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芸術鑑賞|超コレクション展を観て

土曜日、今月2日に開館したばかりの
大阪中之島美術館の開館記念展覧会
超コレクション展 99のものがたり
を鑑賞してきました😁

中之島美術館の外観

真っ黒な四角い外観は
シンプルながら存在感抜群で
工事中から気になってたので
建物に入るというだけでワクワク♪

今回は展覧会目的やったけど
建築物的にも魅力的で
鑑賞前と鑑賞後に散策して
個人的にお気に入りスポットを
見つけたりしました😆

建築については別記事で書いてます
興味ある方は見てみてください

この記事では展覧会のことだけ書きます✨

超コレクション展 99のものがたり
場所:大阪中之島美術館
会期:2022.2.2〜3.21
鑑賞料:一般1,500円(高大生1,100円)
 日時指定事前予約優先制

1983年に構想が発表されてから約40年。大阪中之島美術館のオープニングとなる本展では、これまでに収蔵した6000点を超えるコレクションから約400点の代表的な作品を選び一堂に公開します。
本展では、コレクションに親しみを持っていただけるよう、作品にまつわる99のものがたりもあわせて紹介。「99」は未完成であることを意味しており、皆さんの100個目のものがたりで展覧会は完成します。(概要一部抜粋)

大阪中之島美術館

展覧会は3つの章に分かれてて
それぞれ作品の時代背景とか
この美術館に収容されるまでの
経緯とかが違ってて面白く感じた

第1章|Hello! Super Collectors
コレクション形成時の源を紹介
第2章|Hello! Super Stars
代表的な近代・現代美術作品を紹介
第3章|Hello! Super Visions
デザイン作品を中心に紹介

鑑賞前

チケットは時間指定予約したので
現地ではチケット売場をパスして
そのまま受付の列に並び
消毒、検温をすませた後に
長い長いエスカレータに乗り
2階から4階の展示室へと向かう

エスカレーターを降りて
見下ろしたのがトップ写真
見えるのは1階と2階で
開放的すぎて足がすくむ😓

展示室入口には音声ガイドもあったが
こちらも前日までに取得済み👍

聴く美術というアプリを取得し
アプリ内で該当する展示の
音声ガイドを購入しておけば
会期中いつでもどこでも視聴可能
っていう便利なやつです☝️

現地の音声ガイドやと
フィットしにくいヘッドホンと
大きな再生機器を持つ必要あるが
アプリだとスマホと自前イヤホンなので
その辺も楽やなって思います😆

ものがたりと共に鑑賞する

展示品は撮影禁止でしたが
一部の作品で撮影ができたので
その中で個人的にいいなって思ったもの
物語とともに紹介させてもらいます

■郵便配達夫

作者:佐伯祐三
作品名:郵便配達夫
制作年:1928年(昭和3年)
佐伯祐三が亡くなる約4ヵ月前に描いたもので、絶筆に近い作品と考えられています。雨中での写生がたたって体調が悪化した佐伯は、ある日郵便を届けにきた白ひげの配達夫に創作意欲を搔き立てられ、モデルを依頼してアトリエで一気に描き上げました。直線的なフォルムにデフォルメされた配達夫は斜めに傾き、タバコを手に眼を見開いたまま凝固します。かすれた素早い筆跡に、燃え尽きようとする最後の生命力を感じずにはいられません。

大阪中之島美術館 99のものがたり

■複雑なる想像

作者:花和銀吾
作品名:複雑なる想像
制作年:1938年(昭和13年)
本作品では、半裸の女性の写真に機械の写真をはめ込んだり、ゴムや金属の歯車を貼り付けたり、さらにそれをボードに貼り付けたりと、コラージュやアッサンブラージュの手法を用いています。これは当時のドイツをはじめ欧米で新しい美術潮流となっていたダダイズムを連想させます。花和の作品は現存するものが少なく、現在確認されているのはこの作品を含め2点のみ。

