夏だ！レモンだ！唐揚げだ！

2021年8月2日 10:45

ーおめかしした酢豚って感じー

日曜日の夕暮れどき。

少し早く予定が終わった私は日暮里駅から根津の方面にある街中華を目指して歩いていた。

徒歩で数十分のそこそこ遠いお店。

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途中で徳川慶喜のお墓を見つけたり、なんかのドラマのロケに遭遇したり、アーモンドクロワッサンがおいしそうなパン屋さんを見つけたり。

いろんなものに出会ったということは、それだけたくさん歩いたということだろう。

やっとのことで辿り着いたお店は街中華のイメージとは全く異なるきれいさで、入りやすかった。

どの席に座っても紫色のカーネーションが2輪、花瓶に挿さっていた。

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この日の私は「若鶏の唐揚げのレモンソース和え」を頼むと決めていたため、あんまりメニューを見ずに注文した。

その後でメニューをじっくり読む。

このお店、品数が豊富でメニューひとつひとつに番号が振られているんだけど、私の頼んだレモンソースの唐揚げはちょうど100番だった。

セットのスープと小ライスとともに登場。

一口食べればわかるレモンの甘酸っぱい爽やかさ。

ソースがレモンなだけじゃなく、上にのっているのもレモンの皮の千切り。

(と思いきやたまに生姜の千切りも混ざってたりするけど。)

なんとなく、レモンと唐揚げの立場が逆転している感じ。

レモンの立場が圧倒的に上だ。

どことなく酢豚っぽくもあって、でも酢豚よりも酸味に品があるから、「アイアムおしゃれな酢豚です」って感じを醸し出していたりもする。

でもってレモンの薄切りを食べた暁には、「すっぱ！！！」という微塵も優しさを感じさせない酸味が待ち受けている。

(レモンに優しさを求めてはいけない。みかんもキウイも最近は甘いものが増えているけれど、レモンだけはそう簡単にいかないようだ。)

唐揚げにレモンを搾るのは居酒屋とかでよくある光景だ。

ちなみに私は小学生の頃、「飲み会でみんなの唐揚げにレモンを搾るのはNG」というルールがあることを知った。

（AKBの地下ネタ）

でもここの唐揚げには最初から思いっきりレモンがかけられている。

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みんなで行くと、唐揚げにレモンなんてかけられない。

でもここなら大丈夫。

「女の子はレモンが好き」っていうオトメ心をわかっているお店の方からの愛を十分に感じながら、唐揚げレモンを思いっきり楽しめるんだ。

レモン好きの自分のためだけに、レモンを思う存分味わい尽くそう。

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今日のお店　「中華料理オトメ」

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