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金沢散策③|気になる建築を巡った1.5km

続きを書こうと思って早2週間💦
記憶が薄らぐ前に書こうと思います🤗

9月30日、10月1日で巡った金沢
これまでの2記事はまだ1日目のみ

今回は散策2日目の朝からです🌱

近江町市場近くでモーニング

宿泊したホテル周辺で
モーニングがありレトロな喫茶
というのはいつものこだわりです🤗

いくつかありましたが今回は
近江町市場近くの店へ行きました
店の正面が市場のパーキング口でした

メニューは2種類

どっちにしよかなと迷いながら
入店し席に座るもまだ迷う・・

店内は思ったより広い👍

結局ハムエッグのBセットにしました
量的には同じくらいやったけど
ゆで卵は前日食べてたってのが決め手😙

モーニングBセット|¥420

トーストの盛り付けが斬新✨
最初はトーストだけ食べましたが
最後はハムエッグを乗せて食べる♪
これができるんもハムエッグの良いとこやな😆

店名:喫茶 Hide&Seek
場所:石川県金沢市十間町24
営業時間:8:00〜19:30(土日は〜18:00)
定休日:無し

気になる建築物を巡る

モーニング食べ終わりは9時過ぎ
この日は前日に続き気になる建築を
時間の許す限り巡ってみることに♪

金沢で建築といえば21世紀美術館
3大スポットとしてガイドブックにも
大きく掲載されもちろん行く価値はある👍

ただ人が多い😓
21世紀美術館は過去に何度か
訪問したことあったので今回はパスし
初めてスポットに行ってみました🙌

町民文化館

まず向かったのは喫茶から徒歩5分
明治40年に金澤貯蓄銀行として
建てられた町民文化館です

こちらの建物を知ったきっかけは
前日に訪問した金沢建築館での企画展
(木で創る|11月27日まで開催中)
防火のための瓦や土蔵造の建物を
間近で見てみたいと思っての訪問でした

道路挟んだ向かい側から

主体構造:木造平屋建て
建築面積:204.09㎡
塗籠ぬりごめ土蔵造り黒漆喰しっくい仕上げで腰壁は赤戸室石とむろいし(※)を使用。瓦葺主屋は入母屋いりもや造り、棟の両端にしゃち一対を建て、1段下げて前後に大きなひさしを下ろして下屋げやとしている。

戸室石:金沢市東部の医王山いおうぜんや戸室山で採れる石

現地の説明
出入口
外観|上が黒漆喰、下が赤戸室石
屋根|鯱と棟瓦に【貯】の文字

外観を一通り鑑賞したとこで
ようやく中に入ります🤗

銀行の名残を残す窓口

内部の意匠は洋風にまとめられており、フルーティング(溝掘り)を施した付け柱、扉上のペディメント(切妻屋根の三角形部分)、正面中央の大アーチなど、魅力的な空間が広がっている。伝統的な土蔵造りの外観に対し、洋風意匠の内部空間を組み込んだ和洋折衷の銀行建築である。

現地の説明
旧執務室

説明では柱や扉に触れてたけど
見上げると天井も素晴らしい✨
現代って天井を平らにしがちやけど
昔の建物は天井までも凝った造り👍

中央の部屋以外も違ってて
どれも美しい天井でした👍

地下の金庫

平屋建てですが地下はあり
分厚い扉の金庫にも入れました

金庫室は2012年からの公開で
内部は銀行の歴史などの展示でした

外観、内部、地下室などを30分ほど
じっくり鑑賞して大満足でした👍

名称:町民文化館
場所:石川県金沢市尾張町1-11-8
営業時間:9:00〜17:00
定休日:平日、年末年始
料金:無料

柳宗理記念デザイン研究所

次に訪問したのは
町民文化館と同じ通りに面する
柳宗理の作品を展示する施設

金沢美術工芸大学の付属施設ですが
関係者以外でも見学可能でした

宗理そうりは戦後日本を代表するデザイナーです。工業デザインにフォルムの美しさを実現し、量産品のあるべき姿を導こうとし、今も多くの人々をひきつけています。ここでは柳宗理のデザインを伝えるべく日常生活に息づくデザイン製品をご覧いただけます。今に生きる柳デザインの真髄を感じとってください。

現地の説明

展示室には柳宗理の年表や
昔から使われてきた道具に対する
柳の眼で感じた想いの展示があり
最も広いエリアに柳デザインの品々が
住宅展示場のように展示されてます

ただし、製品の名前や用途
デザインのこだわりなどの説明は
一切書かれてませんでした
以下はその理由

余計な知識や先入観なしに、無心にモノと向き合って自らの眼で素直に美を感じ取っていただくことを大切にしています。

現地の説明

てことで以下、展示室内の写真
個人的に感じたことは書かずに
貼り付けてみます😙

写真と現地でモノ見るとでは
違った印象になるかもですが・・
生で見たい場合はぜひ現地へ

以前は触れることもできたようですが
現在は見るだけに限られてます

展示は家具や調理道具ですが
橋やトンネル、防音壁なども
デザインされてたらしいです👍

バタフライスツール

1956年に発表されたバタフライスツール
ミラノトリエンナーレで金賞を受賞し
その後、国際的に活動するようになったそう

こちらの椅子は
ニューヨーク近代美術館や
ルーブル美術館にも収蔵される作品
シンプルやけど滑らかな曲線が美しい👍
一つあるだけで部屋がおしゃれになりそう😙

名称:柳宗理記念デザイン研究所
場所:石川県金沢市尾張町2-12-1
営業時間:9:30〜17:00
定休日:月曜
料金:無料

気になる建物と石碑

次の目的地へ向かう途中
気になるものがいくつも・・
写真だけ撮って後で調べたので
ついでに紹介します🤗

旧三田商店(1930年)
交差点に面する部分を曲線で処理し、スクラッチタイルを貼る外観は質素であるが、正面の出入口に様式建築の装飾を集中させる点は特徴的である。

文化遺産オンライン

■石川県里程元標
里程元標りていげんぴょうとは明治6年(1873)に、明治政府により、各府県から各地への距離を測定するための起点として建てられたものです。大正時代に刊行された『稿本金沢市史』では、この起点から大阪までの距離を78里27町(約309㎞)としています。

