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描いてもらった人たちのこと

自作PCを新調するにあたり、“捨てるほど古くはないが、売れるほどには新しくない”くらいのパーツがけっこう余った。せっかくなので、余ったパーツでもう1台PCを組んで、デスクトップPCを持っていなかった身内に譲ることにした。 ただ、OSを買って、SSDはさすがに新品にして、デザインとかもやるからメモリは増強して……とやっていったら、とても無償であげるとは言いたくないくらいの追加出費が発生してしまった。だからといって、身内から金銭で精算するのもなんだか気が進まなかったので、お金をも

    • 【緊急】Bリーグのチーム別通算来場者数を調べてみたら大変なことが……

      (ヘッダーはBリーグ公式サイトから) 2月10日に、琉球ゴールデンキングスの通算来場者数が、Bリーグ発足以降で100万人を突破した、というニュースがありました。開幕から7年4か月での達成は最速になるとのこと。 このニュースを見て気になったのが、他のチームの通算来場者数はどうなっているのか? ということ。Webスクレイピングの復習がてら調べてみたら、大変な事実が判明しましたのでシェアします。 集計基準こうした集計を取るときに重要なのが、対象となる試合は何なのか、ということ

      • 大阪のバスケ・岩手のサッカー・広島の野球

        12月24日。M-1グランプリの日に、Bリーグ・大阪エヴェッサがホームゲームを開催していた。M-1は18:30放送開始なのに対して、エヴェッサは18:05試合開始。完全に真裏になる。 「これひょっとしていつもより観客減るんじゃないの? だって大阪だし」というクソ偏見のつもりで観客動員数を調べてみたら、マジで減っていたから笑ってしまった。 Bリーグは土日連戦の場合、基本的には日曜日のほうが観客動員数が多い。今期のエヴェッサも例に漏れず、週末にホームゲームを開催したすべての節で

        • 見知らぬジャンルの美少女キャラクターにハマりたい(公営競技とスポーツチーム編)

          (※2022/01 個人ブログ公開分に加筆修正) 令和も何年目かになったいま、「美少女(あるいは美少年)キャラクター」という言い回しを使うことに対して、正直、若干の引っ掛かりはあります。ただ、こうしたキャラクターの総称として適当な表現がないので、いったんこう呼ぶことを許してください。たぶん最も芯を食った言葉は「萌えキャラ」なんですけど、その言葉はいくらなんでも、いま使うには抵抗がありすぎるので。 はじめに「HAKOMEN」をご存じでしょうか。彼らは中空土偶の力で現代に甦っ

        描いてもらった人たちのこと

          そして、100円ショップのアイドル「スマプロ!」は、

          その告知は突然やってきました。 100円ショップから生まれた異色のアイドルグループ「スマプロ!」(以下スマプロ)の活動休止のお知らせ。2019年秋にカレンダーを発売してから、およそ2年と数か月のことでした。 それは想像だにしなかった結末……では、決してなかったかもしれません。それまでの数か月を備に追いかけていたスマイルプリンセス(※)の中には、そうなる未来が訪れることを予見できた人も、いたように思います。しかしそれでも、タイムラインが阿鼻叫喚に覆われたのは、言うまでもありま

          そして、100円ショップのアイドル「スマプロ!」は、

          ヤマダの折り畳み扇風機のいいところとそうでもないところ

          少し前に話題になっていた、ヤマダデンキの折り畳み扇風機。 話題になった割に誰もレビューとかしていない気がしたので、私こと人柱が、半月程度使ってみてわかった、いいところとそうでもないところをご紹介します。 いいところ折り畳める この扇風機最大の、そしてひょっとしたら唯一のストロングポイント。支柱部分を伸縮させてたたむことで、抱える程度のサイズまで小さくして保管することができる。 扇風機の効果は十分すぎるほど分かっていても、シーズンオフのあまりの存在感の大きさから、購入に

          ヤマダの折り畳み扇風機のいいところとそうでもないところ

          忘れられたキャラクターとの10年間

          2010年から続けてきた、月刊UTAUオリジナル曲ランキングの更新を終了することにした。動画形式で8年間、ブロマガに移って3年3ヶ月(未公開分含む)。足掛け11年にわたった活動が終わることになる。 オフィシャルな告知は上に書いたことがすべてなので、ここでは個人的な話を書こうと思う。 簡単に言えば、一番の決め手は、2021年のいま、「UTAUオリジナル曲を集計する」というランキングの大前提が、もう成り立たないと感じたことだった。 歌声合成ソフトが少なかった時代には、ざっくり

          忘れられたキャラクターとの10年間

          県内3番手の街だった故郷に、プロスポーツがやってくるということ

          ※5/24: B2優勝に伴い、タイトルを含め一部加筆修正しました。 これは特に出典や根拠資料のある話ではなく、あくまでも私自身の気持ちを整理して掘り下げただけの考察ですということを、あらかじめお断りしておきます。みんながみんなそう考えているわけじゃないんです、きっと。 プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」に所属するチームの一つに、群馬クレインサンダーズ(以下サンダーズ)があります。 その名の通り、群馬県をフランチャイズとして活動しているこのチームは、リーグ発足当初から

