かーぼん

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最近の記事

人生はままならず、気は移ろう。

俺は社会人だ。月日の進みは年を追うごとに早くなるが、まだ折り返しとは言えない年頃で、例にもれず日々の労働とどう向き合うか悩む日々である。 今、新しい仕事でつらさを覚えている事がある。これを言語化しておくことで、自己と向き合っておきたいのだ。おそらく近く何らかの選択をすることになる。その時の為である。 今よかったと思っている事 システムの開発会社というものが、どういう取り組みや、予算の考え方をしているかを知れた事。 よくできたプロジェクトや、よくできたPMを知ることで浅

    • Noitaというゲームの面白さ(一層目編)

      Noitaというゲームにハマっている。 だいぶ前からウィッシュリストにはいれていたのだが、3月ごろに行われていたセールで購入してやりだしたら、ほぼ毎晩このゲームに時間を喰われるようになってしまったのだ。 ゲームの紹介なんてするつもりはない。これはあくまで俺の日記なので、思うことをどんどん書いていこう。 あらましまず、このゲームに対する購入前の印象だが、ピクセル単位で物理演算が走る2Dゲームという点だけ知っていて、プロモーション動画からはやたらとキラキラした映像が印象的だった

      • 映画オッペンハイマーを見た。

        3月の公開以来見に行ってみたかったオッペンハイマーを鑑賞してきた。 シアターは小さめ、日に2回上映で、初動が終わったあとの映画としては、まぁこんなもんだろうという上映規模だったが、この日は満席。親子3人の鑑賞に挟まれながら、最前列中央でこの3時間を超える映画を見ることとなった。 で、見終わってだが、これはなんというか、良かったとか、悪かったとか、そういう一つの決まった感想を持つことはなかったし、もちろんスカッとしたとか、逆にやたらともやもやしたとか、そういう感想を持つ映画で

        • ゴジラ-1.0の感想など

          今更ながらゴジラ-1.0を見てきた。 前々から見たかったのだけど、アカデミー賞のVFX部門を受賞した翌日に見ているというのはまったくの偶然であった。ただ、日本映画が相当な異例の低予算で受賞したというニュースは平日午前の一本目枠の上映に、滑り込みで入るだけのモチベーションを多少なりとも作っていたと思う。 そして、今、早速感想をしたためている。事前にSNSなどで評判は見ていたものの、いつか見る映画やゲームのネタバレは絶対避けるという信条を持っているので、特に深い前知識なしの視聴で

        人生はままならず、気は移ろう。

          Outer Wildsと戦車とCOTEN RADIO

          ひどく寒い夜だった。だが開けてしまえばやはり空は春の光を落としていて、冷たい風も真冬のそれとは違う、春の空気を届けてくる。暖かな春の金木犀の香りと同じくらい、これはこれで気持ちのよいものだ。無論、花粉も届けるので、喉も花も目もぐしゃぐしゃだが。 季節が進む中、まだ俺は余暇を消化している。 今日は近所のマックで久々に日記をしたためている。 先日は、前々からクリアしたかったOuterWildsのプレイが一旦完了した。 操作感にもストーリーにも癖があるゲームだ。俺も初めて触った

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          心は漂う風船のような

          先日、数年勤めた会社を退職した。 退職エントリと呼ぶほどのものが書けるような大層な身分ではないが、この機会は生きていくなかで早々何度も訪れない。 今、感じたことや思ったことを書き留めておくことは、今しかできない特権だから、なんとかまだ新鮮なうちに書き留めておきたい。 2月1日。 退職した翌日の午後はよく晴れていた。 冬の乾いた空に太陽は穏やかに輝き、心地よい午後の時間がゆっくりと過ぎていた。 会社のチャット通知もない! 連絡を取られることも、取ることもない!!! もう会社

          心は漂う風船のような

          出会い話ができる。その経てきた過去へ敬意を、

          現代はおそらく人類がこれまでに経験した事がないくらい、能動的に、活字などといった人伝でない情報に触れることができる時代だ。事実、俺の今武器とすることができる知識や、アイデンティティと読んで差し支えのない、根底の考え方のような物は、活字から得た知識は大きい。 が、それでも。人から得られる、その、人との会話で得られる学び、感情の高まりは、能動的な活字から得るそれとは質が異なり、量の異なる、価値の高い時間だ。 吟遊詩人が偉業を詩にのせたように、尊敬すべき人から受け取る、学びは心に

          出会い話ができる。その経てきた過去へ敬意を、

          おぼえておこう。

          あまり堂々と言うものではないが、我ながらお人好しなタイプだと思う。 怒らないし、怒ることに価値を見いだせないタイプなので、結果あまり不快に物事を感じることも少ない。 ただ、珍しく、つらい気持ちに包まれている今日このごろなのだ。 こういう時に感じた、辛さや悲しみ。不快に感じること、譲れないことは書いて残しておかないと、忘れてしまう。忘れること、気にしないことによって俺は生きていられるからだ。 おぼえておこう。 結果ばかりを重視して、理由、過程、敬意に対して、敬意を払わな

