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斉藤 夏輝
2022年10月17日 19:49
初対面の人間に、特技を聞かれたときに困ってしまうのは「自慢しすぎていないか」、あるいは「格好つけすぎていないか」という要素を考えすぎてしまうからだ。その点、僕は特技を聞かれれば、「フラフープを回すことが得意です」とか、「自分でセルフ散髪することが得意です」と即答することができる。フラフープを回すことより、「ギターが弾ける」とか「カラオケ」、「リフティング」とかの方が断然格好いいのだけれども、僕
2023年5月15日 19:48
昔から若白髪に悩んできた。現在、22歳の僕の頭に白く光る髪の毛はその当時と比べるとかなり減ったが、小学生の高学年から中学生のときにかけてはその存在が目立った。特に後頭部にその白髪は顕著に見られ、「若白髪郡」ともいえるほどの量があった。通常、青春というのは恋や友情で悩むのだろうが、僕の場合は白髪を起点にそれらに悩んできた。「あーA子ちゃんに白髪見られて嫌われたくないなー」「あーBのやつ、
2021年4月26日 19:22
新しいグローブを買いに行く時のワクワクする気持ちといったら、それはそれは格別なものだった。メーカー、色、ウェブと呼ばれる親指と人差し指の間にある部分のデザインを何にするか。あるいは紐の色を何にしようか。ただ、一番重要かつ悩みだったのはグローブの大きさだった。野球はピッチャー用・キャッチャー用のミット、ファースト用のミット、内野用、外野用と大きく5種類に分けられる。内野用といっても、ショート
2021年2月14日 19:20
今でこそプロ野球は広島東洋カープという赤いチームをひいきにしているが、僕が小学生の頃好きだったのは橙色のチームだった。読売巨人軍である。好きといっても応援団に入ったり、外野席で応援歌を熱唱していたわけではない。今日、ジャイアンツが勝ったらいいなというスタンスだ。ただ、少ないお小遣いやお年玉を削ってファンクラブにも入っていたし、応援歌集のCDも持っていた。また父がよく東京ドームへ連れ