          県内3番手の街だった故郷に、プロスポーツがやってくるということ

          100円ショップのアイドル「スマプロ!」は、それから

          ※下記2記事の続きです。 100円ショップから生まれた異色のアイドルグループ「スマプロ!」(以下スマプロ)について、過去2回にわたりnoteで取り上げてきました。おかげさまでどちらも大いに話題になり、その結果、私のnoteの閲覧数の85%がこの2記事で占められるに至りました。ほかの記事の閲覧数といったらどれもこれも吹かなくても勝手に飛んでいくようなもので、ああ一発屋とはこういうものなのか、と思ったりしないでもない。 それに味をしめて……というわけでは決してないのだけど、少

          100円ショップのアイドル「スマプロ!」は、それから

          麻雀の点数申告が変 / 知らないものを知らないもので喩える / AVの独自技術

          きちんとまとめて文章にするほどには考えが煮詰まっていない、Twitterに一度流して終わりにするには惜しい、くらいのことが脳内に溜まってきたので、ときどきここにネタ帳的に掃き出すことにした。 そのうちちゃんと加筆するかもしれないし、しないかもしれない。 ━━━━━━━━━━━━━━━━ 麻雀でアガった時の点数申告に「3900は4200」みたいな表現があるけど、それを聞くたびに「3900=4200じゃないだろう。1=2かよ」と思う。 もちろん理屈は分かっている。麻雀では自分

          麻雀の点数申告が変 / 知らないものを知らないもので喩える / AVの独自技術

          Spotifyでの米津玄師の楽曲表記がおかしい

          8月5日に、米津玄師の楽曲のサブスクリプション配信が解禁された。 そのニュース自体にはいまさら私がコメントすることもないのだけど、気になったのはその楽曲表記。同日リリースの新譜「STRAY SHEEP」の収録曲「Décolleté」の表記が、Spotifyでおかしなことになっていた。 それがこちら。 Decollete (正式名称はDecolleteの1つ目と3つ目の「e」にアキュートアクセント付き) ひどくないですか、これ。 アキュートアクセントとは、アクセント記号の

          Spotifyでの米津玄師の楽曲表記がおかしい

          「まあぼ豆腐のもと」とは何か

          丸美屋の麻婆豆腐の素。麻婆豆腐の素と聞いて多くの人がイメージする、スタンダードなパッケージだと思う。 見慣れきったこのパッケージだが、裏面の原材料の一覧表の中に、見慣れない言葉がある。 品名:まあぼ豆腐のもと 「まあぼ豆腐のもと」。麻婆豆腐の素でも、マーボー豆腐の素でもなく、まあぼ豆腐のもと。パッケージの中でもこの表記が使われているのはここ一ヶ所だけで、他はすべて商品名通り「麻婆豆腐の素」で統一されている。 麻婆豆腐を表す時に「まあぼ」なんて表記は他で見たことがない。

          「まあぼ豆腐のもと」とは何か

          100円ショップのアイドル「スマプロ!」は“まだ”続いている

          ※下記記事の続きです。 1月に書いた「100円ショップのアイドル「スマプロ!」は続いている」が、おかげさまでそこそこ話題になりました。その日はたまたま友人宅でボードゲームを遊ぶ予定があって、 これを書き上げた直後に家を出たのだけど、どんどん増えていくRTが気になって仕方がなくて、遊んでいる間も気がそぞろだった。もっと集中してたらあのカタンだって勝てたんだって。本当だって。 詳しくは前回のテキストを読んでほしいのですが、「スマプロ!」(以下スマプロ)は昨年の秋にデビューした

          100円ショップのアイドル「スマプロ!」は“まだ”続いている

          文アルコラボカバーはタレント本だったんじゃないか

          (2018.08 pplog公開分に加筆修正) 2017年に行われた、新潮文庫とゲーム「文豪とアルケミスト」とのコラボ企画。 ゲーム中に登場する文豪の代表作が、ゲーム中のグラフィックを大きくあしらったスペシャルなカバーで蘇った。 上のURLでは6冊の発売が明記されているが、好評を博したらしく、翌年夏にはさらに追加で2冊が発売されている。これは、もはや文学史の事件である。 最初に見た時からずっと思っていたのだが、このコラボカバー、とても違和感がある。 違う、聞き飽きたオタ

          文アルコラボカバーはタレント本だったんじゃないか

          私は私を決められない

          それなりに長いことインターネットユーザーであり続けてきたので、そこで名乗ってきた名前というのもいくつか存在する。そして、そのいくつかの名前を背負ってきた数年だか十数年だかのほとんどにおいて、ずっと同じ悩みを抱えてきていた。 それは「自分で決めて自分で名乗ったはずの名前が、自分でしっくり来ない」というものだ。 オンラインでその名前で呼ばれることに違和感がある。オフラインでその名前を声に出すことに違和感がある。もうちょっと折り合いのつけられる名前で、自分を定義することができるは

          私は私を決められない