母からのメッセージ
母ががんになった意味
癌になる原因はもちろん様々です。食事・水・環境などは複合的に絡み合っています。今回は心にフォーカスして考えていきたいと思います。
私は西洋医学にどっぷりな病院勤務の時、心から病気を見るなんてことは頭の片隅にもなかったのです。でも、言われてみれば精神的に疲弊を感じて胃が痛かったり、頭痛がしたり、皮膚疾患がでたり、そんなことってありますよね。それは表にでているわかりやすい症状で、その裏では筋肉・臓器・リンパ・ホルモンなど様々な要素が絡み合って、症状として出ていると感じます。
そして、その症状として癌もあると思います。しかし、人によってはそれが慢性疾患だったり心疾患だったり、腎疾患だったりほんとに様々だろうと思います。なぜ母は癌だったのだろう?何かそこには娘の私に伝えたいメッセージがあるように感じています。私はそのメッセージを受け取り、言葉として誰かに伝えていくことが大事なのではないと思います。それは母自身も意識はしていなかった部分です。無意識の領域です。
癌は1つの症状だったのですが、そこから受け取れるメッセージ
母が癌となり、私は悲しみの底に落ちました。家族は母しかいなし、日頃憎まれ口をいってはいましたが、どこかで母がいなくなれば私はこの世で一人ぼっちになってしまう。そんな不安を小さく小さく押し殺して心の隅にありました。そして、現実に起こってしまいました。
看護師としての知識を総動員して、母が穏やかに生活できるよう、ソーシャルワーカーさんと相談したり、医師と病状説明の相談をしたり、提示された今後の方針を考えたり、母と話をしたり、いろいろしていました。その裏では、私自身の不安もありました。治らないことがわかっていたから・・・
私は人に弱い部分を見せないところがあります。強がりというより、平常を保っていることで自分を守っているという感じでしょうか。でも母が告知をうけた、治らない状態まで進んでいた、こんな状況で初めて誰かに打ち明けないと、自分がダメになってしまう。不安に潰されそうになる。そんな感覚がでてきました。そして、今回親の看取り意見交換会を一緒に行う、せのようこさんに相談したのです。
そこから母に対しての関わりを心から変えることができました。
私個人の体験をメールマガジンでお伝えしていっています。
そして同じくお母様を看取られた郷堀有里夏さんとお話をして、私の経験を伝えることができました。
受け取ったメッセージを伝えること
親の看取りって誰もが不安な部分があるのではないかと思います。それに看取りの前には介護で関わる時期があります。母は自らの人生を使って、私にこの親の看取りは誰もが安心できる、私自身ができたのだから、そしてそれを伝えていく役割なのかもしれない。それを身をもって教えてくれていたのかな、と思います。
みなさんでお話ししましょう。
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