見出し画像

建築物として美術館を鑑賞してみた

昨日書いた企画展のために訪れた
大阪中之島美術館は建築物としても
魅力的だったので今回は短時間ですが
気になる場所を観てまわりました✨

結論から言うと再訪したい‼️
次は建築物鑑賞をメインに😆

再訪したい理由としては
建築物の予習不足だった
誰の設計でコンセプトは・・など
帰ってきてから調べたら
資料がしっかりありました

予習できてれば
見る場所や角度違ってたな😔

もう一つの理由としては
いいカメラで撮りたかった
雨やし企画展メインで
荷物少なめで行ったため
今回はiPhone7カメラのみ・・

次回は一眼持参で乗り込みます💪


それなら書くの次回でも良いかも
とも悩んだんですが
予習なしで見てここ良い!!
って思ったとこは予習してっても
結局、良いって思うはずなので
後から入手したコンセプトと共に
紹介していこうと思います😆

建物外観と外まわり

黒い外壁

まず目に飛び込んできたのは
真っ黒な四角い外観の建物
派手でもなく奇抜でもないが
存在感がすごくある外観やと感じました

外壁を黒くした理由①
この美術館が都市の中で埋もれないようにとの配慮で、他のあらゆる色を受け入れ吸収する包容力のある黒を選びました。黒に「したかった」のではなく、黒で「あるべき」だと思ったのです。
外壁を黒くした理由②
パッサージュを際立たせるためです。美術館が人々でにぎわう様子を、パッサージュに灯る「光の形」で見せたいと考えていたので、黒はその背景として最適な色でした。

大阪中之島美術館

オープンスペース

南側エントランス
北側アートスペース(2階デッキ)

大阪市の中心部にある立地ですが
敷地に対して建物は小さく
それ以外は緑化され公園のような場所
そこに大きなアート作品も展示されてました

コンセプト
5層の建物は約60m角のコンパクトな直方体として敷地の中央に配置し、周辺に広いオープンペース「アートデッキ」をつくります。周辺から圧迫感のない配置計画とします。
デッキは周辺の高低差や人の流れを統合し敷地の全方位と接続します。デッキ上は緑化を行い、都市のオアシス空間として来館者に限らず市民の休憩、滞在スペースとします。

設計競技案

まだ完成したてでこの季節なので
木々が寂しい感じですが
春以降に来ればまた雰囲気違うかも♪
再訪は新緑の季節にします🌱

内部空間

パッサージュをスパインとする

南北に貫く通路(1階)
上下に貫く吹抜け(1階から屋上まで)

美術館内部に入って一番印象的なのは
建物を縦横に貫通する空間が多いこと
各フロアごとの通路に加えて
1階から屋上に貫く吹抜けなど
どこにいても開放的な空間に出会う

見上げたり見下ろしたりするのが楽しく
少し場所が違えば違う風景が見える
外壁に面した開口からは
今まで見たことない角度からの
街を眺められるのも楽しかった🤗

5階の空間

コンセプト
パッサージュを美術館のスパイン(背骨)とする。エントランスホール、屋外空間、ホワイエ、展示ホールも全てパッサージュの一部であると考え、誰もが気軽に訪れ、学び、くつろぎ、楽しみ、発信し触発される都市のような美術館を提案します。
パッサージュとは屋内にあって広場のように人々が自由に行き交う空間のことで、市民が気軽に美術と触れ合える、開かれた美術館となるようにと、公募型設計競技(コンペ)でも重要な設計要件とされた空間です。

設計競技案・大阪中之島美術館

展望台としてのパッサージュ

下の画像は4階、5階のフロアマップ
現地で撮った写真に色を付けました
青い部分がパッサージュと呼ばれる
建物を切り欠いた空間です

右が北

コンセプト
4〜5階のパッサージュは東西南北方向に十字に抜けており、各展示室をまわると同時に、展望台として都市(中之島)を俯瞰する場とします。

設計競技案
正面に関電ビル(4階東側)
堂島川とほたるまち(5階北側)
4階西側にはヤノベケンジ作品

アトラクション的エスカレーター

建物の外側に向けての開口も
景色が見える点では印象的でしたが
やっぱり5フロアの吹抜け空間が
一番インパクトが強かった

そしてその空間を移動するための
エスカレーターの存在感
ただ上の階に移動するのではなく
アトラクションに乗る感覚に近い👍

エスカレーター乗って
写真撮りたくなるのって久々でした♪
この感じは梅田スカイビル以来かも😆
そして結構みんなスマホ構えてたので
気持ち的には一緒やったんやろな✨

2階から4階へ移動中

縦横に切り欠かれた空間から
光が差し込む吹抜けを
エスカレーターで移動するという
ワクワクする時間でした😆

横の切り欠きから眺めるエスカレーター

グレーの壁に黒いエスカレーター
ってとこも印象深くなる要因かも
そしていろんな方向に掛けられてるのも
面白い空間になってる気がする
上りは右下から左上
下りは中上から右下

2階から眺める吹抜けとエスカレーター

4階から眺める吹抜けと
2階から見上げる吹抜けは
また違った風景に見えてくる

その他、お気に入り

1階の階段下から

1階の階段下から・・
蹴込み部分に照明があり
半透明な蹴込み板を通して
下階に見えてるのが綺麗でした✨

1階パッサージュから見た
2階のチケットカウンターが
浮いてる感じに見えるのが👍
建物の外観と同じく
立方体になってるんもなんか良い

上から見下ろすと浮き感はない・・

夜の美術館

企画展見終わったんは15時頃ですが
遅めの昼食後に隣接する美術館で
別の展示を鑑賞して気付けば19時
せっかくなら夜の美術館も見てみよう♪

と意気揚々と向かったんですが
しっかり雨が降っててあまり撮れず
やっぱり再訪するしかないみたいです😂

美術館南側

美術館の建物は夜になり
さらに黒さを増した感じですが
オープンスペースは灯りに包まれて
階段や柵までもが作品のようでした

北側のアートデッキ

作品がライトアップされ
周囲の夜景とも不思議と
一体感がありました😆
じっくり鑑賞したいとこですが
雨と寒さで早々に退散・・

北側1階駐車場

1、2階の軽快な外観と
3階以上の黒い外観
コンセプトの中に建物の浮遊感とか
鳥かごのような構造とか
書いてたんはそういうことなんかな
まだ全部読めてないので
ちゃんと読み込んで次回に備えます😁


👇参考にさせてもらったページ

大阪中之島美術館設計者で
建築家の遠藤克彦さん、
設計主幹の外﨑晃洋さんのお話です。


大阪市のHPで(仮称)大阪新美術館【現:大阪中之島美術館】の設計競技の講評や設計競技案などが公開されてます。採用された遠藤克彦案や、その他の案も見れるので興味ある方は見てみてください👍


最後まで読んでいただきありがとうございます。 旅先で見たもの、感じたこと、ふとした思いつき、気になることを投稿し毎日更新3年目。よければスキ、フォローしていただけたら嬉しいです♪