ダダイズム:既成の秩序や常識に対する、否定、攻撃、破壊といった思想

大阪中之島美術館 99のものがたり

■レディ・メイドの花束

作者:ルネ・マグリット
作品名:レディ・メイドの花束
制作年:1957年(昭和32年)
背広姿の大きな男性の背中に貼りつけられた、花模様の衣装を着た小さな女性。どこかで見たことがあるような(ヒント:ルネサンス期の名作)、という「既視感」をかき立てるところで、「レディ・メイド」(既製品)という題名に結びつきます。ベルギー出身のマグリットは、シュルレアリスム(超現実主義)の作家として国際的に活躍し、謎や矛盾に満ちた世界を明るい画面に描きました。現実と非現実の境界をさまよわせる作品に、見る人は心地よくだまされてしまいます。

大阪中之島美術館 99のものがたり

■アームチェア

作者:コロマン・モーザー
作品名:アームチェア
制作年:1903年(明治36年)
正方形を基本モチーフとしていますが、実は円も家具の中に隠されています。写真では確認できないので、ぜひ会場で観ていただきたいのですが、肘掛と座面の接合部の断面が半円形をしているのです。正方形、円を基本モチーフとしたウィーン工房を代表するとともに、次の機械時代のデザインを予見させる歴史的意義の高いものです。1903年の第18回ウィーン分離派展に4脚設置され、その後、ヨーゼフ・ホフマンが建築を手がけた1904年に竣工したプスカーフドルフ・サナトリム用に製造されました。

大阪中之島美術館 99のものがたり

■ピンクバルーン

写真無し
作者と作品名を調べたら
画像が出てくると思います🎈

作者:福岡道雄
作品名:ピンクバルーン
制作年:1967–68年
廃品を利用した棒状のオブジェが林立する《なにもすることがない》を経て、「立つことも、倒れることもいやならば地面から足を離して、放棄して、空中へ舞い上がらねば」という仮説のもと福岡が制作したのが、《ピンクバルーン》シリーズです。大小さまざまなピンク色の風船が、頼りなげに宙に浮かびます。人工的な色とあいまって、“飛翔”という肯定的なものよりも、中身の抜けてしまったシニカルな“浮遊”にも見えます。

大阪中之島美術館 99のものがたり

こちらの作品、制作に至る経緯も
面白いなと感じたんですが
音声ガイドで語られた
作者の意図が心に響いたので
紹介させてもらいます

彫刻というと台座にのった重量のあるオブジェを想像しますが、ここでは宙吊りにして台座から解放しました。一見ポップな作品ですが、一度風が吹けば飛んで消えてしまう風船はどこか頼りない存在にも見えませんか?

福岡はこう言っています。『(風船は)空中でもうダメになっても、地上に舞い戻る事も出来ないし、だからと言ってもっともっと高く舞い上がる事も出来ないでいる毎日の僕たちなのだ。しかしその中途半端な状態でいるあまり高くないところの僕たちは、そこで笑う事もできるし、涙を流す事もできるし、叫ぶ事もできる。

99のものがたり 音声ガイド

鑑賞を終えて

タイムスケジュール
09:50|美術館へ入館
10:00|展示フロアに到着
10:10|4階の鑑賞開始
12:00|4階の鑑賞完了
 ホールの椅子で休憩
12:20|5階の鑑賞開始
14:30|5階の鑑賞完了
 休憩含めて4時間30分を要す

たぶん同じ時間で入った人は
とっくに鑑賞終わってたと思います😆

友人誘って鑑賞するという
スタイルも良いとは思うけど
それぞれ興味持つとこ違うし
観るペースも違うのは当然のこと
待つ方も待たせる方も気を遣って
ゆっくり観ることができないなら
1人鑑賞が一番やと個人的には思う

自分が興味を持ち鑑賞するなら
なおさら時間を気にせず
作品の世界に没頭したい!!
なので今回も1人で鑑賞しました♪

結論から言うと最高の時間でした✨
イヤホンで音声ガイドを聴きながら
鑑賞することができたのも良かった

作品が制作された時代や場所を
想像しながら観てると作品の世界に
入り込んだような気分になり
海外旅行と時空旅行をした感覚になる

可能ならもう一度鑑賞しに行きたいくらい
最高な企画展やったなと思います
1500円でその体験できるんは安い👍

会期は来月21日までであと1ヶ月あるので
興味のある方はぜひ行ってみてください

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