見出し画像

通院日記6 - ADHDの不注意がしんどい話

今月最後の通院日でした。
今回はどうしても話したいことがあり、メモをまとめたり入念に準備して診察に臨みました。

不注意優勢型ADHDを自覚したとき

引っ越す前のクリニックでCAARSを受け、ADHDという診断が降りています。
それ以前にも、初診から通っていた病院では2回のWAIS-IIIを受けて、ここでもばらつきが大きく、発達障害傾向にあることを言われていました。
WAIS-IIIでは特に作動記憶、ワーキングメモリがめちゃくちゃ低かったです。

画像1

CAARSの結果はこんな感じ。
不注意の指数が高く、不注意優勢型ADHDというふうに言われました。

確かにうっかりミスとか多いし、あちこちに気が散って集中できないことはあるかも、とは思ったのですがいかんせん定型発達の方はどんな頭の中をしているかわからないため、どこまでがADHDの症状かも気づけず、不便さをうまく伝えられない状態。
こういう傾向があるから注意しよう、くらいに捉えていました。

しかし、最近書類作業が多く、それも数字を扱うもので、頭の中がごちゃごちゃになり非常に苦労する始末。
いわゆる「先送り癖」も出てなかなか手を付けられず、書類をあちこちに散らばして、はっきりと不注意優勢型の症状が苦痛だと感じました。

家事をするにしても、掃除機をかけていたら排水溝の汚れが気になり、排水溝を掃除していたらシンクの汚れが気になり……と時間ばかりかかってまったく進まなかったり。

今もADHDのお薬は服用していますが、不注意には効果がないのではと思うようになりました。

インチュニブは衝動性を抑えられても不注意は治せない

こういった書類作業上の不便、家事の段取りの悪さをメモにまとめて、それでもしどろもどろになりながら何とか先生に伝えました。
「インチュニブを飲むようになってからわーっと衝動的になるのは抑えられている、でも不注意のせいで日常生活がつらい」という話をすると、確かにインチュニブが得意とする治療域は衝動性なのでその感覚は間違っていない、とのことでした。

そして今まで受けたCAARSとWAIS-IIIの内容を覚えている範囲で説明。
CAARSの結果はうっかり持っていくのを忘れてしまいました。
こういううっかりミスもなんとかしたい……

先生は、どの程度の不注意なのか、今後の治療方針をどうするか、迷ってらっしゃる様子でした。

「典型的なADHDとは少し違う気がする」

以前にも一度伺った言葉ですが、どうも感触が典型的なADHDの症状と違う感じがするそうです。
ASD的な傾向の方が強いように思える、という話に。

実際、こだわりが強いしとんでもない偏食だし、得手不得手のばらつきはひどいし、なんとなく仰ることの意味がわかるような気がします。

「とにかく数字が苦手、九九もまともに言えなくなってきて最近復習している」という話をすると、いくつか九九を出題されてなんと間違えてしまいました。
「PCの修理とか、細かい作業ができるのに数字がここまで苦手なのは不思議な感じ」というようなことも仰っていました。

客観的に不注意の度合いを検査する

そこで、不注意を客観的なデータとして取れるような検査をすることに。
15分程度で終わるものらしく、その場で行うことになりました。

検査はPC上で行うもので、今調べてみると多分「ADHIT」というもの。
説明を受けていざスタート。

しかし、なんとWindowsアップデートが始まってしまいました。
びっくりして先生を呼ぶとあちゃーとかまったくもうとかぼやいてらして、珍しい様子にさらにびっくり。

今回はここまでに長々お話を聞いてもらっていたこともあり、タイムオーバーで一旦終了。
次回の診察で検査をすることになりました。

コンサータ試してみたいという結論

当初は、「不注意に効果的と言われるコンサータを試してみたい」と具体的に薬剤名を挙げて伝えるつもりでした。
処方に必要な意見書や母子手帳、昔の通知表を実家から取り寄せたりしてました。
診察日に間に合わなかったため持って行けず、不注意で困っていることの話に終始してしまいましたが、コンサータ試したい……というのが総論。

処方が厳しいと聞くし、そもそも先生が登録医かもわかりません。
でも日常生活の段取りの悪さ、ミスの数々が堪えてきたのでいろいろお話を伺ってみたいところです。

今回の処方

 朝:セルトラリン50mg×1
   ランドセン0.5mg×1
就薬:マイスリー10mg×1
   サイレース2mg×1
   インチュニブ3mg×1

変更なし。

最後まで読んでいただきありがとうございます。 よろしければスキ、フォローもよろしくお願いします!