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相続

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2024年8月の記事一覧

相続:  「遺贈寄付」 <- 法定相続人がいないとき(国庫に財産がはいるのが許せない場合の対処)

相続:  「遺贈寄付」 <- 法定相続人がいないとき(国庫に財産がはいるのが許せない場合の対処)

今回は「遺贈寄付」について見ていきましょう。

肉親が0人にて、法定相続人がいないときは、国庫に入ってしまいます。

それが嫌な場合には、こんな手もあり...

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「遺贈寄付」: 自分が亡くなった後、自分の財産の一部または全部を、指定した団体や人に贈与することです。遺言書にその旨を記載することで、自分の意思を確実に残すことができます。

遺贈寄付のメリット

社会貢献: 自分が大切にし

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相続:  「特別寄与契約書」

相続:  「特別寄与契約書」

今回は「特別寄与契約書」についてみていきましょう。

結果的に、長男の奥さんが面倒を見てくれた場合などの特別の処置を残すということです。

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「特別寄与契約書」: 相続人以外の親族が被相続人に対して特別の寄与をした場合に、その対価として相続財産の一部を贈与することを定めた契約書です。

民法第1050条1項で定められた特別寄与制度に基づいて作成されます。

特別寄与とは、被相続人の財産

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相続: 「換価処分」

相続: 「換価処分」

今回は「換価処分」についてみていきましょう。

相続における換価処分とは?

ですが、要は不動産などを現金化し分けやすくしましょう、という感じです。

_*_*_

相続における換価処分とは?

「換価処分」: 相続財産のうち、不動産や株式など、換金が必要な財産を売却し、現金化することを指します。換価処分によって得られた現金は、相続人同士で分割することができます。

換価処分は、民法第927条で定

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相続: 「ハンコ代」 <- 相続用語かもしれません(苦笑)

相続: 「ハンコ代」 <- 相続用語かもしれません(苦笑)

今回は「ハンコ代」について見ていきましょう。

相続に「ハンコ代」とは?

はて?

つまるところ、「代償分割」で話がまとまったときに遺産分割協議書を完成させるためのハンコを押してもらい決着をつけるための手数料。

例えば、相続者の兄弟姉妹に遺産分割協議書に気持ちよくハンを押してもらうための手間賃。

この内容を読む前に、こちらの一読をお勧めします: ↓
相続: 「代償分割」 <- 可能ならっ相続

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相続: 「生命保険の死亡保険金は課税対象になりますか?」

相続: 「生命保険の死亡保険金は課税対象になりますか?」

今回は「生命保険の死亡保険金は課税対象になりますか?」について見ていきましょう。

「生命保険の死亡保険金は課税対象になりますか?」

回答: 相続税の課税対象ではありますが、非課税枠が使えます。

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生命保険の死亡保険金は、相続税の課税対象となります。ただし、非課税枠が設けられており、法定相続人一人あたり500万円までの保険金は非課税となります。

例えば、法定相続人が3人いる場合、

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相続: 「相続の逆流」 <- 現実問題ありえます

相続: 「相続の逆流」 <- 現実問題ありえます

今回は「相続の逆流」について見ていきましょう。

今どきだと、高年齢社会にて「相続の逆流」が発生する可能性もあり、要注意です。

どんなときかと言いますと、片親がが亡くなり、息子なり、娘が相続したものの何等かの理由でこの相続した息子もしくは娘が亡くなった場合に発生します。

具体例:

前提条件

家族構成:父親、母親(90歳)、息子1人(50歳)、娘2人

父親が死亡

息子が父親の全財産を相続

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相続: 「独身の子供が親より先に亡くなった場合の相続」 <- 知人のところで発生

相続: 「独身の子供が親より先に亡くなった場合の相続」 <- 知人のところで発生

今回は「独身の子供が親より先に亡くなった場合の相続」について見ていきましょう。

こんなケースはあってはならないのですが、現実は高年齢社会にて発生するケースがあります。

実際、知り合いのところで発生してしまいました。

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「独身の子供が親より先に亡くなった場合の相続」の場合の相続はどうなるのか?

独身の子供が親より先に亡くなった場合の相続については、日本の民法に基づいて決まります。

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