いいじ金沢

古い石碑やなとしか思ってなかったけど
想像できない役割でした🤗
その横にはガス燈の記もあり
明治時代、金沢で最初にガスが
供給された場所でもあるそうです

旧住宅棟
旧医院棟

■旧田上医院(1932)
金沢市指定保存文化財

寺島蔵人邸跡

築90年の昭和初期建築ですが
外壁の一部にタイルを使用したり
曲線の装飾を使ってたりモダンな外観
内部は公開されてないのが残念ですが
公開されることあれば見てみたい建物

そしてやっと目的の場所です🤗
距離的にはそんなにないのに
気になるもの多くて時間かかりました💦

寺島蔵人くらんど(1777〜1837)は、十二代藩主前田斉広なりながのもと、藩の農政、財政の方面で手腕を発揮した。書画工芸にも造詣ぞうけいが深く、寺島応養おうようと号し多くの作品を遺した。

現地の説明

こちらを訪れたのは道すがら
ってのも理由ですが・・
武家屋敷というもに入ることが
これまでなかったなと思ったから🤗
要は興味本位ってやつです

寺島邸の塀

寺島邸のある大手町は金沢城の
大手門跡から東北東に約230mに位置し
江戸時代は同規模の武家屋敷が並ぶ
中級武士の居住地だったそうです

高い塀は当時と同じなのかな・・
そんな想像するのも面白い🤗

当時はもっと広かったようですが
現在では1,179㎡の敷地内に
家屋、土蔵、庭園が残ってて
家屋の1階と庭園が見学できました🌱

13畳の和室

広い和室の奥に庭園が見える
時間があればのんびり眺めてたい景色

床の間も畳敷き
和室の隣は茶室(立入禁止)
縁側と土間

サンダルに履き替えて東側の庭に出る
この日は汗ばむ陽気やったけど
庭はひんやり気持ちよかった♪

家屋の北側と東側には池泉回遊式ちせんかいゆうしきの庭園が広がり、池は水のない枯池で、庭園の名称「乾泉」の由来となっています。庭内に配置された飛石や石橋などは地元の戸室石や滝坂石(犀川の上流で採れる石)を用いています。

現地の説明
家屋2階部分と青紅葉

家屋2階の8畳間は蔵人の画室
「白雲深処」と伝えられますが
現在は安全上見学できないようです

木の手摺が良い雰囲気の2階
あそこから庭を見下ろしたら
素晴らしい絶景が見えて
創作意欲が増すんやろな🎨

1808年寺島邸を訪れた
浦上玉堂うらかみぎょくどうが琴を弾いたと
伝わる4畳の和室

狭い部屋やけど開口部が多く
天井が一部高くなってるのも特徴的
現代の住宅やと書斎スペースかな✏️

和室北側の廊下で展示室へ
廊下に面する北側の庭
トイレの窓

トイレの設備は現代的ですが
模様の入ったガラスがレトロで
良い雰囲気でした

寺島蔵人邸の間取図(上が北)

見学できたのは緑色部分
13畳半和室の北4畳と南5畳は
入れないが見るのはできました

展示室には蔵人の作品や
伝来の所蔵品などが展示されてましたが
個人的には建物の方が興味あったので
さらっと流しました😓

名称:武家屋敷 寺島蔵人邸
場所:石川県金沢市大手町10-3
営業時間:9:3017:00
定休日:火曜、年末年始
料金:310円

ここに来て初めての見学料✨
前の2ヶ所が無料ってのが
ありがたすぎなので
そろそろ払いますよと💴

受付に310円を置いたところ・・
担当の方から予期せぬ申し出が

こちらの17施設に行く予定あれば
共通券観覧券がお得ですよ🤗

なんと金沢市内にある
17箇所の文化施設が利用可能な
共通観覧券なるものが存在すると✨
しかも1日券が520円で
一部施設を除き鑑賞料310円のため
2箇所行けば元が取れるという優しさ🙌

見せてくれた施設を確認したら
この後に行こうと狙ってた場所が
あったため共通鑑賞券を購入しました👍

1日券のほか3日券、1年券もあり
長期滞在や住んでたら絶対お得‼️
金沢って文化施設多いって思ってたけど
芸術、文化を楽しむことにも協力的で
芸術や建築好きにとっては最高な街かも🌱

今回は時間の都合で多く行けんけど
次行く機会あれば共通券を利用して
文化施設巡りまくりたいな😙

ホテルを出発してここまで
徒歩で移動してきましたが
次の目的地までは遠いため
シェアサイクルまちのりを利用

🚴‍♂️💨

金沢散策、今回で完結予定やったけど
予想以上に長くなったのと
次に行く場所はじっくり書きたいので
続きはこちら🤗

■この記事で巡ったスポット

緑線:徒歩

長々と書いてきましたが
ホテルから寺島蔵人邸までは
およそ1.5kmしかありませんでした😙
こんな狭い範囲に名所がたくさんある街
それが金沢の魅力やと感じます👍

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