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感慨深い水族館

最後の投稿から時間が空いてしまいました。
おひさしぶりです。
夏休みもたくさん水族館に行って参りました。
少しずつですがアウトプットしていきたいと思います。

初めての水族館during今年の夏休みは
須磨水族館でした。

結論から言うととても良かったです。

それではスマスイこと神戸市立須磨水族園について説明しながら感想を言っていきましょう。(私調べなのでもし情報が誤っていたらごめんなさい)

1897年に開園したスマスイは日本初の本格的な水族館と言われています。
神戸市立とありますが、市は所有だけで運営自体は民間が行なっています。
水族館にも学校のように私立と公立があります。
そして、公立は私立の水族館と比べて入館料が安いのです。
ちなみにスマスイは大人1300円でした。私立の京都水族館は2000円以上します。
私たちの税金はこういうところでも使われているんですね。ちなみに関東だと葛西臨海水族園が公立で、圧倒的なコストパフォーマンスを発揮していて、確か700円くらいです!素晴らしい!
こういうことを聞いただけで水族館に行きたくなりませんか。はい、関西の方はスマスイへ!関東の方は葛西臨海水族園へ!(私は決してスマスイや葛西からの回し者ではありません)


お金の話はこの辺にしてスマスイの中の話に移ります。

上の写真は水族館に入って最初に目に入る水槽です。
なんと世界初の造波装置のある大水槽です。リアルに表現された海を泳ぐ生き物たちはとても気持ち良さそうでした。
また、大空間にも関わらず視界を遮る柱がないのも私たちを壮大な世界に連れて行くための工夫なのかなと思いました。SRCのおかげですかね。

須磨水族館は地上3階地下1階、SRC造とRC造の分棟型の水族館です。そのため外を歩いていると気持ちの良い海風があたります。小さな遊園地も水族園の中にあって、休日には家族連れで賑わいそうだなあと感じました。
設計は大建設計です。水族館の設計は大成建設と大建設計が多いように感じます。
比較的昔に建てられた水族館は大建設計、新しい水族館は大成建設、という感じでしょうか。
ちなみに外観はこんな感じで、夜になるとライトアップされます。

遊園地の昭和感とも相まって昔懐かしい感じがしました。
須磨水族館の長い歴史をこういった所にも感じますね。

個人的には分棟型の水族館は、好きです。回遊性があってルートを選べる楽しさがあるのが1つ。もう1つは、テーマによって多様化する室内と、外とを行き来することで充実感を得られることが1つです。そしてスマスイは、1つ1つの建物が雰囲気が違うので、それぞれの棟がテーマパークのアトラクションのようでした。もしかしたらできた時期も違うのかなあ。

そして須磨水族館は何と言っても本当に色んな生き物がたくさんいます。淡水生物の世界からアマゾンの世界に入ったかと思えば無脊椎動物の世界に連れられたり、迫力満点のワニが登場したり。

水族館では色んな生き物を見ることができますが、スマスイは特にすごいと思います。下の写真は、白いカメ。他にも色んな種類のカメを見ることができます。珍しい!

ウミヘビはよく動いていて、ずっと見ていたくなる水槽でした。

日本初の本格的な水族館でありながら、現在でも多様性がトップクラスであることからは、当時の人々の熱い情熱を感じます。現在より水族館が受け入れられていない1980年代に水族館の歴史を作ったからこそ、後に楽しい水族館がたくさん建設できたのではないでしょうか。どれほど大変だったんだろう…。
想像しただけで胸が熱くなりませんか。(私だけですかね)



かと思えば突然の「兵庫アピール」というボケ。
関西ならではかもしれませんね(褒めてます)。


また、期間限定の展示なのかこんな少し雑な展示もありました。
こういう「頑張ったのは伝わるけど残念」みたいな展示、ツッコミどころ満載で楽しいので好きです(失礼)

水昆知っとう?の後だったのでこんな水槽も愛おしく感じました。(褒めてます)
頑張ってるのが伝わるからこそ愛おしいのです。
「雑すぎひん?」「どういう意図?」「何がしたかったんやろ〜」なんていう会話を広げるのも楽しかったりしますよね。

イルカショーの内容も、面白かったです。

私が見たのは1日に1回行われているトレーニングショーというものでした。
突然ですが、みなさんはどうやってイルカが技を覚えるか知っていますか。
ここではそういうトレーニングの手順を教えてくれます。
小さいプールですが、面白い内容だったので大きな満足感が得られました。

ラッコとペンギンもいました。もちろん可愛かったのですが、少し残念に思う点もありました。ペンギンコーナーは大きくとってあるのですが、設計段階で計画した通りにはペンギンが遊んでいないように感じました。暑くてぐったりしているのです。かといってプールで泳ぐペンギンもいませんでした。余計な体力を消費しないように極力動いていませんでした。ペンギンの生態・性質を見ることができなかったのは惜しいなあと思いました。(とはいえペンギンは可愛いです)

また、ラッコですが、水槽との距離が遠くてもっと近くで見たかったなあと思いました。ピーク時には日本に100頭以上いたラッコも現在は20頭にも満たない、日本からラッコが消えるのではないか、という内容のニュースを見たことがあります。そのラッコを見ることのできる貴重な水族館の1つだったので、期待しすぎたというのもあると思います。

右側がラッコの水槽です。水槽との間に下へ行くためのスロープがあるのでかなり遠く感じます。


そうは言っても大満足です。
なによりも、出口を出ると素晴らしい海の景色が広がっているのです。

「あれが明石海峡大橋ってことはあそこが淡路島?」「意外と近くに感じるね」なんて話しながら砂浜に座ってぼんやりと景色を眺めていると、時折水族館から生き物たちの鳴き声が聞こえてきます。素敵な時間でした。ああ、また行きたい。


水族館ではたくさんの生き物に出会います。つまり、様々な生き方を学ぶことができます。私たちが生きていく上でのヒントがたくさんあるのです。
また、広大な海は生き物がたくさん生きている場であり私たちを包み込んでくれる場です。そうです。この海に足を運ぶことまで含めて、スマスイは私たちが人生について考えるきっかけをたくさん提供してくれているのです。
とても感慨深い水族館でした。

ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。



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