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【書評】 あきらめずにやりぬく人に変わる方法

あきらめずにやりぬく人に変わる方法

目標達成の罠!「やりぬく仕組み」で劇的に変わる45の方法

努力しても続かない? 諦めてしまう? そんなあなたへ

目標を立てても、最初は頑張るのに、いつの間にか諦めてしまう経験はありませんか?

「もっと頑張らなければいけない」と自分を責めてしまうことも多いでしょう。

しかし、著者・佐々木正悟氏は、「それは気合いや根性が足りないのではなく、やりぬく仕組みができていないから」と断言します。

本書あきらめずにやりぬく人に変わる方法では、心理学に基づいた45の方法を紹介。無理なく自然に目標を達成できる仕組みを解説します。

「3日」やりぬく:小さな成功体験で自信をつける

まず紹介するのは、「3日」やりぬく方法です。

何か新しいことを始めたい時、「思い立った日の、できれば早朝から丸3日間続けてみてください」と著者は主張します。

3日坊主になっても構いません。なぜなら、3日という時間は現実的に長いので、3日続けられれば、それはひとつの成果となるからです。

早朝から始める理由は、1日のなかでいちばん時間があるのは朝起きたときだから。そのときモチベーションも高いので、やるべきことをやってしまうに限るという考えです。

「やらないこと」を決める:集中力を高める秘訣

「やりぬく」ためには、「やらないこと」を決めることも重要です。

「やらないこと」をやってしまうと、無駄な時間を割かれてしまい、「やりぬく」ことが難しくなってしまいます。

チェックリストを作る人は多いですが、多くの人は実行するとき、「リストに書かれていないこと」までやってしまうそう。

しかし、チェックリストを作るということは、やることを決めると同時に「やらないこと」を決めるということ。

「やらずにおくことの行動リスト」を作り、「やらない」と決める勇気を持つことも必要です。

「自分を変えよう」と思わない:環境を変えることで行動が変わる

人は「あすから変わろう!」と決意しがちですが、「変わる!」という決意は何も生み出さないそうです。

そして、人生や生活を本当に変化させようと思うなら、自分を変えようとするのではなく、環境を変える方がずっと成功する確率が高くなるのだとか。

言葉の通じない土地に住んでみたりするという方法も有効でしょうが、そこまでできなくても、身のまわりの環境を変えてみるだけで充分。

たとえば、無駄を排除して時間を有効に使いたいなら、テレビを売ってしまうとか、パソコンやスマホのアプリを半分削除するなど。

コツは、「目に見えるところを変える」ことだといいます。目に見えるところにあったものがなくなると、それだけで人の行動は変化するからだそうです。


本書を読んでの感想として

本書を読んでいると、「当たり前のこと」がいかに重要かが分かります。

しかし、当たり前のことこそなかなかできないものです。

だからこそ、本書で紹介されている方法をひとつひとつクリアしていくことができれば、

結果的に「やりぬく人」に変われる可能性は大いにあると感じました。

私も、本書で紹介されている方法をいくつか実践しています。

例えば、「3日」やりぬく方法を使って、毎朝30分間英語の勉強を続けています。

最初はなかなか続きませんでしたが、3日経つと習慣化することができ、今では英語の勉強が苦痛ではなくなりました。

また、「やらないこと」を決める方法を使って、寝る前にスマホを見るのをやめました。

最初はスマホを見ないと落ち着かなかったのですが、今ではぐっすり眠れるようになりました。

このように、本書で紹介されている方法は、どれも簡単なのに効果抜群です。

私たちは、ついつい難しいテクニックや方法を求めてしまいがちですが、結局のところ、目標を達成するためには基本的なことをしっかりと行うことが大切なのだと改めて気づかされました。

特に、「3日」という期間を使った方法は、すぐに実践できそうです。

また、「やらないこと」を決めるという考え方にも目から鱗が落ちる思いでした。

私たちは、ついついあれもこれもと抱え込んでしまいがちですが、本当に大切なことに集中するために、思い切って「やらないこと」を決めることも必要なのだと気づかされました。

本書を特におススメしたい人

● 目標を立ててもすぐに諦めてしまう人

● 習慣化したいことがある人

● 時間を有効に使いたい人

● もっと成果を出したい人

本書とあわせて読みたいおススメ書籍

『先送り0(ゼロ)―「今日もできなかった」から抜け出す[1日3分!]最強時間術』jMatsuzaki (著), 佐々木 正悟 (著)

『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』ジェームズ・クリアー(著)

『スタンフォード式人生を変える運動の科学』ケリー・マクゴニガル (著)


本書のまとめ

本書は、目標を達成するための仕組みを作る方法に焦点を当てています。

著者は、目標達成には単なる気合いだけでなく、「やりぬく仕組み」が必要だと主張しています。

この仕組みを作るために、心理学に基づいた方法が提案されています。

まず、目標を達成するためには、その目標に向かって最初の一歩を踏み出すことが重要です。

そのために著者は、「3日やりぬく」という手法を提案しています。

これは、できるだけ早く行動に移し、3日間続けることで自己成長を実感することができるというものです。

また、早朝から行動することで、モチベーションを最大限に引き出し、行動する時間を確保することも重要視されています。

さらに、目標達成のためには「やらないことを決める」ことも重要です。

やるべきことを明確にし、それ以外のことに時間を費やさないようにすることで、効率的な行動が可能となります。

そのためには、やらないことのリストを作成し、それに従う勇気が必要です。

そして、目標達成のためには自己改革よりも環境改善が有効だという考え方も紹介されています。

自分自身を変えるのではなく、身の周りの環境を変えることで、行動を変化させることができるとされています。

具体的には、環境に目に見える変化を加えることで、行動の変化を促すことができます。

以上のように、本書では具体的な方法を提案しながら、「やりぬく仕組み」を作ることで目標達成を支援する心理学的アプローチが紹介されています。


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