人魚のうたは、聞いてはいけない。
半年以上ぶりくらいに映画に行くことができました!
いつのまにか映画料金が上がってることを知りました。
誰かと行っても一人で行っても、その時の思い出が作品と一緒に残るのが映画館のいいところ。
値上げばかりの世の中で、贅沢な遊びになってしまったのですが、時間があればできるだけ映画館で作品を観たいタイプです。
映画「リトルマーメイド」実写版は伝承好きにはちょうどいい。
リトルマーメイド実写版を観てきました。
アリエル役が黒人の役者さんといことで、なにかと話題になってたのですが、そんなことは全く興味もなし!
ただただリトルマーメイドが実写化するっていうのが嬉しくて行ってきました。
前情報、予告映像、全くなしで行ったので、
あのアニメの世界をどう表現するのかわくわく。
過去の実写化されたアラジン、美女と野獣、ライオンキングを経て、期待が高まる!
最初の入りの嵐の海、薄暗い雰囲気と荒々しい描写で、「指輪物語」のようなファンタジーすぎない私の好きな雰囲気だ!という第一印象。
人魚のキャラクターがみんな、なぜだか毒々しい魚の鱗。
ファンタジーでキラキラ綺麗な海の中を想像してたのですが、全体的に暗くて魚も亀も生き物全部可愛くない。
というより、リアルすぎる!リアルな海の底。
アリエルもなんだかキラキラ要素はなく、野生的でおてんばな可愛さ。
人間の世界に憧れて、王子様に恋をして。
と言うより、人間への執着、執念を感じる演出で怖い怖い!
伝承で伝わる人魚の特性として、
人魚のうたって、とても美しい反面、聞いてしまうと事故に遭ったり、虜になって廃人になってしまうという、、人間にとっては姿を観ただけでも、不吉だと言われますよね。
そう、王子様がアリエルに助けられた時、アリエル歌ってます。
その前に、船が花火を打ち上げて楽しんでる時に、アリエルが現れ急に嵐が来て大事故に。
こうやって見ると、人魚の不幸がおもっきりふりかかってる?!!
王子〜!
アニメは何も考えずに観てたのですが、実写版はファンタジー要素が少ない分、リアルな人魚の姿が感じられるように描かれていました。
妖怪や伝承、伝説の生き物が好きな私にはとても面白かったです。
一つだけ。
セバスチャンとフランダーの設定がカニと鯛だったこと。
これは設定上仕方ないのですが、リアルにしたら表情がつけにくい、動きのない生き物。ある意味シュールなので、この作品のトーンにはあってるのかもですが。
アニメのようなコミカルでかわいいキャラクターではなく、
ただただ、カニと鯛でした笑
忠実にしすぎた魔女のアースラ(たこの魔女)だけ、しっかり浮いてしまった感がすごい。バランスって難しいなと思ったのでした。
caco|イラストレーター
京都在住|TIS会員|青色作品◦透明感|ラジオとアニメと都市伝説が好き
手描きのイラスト、デジタルイラスト両方で制作します。
どうぶつ、植物、女の子が得意です。
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