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⭐️❹男性って【迫害】されてるんですか⁉️望まぬ妊娠の責任

※ヘッダー画像は朝日新聞部分

軽くウォーミングアップから

30才会社員男性からの投書を読んだ
以下は筆者要約、先ずはご一読を

事前申請した民間施設に女性同僚と訪問、女性が入館を止められた
女性は婚姻により改姓、旧姓で働いており、事前申請は旧姓で行っていた
旧姓を確認できる身分証を持参しておらず、(旧姓は併記されていない)マイナカードを提示したが認められず、戸籍の姓で入館申請し直した
婚姻で改姓するのは女性が圧倒的
男性として、旧姓使用への理解が進むことを願う

2023/1/9朝日新聞オピニオン面 声



「お若いのに素晴らしい男性だ」と思われだだろうか
「何故この投書を取り上げたのか」と疑問に思われだだろうか
私は、圧倒的に改姓しなくてよい側である男性の投稿に、「解ってないなぁ」と思ってしまった


旧姓使用へのハードルが下がれば、夫婦別姓が遠のくのではないだろうか
夫婦別姓というのは「結婚しても別姓でいなさいよ」ということではない
「同姓でもいいし、別姓でもいいですよ。お好きな方を選んでね」ということ
これを誤解している人が結構いらっしゃる気がする


第九友だちのEさんは、夫婦別姓が実現した暁には婚姻届を出そうと、何年も何年も事実婚のまま
自宅にはEさんの旧姓、娘様(元夫)の姓、彼の姓の3枚の表札が並ぶ


過去記事

国際男性デーにジェンダー社会学の男性教授が書いていらしたものを拝読して書いた記事
上手く伝わらなかったので計3本も


妊娠は女性だけの問題?

望まぬ妊娠の責任
Think Gender
女性たちの声

2023/12/17(日)朝日新聞オピニオン面 フォーラム


紙面から事例を3つあげてみる
いずれも筆者の要約

20代半ば女性は性交中にコンドームが外れ、緊急避妊薬を飲んだが妊娠した
彼は出産を承諾したが、産前に離別
出産後、彼に認知を求めたらDNA鑑定を要求され子どもを否定されたように感じた
「男女が平等に責任をとるような世の中になればと思う」

聞き手 山田佳奈記者(以下山田)


フランスの中学校、教師は「宗教上の理由があったり、恥ずかしかったりする子は、寝てても教室の外に出て行ってもいいよ」と声をかけ、カバンから避妊具を取り出した
性感染症の防ぎ方、緊急避妊薬を無料でもらえること、匿名で相談できる場所等「その日から役に立つ知識」を生物の授業中に教わった

「無料で中絶薬を当たり前に手に入れられる国がある」とXに発信すると「人殺し」「無料で中絶できる国になってほしくない」と中傷するメッセージが殺到した
「自分も日本にいたら孤立出産し子を遺棄して罪に問われていたかも」と思う
「日本女性は知識も中絶へのアクセスも制限されている。フランスのような国があることを知ってほしい」

聞き手 大貫聡子記者(以下大貫)


幼少期から父親にポルノを見せられたり、体を触られたりしていた
母親からは数ヶ月無視されたり、ささいなことで包丁をむけられたりしていた
中3のときレイプされたが「やめて」と言うのが精一杯
親には相談できなかった
流産し出産には至らなかった
高校の養護教諭に被害を打ち明けたら「悲劇のヒロインぶっている」「もっと大変な人がいる」と突き放された
大学進学後、自殺企図を繰り返したが母が精神科受診を許さず、大学院修了間際に受診
治療はなかなか進んでいない
「遊んでいるから妊娠した」という偏見を持たずに耳を傾けてほしい

山田



3つの語りに共通しているのが「中絶•出産に男性の関わりがない」ということ
女性だけでは妊娠できないのに、おかしくないですか
心身の不調も経済的負担も社会からの偏見も、女性が受けなければならないことなのだろうか


「全ての男性が」と言っているのではない
責任を取る男性もいるし、愛情を持って育児をする男性もいるのは間違いない
ただ社会問題として「望まぬ妊娠」「中絶」「孤立出産」と言うとき、そこに男性の積極的な関わりは見られない
そもそも「望まぬ妊娠」をさせたのは男性だというのに


もう一度伝える
全ての男性が女性に望まぬ妊娠を強いているということではない
こういう話題について「自分事」だと捉える男性が多いとは思えない


紙面のテーマが「望まぬ妊娠の責任」なので、「中絶問題に取り組む研究者」の語りも掲載されている
拙作では「ジェンダー」「男性」がテーマなので割愛する


取材後記

私が伝えたいことが過不足なく織り込まれている
こちらも筆者の要約

妊娠は女性ひとりではできないのに、どうして責任は女性ひとりで負わされることが多いのだろう
少子化の中で産むことを求められたり、(妊娠を)軽はずみだと蔑まれる
妊娠期間だけでなく育児の負担を女性が抱えることを「当然」だと社会が織り込んでいる
妊娠を個人の責任ではなく、社会でどう支えるのかという問いを発信し続けたい

中井なつみ記者


フランスでは女性•子どもの命と権利を守るため、18世紀から匿名出産を認めている
買春する側を罰する法律など、女性や立場の弱い人の視点に立った制度がつくられ、未成年であっても緊急避妊薬や経口中絶薬が匿名•無料で手に入る
日本では、女性だけが望まない妊娠の責任を問われ、孤立出産に追い込まれる人もいる
これは女性差別の表れであり、原因は政策を決めているのが妊娠当事者になりえない男性ばかりだからだ

大貫



全ての女性が被害者だとは思わない
全ての男性が敵だとも思っていない
敵対しようとも、怒らせようとも思っていない
ただ「こうした事実がある」ということを男性にも知ってもらいたいと願う
どうしたって妊娠•中絶•出産のリスクを負うのは女性だけなのだから


バイアグラは超ハイスピードで認可されたのにね‼︎



オマケ
この本、良さげじゃないですか?
子育て中の親御様に
それにしても何故タイトルが「お母さん!」なんだろう?⤵️




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