が非常に高いです。

[ POD ]

一方で差別化を図り、総合的な勝利を求めるのではなく、「走力」という1つの分野をチームの強みとし、その点で一点突破を図ってはどうでしょうか。

野球は色々な要素があるので一概には言えませんが、総合力で多少劣っても、勝てる可能性が高まるかもしれません。

まとめ

他にはない強みで戦っていくことで、大きな市場にも勝機を見出すことができます。逆に「追いつく差別化」ではどれだけ頑張っても成果が伴わない、可能性が高いと言えます。

noteクリエイターの皆様も、戦略をもう一度意識的に見直してみてはどうでしょうか。

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