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「酢豚にパイナップルあり派」は行かなきゃいけないお店

ー 「カレーライスにレーズンあり派」とかもね。 ー


ここは日本のカフェブームの立役者とも言われているお店。

駒沢オリンピック公園近くにある「バワリーキッチン」


細かい歴史のことはよくわからないけど、一度行ってみたいと思っていた。


駅から2~30分歩いてやっとのことで到着するような辺鄙な場所にあるけど、めちゃくちゃ賑わっていた。


(オーナーさんは昔お店を出す前に都市計画に関わっていた人らしい。どうりでこの謎立地?こういうセンスいいな。)


お昼どき、少し並んで席に案内される。


カフェといってもごはんで利用する人がほとんどだと思う。


だってこのお店、ごはんメニューがめちゃくちゃあるから。


オムライスとかパスタとか。


でもそれだけじゃなくて、


刺身があったり、ピザがあったりもする。


こういうバラエティ豊かなメニューを見ていると、迷子になった感覚に陥るときがある。


なんとなくメニューに系統があれば、自分のその時の気分と照らし合わせて、「今日はパスタの気分だからパスタの欄を見よう〜、よし、トマトソースにしよう!」とかできるけど、あまりにもジャンルが多いと困る。


しかもそれがどれも魅力的だったりすると一番大変。


「私が今一番食べたいものは何ーー!!!」

と自分の心の奥まで届く声で叫ばなくてはならないから。


このお店はそういう感じのお店。


・・・


数人で行っていたからとりあえず「大納言マスカルポーネのフライドポテト」を頼んだ。




ぐわ〜〜かわいい。


山盛りの皮つきポテトと、ぼてって感じに落とされている大納言マスカルポーネ。


(ポテッとって言いかけてやめた。危ない橋は渡らないんだ。)


ポテトの塩気と大納言マスカルポーネの控えめな甘さがいうまでもなく相性いい。



・・・


次に注文していたメインがやってきた。


「グリルチキンとゴルゴンゾーラ」



さっきまでのかわいい感じはどこに行ったんだ!ってくらいのゴツさ。


大きいし、骨ばっている、、。


食べたらすぐに体内で代謝されて筋肉になりそうな見た目。


フォークとナイフを握りしめたその時だった。


ん??


今なんか光った?


よーく目を凝らしてみると、、


(再喝)


うわあ!パイナップルがいる!!!


(よく見なくてもわかるだろって?)


そこにいたのは黄金に輝くパイナップル様たちだった。


お肉を切って少しずつ食べていく。


するとお肉の下にもパイナップルがわんさか隠れているではないか、、!


(まるで茂みの中の大きい石をどかしたら見つかるダンゴムシの大群みたいな。)


グリルチキンだけでも絶対おいしいのに、そこにゴルゴンゾーラチーズがかかっていてうま味がぎゅわぎゅわしている。


さらにパイナップルときたか!


甘味とちょっとだけ酸味がプラスされた。


これがおいしさの足し算というやつなのね。



おいしいものにおいしいものを足したらおいしくなるに決まっているのに、なんでそんな簡単なことに今まで気づけなかったんだろう。


・・・


友だちは「栗とゴルゴンゾーラのペンネ」を頼んでいた。


写真はないけど食べたらびっくり。


こっちもとんでもなくおいしい。


そしてそのおいしさの根幹にあるのは紛れもなく栗!!


ゴルゴンゾーラの塩気とうま味に栗のほくほくな甘味がマッチしていた。


・・・


余談だけど食後のデザートにはバナナがキャラメリゼされたタルトも食べた。

(てかバナナの薄切りうますぎない??)


・・・


ここまで食べてぼーっとしていたところで気づいた。


このお店、甘いごはんもの好きすぎでは??


(もちろん甘くないものもたくさんあるけど!)


パイナップルがのってる酢豚とか、レーズンがのってるカレーライスとか、ハチミツをかけるピザとか、紅芋の天ぷらとか、甘いおかずが大好きな私。

おそらくこのお店との相性がめちゃくちゃいい。

(そういう人って実は結構いると思うんだけど、どうだろう?)


甘いごはんの世界ってもっと広げていける気がするんだけどなあ〜〜


今のところ反対派の声が強すぎてあんまり発展しきれていない気がする。


もっと声出していこっと〜〜。


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