          おぼえておこう。

          S.T.A.L.K.E.R日記 -X16からの帰還-

          手の震えが止まらなかった。何度も落としたタバコに火をつけ、煙を肺に満たし、深く吐き出して、やっと、生きてここにいるという事実が体に戻ってきた。X16からの帰還は、奇跡と呼んでよい体験だった。 二人の仲間を残し、単身乗り込んだX16。地下に潜れば潜るほどスノークの数は増え、2体のブラッドサッカーに襲われた時点で5.45mm弾は底を突いていた。 Bisonでゾンビを薙ぎ払いながら、X16の最深にたどり着き、祖母が読んでくれた童話から抜け出してきたような見た目の姿に、攻撃性を押し

          S.T.A.L.K.E.R日記 -X16からの帰還-

          SFを書くことへの憧れ

          今も昔も、運動ができる子供はサッカー選手や野球選手にあこがれ、そうでない子どもたちは漫画家や絵描き(現代だとYoutuberでしょうか)に憧れる。というのは、現代のような情報過多の時代においても変わらない現象であり、文化的な社会に生きる人間が辿る、ごくごく一般的な人生の過程だろう。 そういった憧れは、歳を重ねるごとに社会の現実であったり、興味の移り変わりなどで、将来の夢という憧れの第一線から退いていく。なんなら将来の夢という枠自体が消えていくことも、別に珍しいことではない。俺

          SFを書くことへの憧れ

          子育て、お金。つまり人生に正解はない。という話

          そして今日の日記でもある。 お金の話について、妻と言い争いになった。 発端は妻が高フレッシュレートのゲーミングモニターが欲しいと言い出し、それを購入した帰りに、家計の管理について話になったことだ。とはいえ、話は別に建設的な話ではなく、自分は好き勝手にライブや通販で金を使うのに、私の買い物はなんで嫌味をいわれるのか、確認をすればよいのではないか、自分の金なのだから好きに使わせろというのは、反論を塞ぐ一方的な言葉で大変遺憾である(意訳)という話だ。 つまり、建設的な話の中で発

          子育て、お金。つまり人生に正解はない。という話

          2023年6月21日の日記

          取り立てて毎日、何か記録したい事がおきるような人生でもない。 だいたい7時位に目を覚まし、いつもの出勤、よくわからない労働、残業、帰宅、怠惰な時間を瞬時に消費するYoutube、給餌と差がわからない週次更新のWEBコミックの消費、そして深夜の就寝。わりとこんな毎日の繰り返しだ。 ただ、思うのはもっと違う時間の過ごし方が本当はできるんじゃないだろうかという、焦りのような、妬ましさのような、そういうどろどろとした感情を、23時過ぎに帰るような生活をしていると感じるのだ。 もし

          2023年6月21日の日記

          文章を書く筋力について考える。

          文章を書くのも色々と向き不向きがあるらしい。 noteに考えたことを書きたいと思ったのは、今使っているSNSがいずれも文字数が満足にないことからだ。Twitterは140文字までだし、はてなブックマーク(これをSNSと呼ぶべきかは別として)は100文字だ。 はてなブックマークでブクマに対する意見をどうにか100文字に収めようと、文章の表現を変えてみたり省略してみたりするのは、それはそれで面白さがあるのだが、自身の思考を表現しようと思うと100文字はおろか、140文字でも全然た

          文章を書く筋力について考える。

          絵葉書を送ることへの憧れ

          旅に出たい。 知らない土地の空気に触れ、景色を眺め、自分の足で歩く。食べ物はその土地のものが食べられれば最高だけど、適当にスーパーで買った弁当を宿でつつくのもいい。温泉付きの立派な宿もいいけど、ビジネスホテルでロビーで買った缶ビールを飲んでよく乾いたシングルベッドで寝るのも最高だ。 電車での移動もいい。特急で優雅に移動するのも、鈍行で各駅で乗り降りする人を眺めるのもいい。バイクで、車で、自転車で、自由に移動して少し外れた路地で、よくわからないものを見つけられたりしたら最高

          絵葉書を送ることへの憧れ

          その怒りは何を産み。何を失うか。

          私は普段あまり怒ったりする人間ではない。 人からも言われるし、自身もそう思っているタイプの人間だ。 怒るという行為自体が生産的ではなく、基本的にはその時点に至る前になんらか解決や落とし所を探るのが大人の所作だと思っている。 ただ、全く怒らないかというとそうではない。 仕事で対価に対して見合わない行動が是正されないとき、倫理から外れていると思う時、そして子に関わる時だ。 最後のパターンはいつもその後、後悔を残す。 今日は怒ってしまった。 怒るという行為自体は、おそらく本能

          その怒りは何を産み。何を失うか。

          画面の広さとものを書く時のこと

          noteに文章を書いてみようと思ったことはこれまでも度々あったが、どうにも始められなかった。 例えばパソコンだとわざわざPCデスクに座ってまで書こうと思うようなことはないし、ノートPCだと、微妙にサイズがでかくて腰が重かった。 スマートフォンで字を書いていたこともあったけど、サイズが巨大化してからは手のひらで収めるには重すぎて、タイポも気になって続けられなかった。 今愛用しているスマートフォンはUnihertzのJelly2という信じられないほど小さいがFleicaを搭載して

          画面の広さとものを書く時のこと