記事一覧

落とし所

仲間うちでひいきのスポーツをして、その足で赤提灯で飲んで。本当はそんな生活がいいのかもしれない。今日出張中の車内で上司からそんな話を聞いた。息子、娘さんはそんな…

珈琲
2年前
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寸法について

作業に集中するためホテルに一泊していた。なんというか地方のホテルは寂しくなる。誰かに電話でもかけたくなる。しかし迷惑になってはいけないと思い自制する。夜は長い。…

珈琲
2年前
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朝の絶望感について

朝が嫌いである。といっても午前中は好きである。自分が指しているのは目が覚める時だ。なぜだか、いつからかは覚えていないが目が覚める時に絶望感を感じるようになった。…

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2年前
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工場散文3

今日も働く。明日も同じだろう。2016年あたりからどの日を切り取っても同じ事をしているように感じる。そんな人だっているのではないだろうか。 本来は毎日違う事がしたい…

珈琲
2年前
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TEL from Hell

退院おめでとう。よく精神病棟につっこまれている人が退院したらしい。そういえば1ヶ月ほど連絡がなかった。合点がいった。 今回は窓のない独房のようなところに隔離され…

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2年前

工場散文2

場末の工場である。不慣れだが縫製をする事がある。今日もそうだ。そして仕様の伝達不足が起こる。2時間かけて縫製したものを2時間以上かけてほどく。これはなかなかにメ…

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2年前
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工場の散文。

5年以上工場で働いている。貴重な20代の大半を過ごした事になる。毎日特に思い入れのないそしてニッチな製品を作り続ける。そして社歴の巧か生産の管理までやるようにな…

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2年前
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はじめに 〜noteの目的〜

気が向いたら気が向いたままに書いていこうと思う。これは自分の為のストレス発散方法の一つとしてあくまでセラピーとしてのnoteだ。書く事で思考がまとまったり鬱憤が晴れ…

珈琲
2年前
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落とし所

仲間うちでひいきのスポーツをして、その足で赤提灯で飲んで。本当はそんな生活がいいのかもしれない。今日出張中の車内で上司からそんな話を聞いた。息子、娘さんはそんな感じらしい。なんとなく、もやもやしてしまった。なんだか地元に根付いている人たちならではという幸せ感と安定感で胸をえぐられるようだった。自分も大学や就職で遠くにいかず地域に根付いていれば得られたのかなとか。身の丈以上を望んだ結果がこれなのかと

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寸法について

寸法について

作業に集中するためホテルに一泊していた。なんというか地方のホテルは寂しくなる。誰かに電話でもかけたくなる。しかし迷惑になってはいけないと思い自制する。夜は長い。四方八方に思案が浮かんでは消える、溶ける。何か見つけた!と思えば、もう終わりだ、となったり忙しい。ただ大抵はいい方向に考えが向く。一種のマインドフルネスなんだろう、集中を阻害するものがない環境。これはこれでリフレッシュできる。

環境を変え

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朝の絶望感について

朝の絶望感について

朝が嫌いである。といっても午前中は好きである。自分が指しているのは目が覚める時だ。なぜだか、いつからかは覚えていないが目が覚める時に絶望感を感じるようになった。また1日が始まるとかそういった類ではなく全てに絶望するのだ、社会に、自分に、今の環境、歩んだ過去、そしてこれから。気持ちのいい朝など少なくともここ10年は拝んでいない。一般的には朝というのは清々しく、希望に満ち満ちているイメージがある。自分

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工場散文3

工場散文3

今日も働く。明日も同じだろう。2016年あたりからどの日を切り取っても同じ事をしているように感じる。そんな人だっているのではないだろうか。

本来は毎日違う事がしたい。180度違う事を毎日していたい。だけれど仕事というのはそれは当たり前にルーティンになっていくし、自分のような会社の工場では尚更である。端的にいって苦痛である。ものの見方で新しい発見があるよ、とかそんな事をいう人だっているだろう。正直

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TEL from Hell

TEL from Hell

退院おめでとう。よく精神病棟につっこまれている人が退院したらしい。そういえば1ヶ月ほど連絡がなかった。合点がいった。

今回は窓のない独房のようなところに隔離されていたらしい。なんだか容易に想像できるくらい自分にとっては想像上の場所だ。換金所の隙間みたいなところから配膳されるらしい。これも想像できる。多分みんな同じ絵を思い浮かべていると思う。それにしても気が滅入っている人間に気が滅入るような部屋を

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工場散文2

工場散文2

場末の工場である。不慣れだが縫製をする事がある。今日もそうだ。そして仕様の伝達不足が起こる。2時間かけて縫製したものを2時間以上かけてほどく。これはなかなかにメンタルに来る。わかりやすく時間を溶かしてしまった事になる。昔読んだ、アウシュビッツ収容所の様子を描いた夜と霧の一節を思い出す。1番(だったか、とにかく大きいという意で)精神的ダメージを与える強制労働は、半日かけて深く穴を掘り、半日かけて穴を

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工場の散文。

5年以上工場で働いている。貴重な20代の大半を過ごした事になる。毎日特に思い入れのないそしてニッチな製品を作り続ける。そして社歴の巧か生産の管理までやるようになった。それも今まで通り現場に入りながら。給料はいわゆる入社後平行線っていうあれで心身の負担が増える。正直言うと1日立ちっぱなしでの肉体労働がかなり来る。心と身体っていうのは密接につながっていて、身体の調子が悪いと精神衛生も悪くなる。身体が疲

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はじめに 〜noteの目的〜

気が向いたら気が向いたままに書いていこうと思う。これは自分の為のストレス発散方法の一つとしてあくまでセラピーとしてのnoteだ。書く事で思考がまとまったり鬱憤が晴れるかもしれないという淡い期待を込めて書いていこうと思う。

思えば15年ほど前もブログを書いていた。エキサイトブログという昨今なかなか聞かないプラットフォームだ。中高生だった自分は調子が良ければ毎日更新していた。そして今も1年に数回だが

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