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言葉の居場所を、探すように。白熊杯短歌部門銀賞、ありがとうございます。

短歌でむかし、インディーズ系の

出版社から賞を頂いたことがありました。

そして本を出版することになって、

すこしだけわたしの身の回りは騒がしく

なったのですが。

わたしはたぶんその一冊を誰かのため

じゃなくて、じぶんのために書いていた

ところがあったので。

ちょっと日の当たる場所にそんな短歌の

ことばたちがそこにあることが、とても

遠い景色をみているようでした。

戸惑ってる間に後輩の歌人たちにあっという

間に追い抜かれたちまち売れない歌人に

なっていました。

それは誰でもなくわたしのせいなのだけど。

ちょっと短歌からは遠ざかろうとしている

時間がずっと長く続きました。

でもnoteにやってきた2年半前、ここnote駅

では、短歌の31文字をもちよってそこで

挨拶のように交わしている方がこんなに

多いんだなって、そんな印象がありました。

そしてnoteでの最初の投稿は短歌や

俳句でしたが、殆ど読まれることもなく、

しずんだ気持ちになりながらまた

封印していました。

もう短歌は誰にも届いていないのかも

しれないと。

それでもわたしは短歌が好きで、

その短さの中に命をふきこみたいという

想いは捨てられずくすぶっていたのかも

しれないです。

前置き長くなってすみません。

あきらめた短歌とまた向き合おうと

思ったのもここnoteでした。

たまごまるさんにお誘い受けた企画。

宇宙短歌にはじめての挑戦をしてみた

ことがきっかけでした。

封印していた短歌をもういちど

詠んでみたら、ちょっと面白かった。

賞レースとか売れるとか売れないとかと

ぜんぜん関係ない場所で書くことで

わたしにふたたび短歌がてのひらに

戻ってきた感じがしました。

そして、いつも仲良くさせて頂いている

これでも母さんにふたたび嬉しい

お誘いをうけました。

そしてふたたび、白熊杯に応募

してみました。

その記事がこちらになります。

そして、先日。

ここで詠んだ歌で幾つかの賞を

頂きました。

みなさんみとめて頂きありがとう

ございます。

言葉を受け取めて頂けたこと心より

お礼申し上げます。

おはようよねちゃんさん

十六夜さん

そして審査員の雪ん子さん

審査員のriraさん

温かいメッセージと共に短歌を

選んでいただきました。

これだけでも十分ですっていう

思いでいっぱいでしたが。

今回短歌部門の銀賞を頂きました。


短歌は明るい気持ちの時にはいつも

書きたい気持ちにならないのですが。

この歌を詠んだ時は、たくさんの

言葉にならない思いがどこか届かない

場所で眠っているような気持がして

いました。

そして、主語のない言葉を主人公に

した歌を詠みたいと思い書いたものです。

短歌は心の花瓶にひたひたになった

水がこぼれそうになりそうになると

作りたくなるのかもしれないです。

あれから短歌を辞めてしまうオプションも

大いにあったのに。

note駅に降り立ったことでまたわたしの

もとに短歌がもどってきた気分です。

なくした大切なものが何週もまわって

まわってまたわたしの目の前にある

ような。

これからも、詠みたい歌を書いて

ゆきたいと思ってます。

ふたたび巡り合える機会を与えて

頂いたみなさまありがとうございます。

とてもうれしい、幸せな気持ちです。

きっと短歌のことばたちもそう思っている

そんな気がしています。


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