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デザイナーに求める経営者視点

今日はこのマズローさんのデザイナーから経営者になるためにやってきた5つのことについて自分なりの考えを交えて記事にしてみる。

デザイナーとして経営者の視点を持つことは個人的にはとても大切だと思っている。
記事に書かれている、デザイナーから経営者になるためにやってきた5つのこともデザイナーとしてはどれも外せない要素だと感じる。

1、自分の仕事を言語化する
2、人に頼る
3、組織をデザインする
4、やらないことを決める
5、経営者としての自覚を持つ

https://note.com/taqno/n/n3412d0462a45

1、自分の仕事を言語化する

自信が現役のデザイナーであっても、他職種の同じプロジェクトの人にやっている事の意図を知ってもらう事や、同職種の後輩に対してデザイナーの仕事の内容を理解してもらう事にも使える。
また、ある程度の大きなデザイン組織のある企業だと、他部門のデザイナーに対して知見を共有することができ、企業自体のデザインスキルを向上させるだけでなく、自身を1人のデザイナーとして認知してもらうこともでき、メリットがある。

2、人に頼る

デザイナーでも人に頼るスキルはとても大切。
ある程度自分で解決する必要はあるけれども、人に頼る事によってタスクを早く終わらせることができたり、自身の知見を増やすことができるメリットもある。また、頼られる人も悪い気はしないだろう。
1人で抱えて多く残業したり、プロジェクト自体が遅延する前に周りの人に頼る事によって最悪の事態を避けることができる。
ただ、相手の時間を使うため相手への配慮は最大限する必要があるため、人に頼ることができるというのは、相手へ配慮ができるスキルと言えるのかもしれない。

3、組織をデザインする

デザイナーの目指す先は色々とあるので、人によっては必要にはならないスキルかもしれないが、大きなプロジェクトやデザイナーの育成環境や働きやすさを考えてアクションする立場になった場合、組織の今やこれからの在り方を想像して目指していく必要がある。
果たしてデザイナーが働きやすい環境なのか、成長できる環境なのか、評価される風土はできているのかなど、これから組織を大きく長く続けていく上においてこの考えが大切になってくる。

4、やらないことを決める

デザイン自体答えのない物なので、何時間でもコストをかけることができるし、もちろんその分さらに良くなっていくが、どこに重きを置いてデザインするかが重要になってくる。
どの案件にも締め切りがあるためその中でいかに自分らしいクオリティの高いアウトプットが出せるかが大切になってくるからだ。
デザイナーとして何を一番大切にしたいか、ある意味やることを決めるとやらないことが決まるのかもしれない。

5、経営者としての自覚を持つ

デザイナーとして案件に入ると、自分の作業をしているうちに視野がどんどん狭くなって、結果プロジェクトが目指していたものとズレてしまうことも出てくる。
そうならないように、できる限り俯瞰して自分の仕事やプロジェクトを見るようにすることが大切。
経営者としてこのプロジェクトはどう考えているのだろうか、デザインに対してはどう考えているのだろうか、できるだけ視座を高く持ち、自身の作ったものに対して問いかけをするのが大切だと思う。

最後に

デザイナーやデザインという言葉が広義になっている現代において、手を動かしてものを生み出せるデザイナーが経営視点を身につけて、経営者の言葉で会話できるかというのが大切な時代になってきたのだと日々感じている。
デザイン経営という言葉が流行り、経営者自信にデザインという言葉が身近になってきている現代だからこそ、デザイナーからも経営者に対してアプローチすべき時なのではないだろうか。


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