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生まれつきってだめですか?そんな気持ちをずっとがまんしていた。

決まりごとになかなかなじまない。

そういうものですというあれが

嫌で。

そうしなきゃいけない理由が

知りたくて。

抗えるところはささやかに抗ってきた

ようなそんな気がする。

学校時代ってことばはわるいけれど

学校という建物の枠はちょっと檻の様で。

檻のなかも日々そのなかにいると

泳げるようになってくるもの

だけれど。

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その中にいるとそういうものだからと

飼いならされて行ってゆく。

わたしもかなり飼いならされたんだと

思う。

校則ってなんだろう?

むだに厳しい学校に7年通った。

でもその学校のことは好きだった。

前、通っていた学校ではちょうどいじめの

入り口にいたので、わたしをその場所から

救ってくれた時に出会えた学校だから

地獄で仏みたいな感じだった。

そこはクリスチャンだったけど。

小6からそこの編入生になった。

公立の小学校の時はいじめはあったけど

わりと校則はゆるかった。

だからやたら決まりごとが多くて

転校生としてその学校に入った時は

ちょっと初めてのカルチャーショック

だった。

そこに通っている彼女たちは、

そういうものだよっていう涼しい顔で。

わたしに手取り足取り教えてくれた。

ハンカチは白とか靴下は紺とか

スカートの長さはふくらはぎの

いちばん太いところまでとか。

理由はイケてない感じがもわっと

にじみ出るぐらいがちょうどよくて

よその男子たちに声をかけられない

ためだとか。

なんじゃそりゃ。

スカートの長さは関係ないよと思いつつ。

ふくらはぎの長さでも似合う子は似合うん

だって思ったけど。

バイトが禁止とか、まっすぐ家に帰らない

人はより道します連絡票を提出したり。

登下校はトップスがブレザーじゃなくて

カーディガンだけだとまた呼び出し

くらうとか。

体温調節ぐらいこっちでさせてよってな

具合で。

後、上履きも指定の上履きはくことに

決まっていた。

指定のものに足のサイズがあわない大きな

子がいて、その子の上履きの裏が青かった

っていうだけでシスターに呼び出しくらって

いた麻利ちゃん。

理由はみんな白いのにあなただけ青い色って

気持ち悪いからだとか。

その時は理不尽ってこういうことだと

麻利ちゃんをなぐさめた。

だから校則ってなんだろう。

校則を守らせる人と守るひとの関係って

守らなければならない人である生徒の

立場が断然よわい。

先生と生徒の間にある校則という分断

された線が見える。

先生とわたしをわけているものが

くっきりとそこにあるような感じだ。

角が鋭い校則があるって、なんか

わたしたちいつも疑われてるよねって

いう気分になってくる。

あの頃って気分がフラットでいることが

むずかしい10代のさなかにあるのに。

学校があらかじめ決めた校則にしばられて

信じられてないんやなって感じのジャブを

繰り返し受け続けてると、ほんとうに

すねた子供に日々なってゆく。

すねる自由もあの頃にはあるけれど。

いらん、すねはいらんと思う。

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個人的なことだけどわたしは天パだった

ので、生まれつき天パであることの

証明をさせられた。

トイレに行って髪を濡らしてきてパーマ

じゃないことを明らかにする。

そういうのいらんよって思って。

トイレに一人髪を濡らしに行く時の

わけのわからない屈辱感は、存在を

否定されている気分になる。

生まれつきってだめですか?

そんな気持ちになって。

もやもやして。

校則違反していないと言われても

なんらうれしくない。

前髪はいまでいうところのオン眉。

オンザ眉。

今なら結構みんなこぞってやりそうな

ヘアスタイルだけどあの頃は、ぜったい

それ、全校生徒の前で司会するよりも

嫌っていう髪型だった。

そして耳の横でばしっと黒ゴムでしばる。

ゆるっとはだめで編み込みもダメで。

いつも叱られていたけどある日。

数学の中塚恭子先生がチリチリパーマの

ヘアスタイルを耳の横でばしっと

黒ゴムでくくっていた。

え?

くくってるよ、なんで?

え? ってガン見するほど。

おはよう! って朝の校門でその

スタイルでみんなに挨拶をしたことが

あって。

あの時の中塚先生の行動は少し好きだった。

少し生徒目線で寄り添ってくれてる気がした。

中塚先生のその行動で、みんなと先生の間に

ある線がすこし薄らいで見えた。

noteのお題 #みらいの校則  について

考えていたら。

校則はほんとはなくていいし。

あることでその人が生まれてきたことを

否定したくなるようなものはなくていいと

思った。

それよりも、校則という言葉もなくしても

いいかもしれない。

守らせるに値する規則を作るより、

もっとたとえば助けてだとかしんどいとか

言うことがだめなことじゃないよって

いうことを言えるじゆうな空気を

先生と生徒で作れたらいいのにって

思うことがある。

理想すぎるかもしれないけど、ほんとうに

それは生徒もだけどもしかしたら先生も

弱音を吐いていいよっていう空間にする

ことも大切のような気がして。

わたしの通っていた学校わたしは好き

だったし、今でも会いたい先生が

何名かいらっしゃるがゆえに、ちょっと

わがまま言ってみたくなりました。

よわねって 弱い音って いうからね
精一杯の 音を鳴らして 生きてゆこうよ


素敵な画像をぱそたくさんより拝借しました。ありがとうございます!

キャッチフレーズお創りした皆様感謝感激雨あられでございます




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みらいの校則

いつも、笑える方向を目指しています! 面白いもの書いてゆきますね😊