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ねこの の あしあと

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自分に関する話だったり、好きなものの話だったり。
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#猫のいるしあわせ

GEネコチャン

GEネコチャン

それは今年の初夏の頃だった。
わたしは「それ」に出会ってしまったのだ───。

某有名通販サイトにて大人気の製品シリーズがある。

「猫Feel」

その名の通り、猫にそっくりな手触りの製品を展開しており、昨年の秋冬くらいから話題になっている。

シーツ、毛布、ブランケット、という商品ラインナップは世の猫好きを魅了した。

「ネコちゃんのもふもふに包まれながら眠れる、だと…?」

猫好きならば恐ら

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一番上の猫の話

一番上の猫の話

ねこの家には4匹の猫が居る。全員血は繋がっておらず、種類も色も柄もバラバラ。

末猫はヤンキーならぬニャンキーだし、3番目の猫はわたしにデレデレ。そして2番目の猫は甘えん坊で、人は好きだが自分以外の猫は少し苦手。

我が家の猫ながら、とても個性的である。それぞれの詳細については過去の記事をお読みいただけるととても嬉しい。

ふと、今まで一番上の猫の話だけしたことがなかったことに気付いた。
今回はう

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ヤンキー (猫) が鎧を外す時

ヤンキー (猫) が鎧を外す時

うちの末猫はヤンキーならぬニャンキーだ。

近くを通りかかった先輩猫たちにも人間たちにも「シャーーーッ!」とか「キャァアァアア!」とか「キェエエエェエ!」とか言ったりする。
言うだけじゃなく手も出す。鋭い爪を出したままパンチを繰り出してくるので、気付けば足が傷だらけになっていることも数知れず。

因みに、手足ではなく頭を差し出すと「お疲れ様です」と言わんばかりに彼女も頭を差し出しすりすりしてくれる

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一心不乱

一心不乱

先日、久々に会った後輩から「ねこのさんのお家の猫ちゃんに!!」と某有名液状フードをいただいた。

「えっ!! こんなにいいの???」

元々、彼女は「ねこのさんに次会うときにねこのさんの家の猫ちゃんに貢いでも良いですか?」と言ってくれていた。
しかしその規模は予想の範疇を遥かに超えていた。

「20本も…!」

「はい!」とニコニコ笑う後輩に後光が差して見えた。更に彼女はこう言った。

「可愛いも

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モテ期

モテ期

最近モテ期が到来した。
相手は人間ではない。うちの猫である。

以前書いた通り、最近2番目が夜中に来ることが増えた。
2番目は夜中にわたしの胸の上で眠り、気が済むと自分の寝床 (※占領したわたしのベッド) に帰って行く。尚、わたしは床に敷いた布団で眠る。(「一日の終わりを君と共に。」参照)

そんな2番目、とうとうわたしに抱っこされながら眠るのを日課にすることに決めたらしい。
最近ずっとイラストを

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ヤンキー (猫) は型に嵌まるのか。

ヤンキー (猫) は型に嵌まるのか。

うちの4匹の猫たちのうち、一番歳若い末猫。
彼女は所謂『ヤンキー』のような猫だ。

先輩猫と目が合えば、すかさず「シャー!」と威嚇する。
先輩猫が近くを通れば襲い掛かる。
人間と目が合えば、すかさず「キャー!!」と叫ぶ (ニャーではなく本当に「キャー」と言う) 。
偶然にも彼女と同じ方向に進めば、後ろを歩くこちらを振り返って「キャー! ンナァアー!! ウワァアァア!!!」と文句を言う。

怖がりと

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大親友 (猫) との出会い

大親友 (猫) との出会い

うちの猫たちの中でわたしが一番仲良しなのは上から3番目だ。
誰が何と言おうと、3番目には一番好かれている自信がある。
わたしも3番目が大好きだ。

3番目が家族に加わった当時、わたしは別の場所で暮らしていた。家族から写真は届いていたので、新しく猫が来たことは知っていた。

「懐いてくれない。」
「抱っこはまだ難しいと思う。」

という風に聞いていたので、初めて3番目に会うことになった日は「きっとす

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Hero or Green-eyed monster ?

Hero or Green-eyed monster ?

ある日の朝、寝返りが打てずに苦しくて目を開いたら、胸の上に2番目の猫が箱座りをしていた。

「おはよ。どうしたの、朝からなんて珍しいじゃない。」

2番目に声を掛け、「ちょっと苦しいから退いて…」と彼女を退かして寝返りを打つ。
2番目は

「んなおおおおぉん」

と不満気に声を上げ、『どう考えても退かされたことに納得が行かない』と言わんばかりに唸り始めた。どうしてもわたしの上に登りたいらしく、右を

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一日の終わりを君と共に。

一日の終わりを君と共に。

前に少し書いたが、うちには4匹の猫が居る。
今日は2番目の猫の話をしようと思う。

わたしの部屋にはベッドがある。
しかし自分が眠る時、わたしは床に布団を敷いて寝ている。

何故か。

2番目の猫に占領されているからだ。

長らく末猫として育った2番目だったが、歳の離れた3番目と4番目が来た時に彼女らの体力と勢いに驚いて引いてしまったらしい。
その為、2番目は基本的にわたしの部屋だけで過ごしている

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ニャリーポッターと3番目の猫

ニャリーポッターと3番目の猫

わたしは4匹の猫と暮らしている。

一番仲良しなのは上から3番目の猫だ。
彼女は出勤時のお見送りと帰宅時のお出迎えはほぼ必ずしてくれるし、わたしがお風呂に入れば付いてくる。
ゴロゴロと喉を鳴らして甘えてくるし、抱っこすれば嬉しそうに目を細めてグリグリ頬擦りしてくれる。
なんなら、抱っこして欲しい時には「んんんんんっ」と鳴きながら肩まで登ってくることもある。
視線を感じて視線を上げれば、彼女と鏡越し

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