北千住BUoY

2階は元ボウリング場、地下は元銭湯の廃墟ほぼそのままの、アトリエ・稽古場・ギャラリー・…

北千住BUoY

2階は元ボウリング場、地下は元銭湯の廃墟ほぼそのままの、アトリエ・稽古場・ギャラリー・カフェを擁するアートスペース。詩、建築、演劇、ダンス、音楽、飲食、映像、現代美術といった多様なジャンルのコラボレーションにより、社会的無意識との出会いを創造します。

最近の記事

<無為フェス -Vol.2->#18 山口静『お粗末な即興をたのしむ会』

2023年12月19日 山口静 DJ2名を招いて即興イベントを行いました。 DJの選ぶ音楽に体を合わせたり乗っかったりした2時間でした。 扉を半分開けていたので、カフェのお客様が覗いてくださったり、 実際に中に入って即興を見てくださることもあり、それは私たちにとってもサプライズでした。 特に印象的だったのは若いカップルのお二人で、浴槽の縁に腰かけてニヤニヤしていました。 普段ならあまり交わらない世代やタイプの方々に見ていただけるのは新鮮で面白い。 お二人にとってどんな時間

    • <無為フェス -Vol.2->#17 生命の躍動「あやとりー影響を与える〇〇ー」

      2023年11月18日(土)15時30分 - 17時30分 初めまして。 【生命の躍動】です。 音楽アーティストmidorimと身体表現・マルチアーティスト ふくいさほによる、音楽と身体表現を組み合わせた実験的ユニットです。 主に即興性、実験性をテーマに活動しております。 私たちは高校の同級生で、ふくいさほより依頼を受けてmidorimが舞踏のための楽曲制作を行ったことがきっかけで2023年9月より活動をスタートしました。 ◆初の共同作品『ウくノー』 ユニットとして初め

      • <無為フェス -Vol.2->#16 福田寛之『だまって仮面をじっと見る』

        無為フェスvol.2@北千住BUoY 11/14(火)「だまって仮面をじっと見る」 晩秋の青空が広がる午後北千住へ。北千住駅の東口は100回以上降りてるけど最近はご無沙汰。BUoYに行く前に、今年の春に閉じた家劇場へ。すでに家は取り壊されたことは知っていたけど、もう新しい家が出来あがろうとしていました。仮面劇の稽古や朗読やライフゲームWSでお世話になった家劇場の風景が上書きされてしまいます。 東京電機大の横を通り東武伊勢崎線の線路をくぐって墨堤通りへ出て、スロージェットコ

        • <無為フェス -Vol.2->#15 今村よしこ『BUoYに舞ったカラス達』

          2023年12月3日 14時 - 18時 無為フェス#2にて、12/3の午後、「みんなでからすになろう!」というよしプロ無料wsを開催致しました。 よしプロとは? コンテンポラリーと舞踏という違う身体性を持った2人が組み、古典芸能や民族楽器、クラシックなどの様々な先鋭の音楽家と、新たな場を掘り起こすユニット。 古民家や文化財建築、工場跡地や蔵など、歴史が染み込んだ場の力を吸い取り、そこに新たな空間を創造させることをコンセプトにしている団体です。 https://yhd

        <無為フェス -Vol.2->#18 山口静『お粗末な即興をたのしむ会』

          <無為フェス -Vol.2->#14 柘榴ユカ

          2023年11月25日 12:30-16:30 会場に設置された複数ののぞき穴から中の様子を覗いて鑑賞する体験型の作品を公開いたしました。 穴の向こう側では奇妙な巨大動物たちや不思議な姿をした生き物が生活(パフォーマンス)をしています。 作品の告知をしてから公開日までの間に「何時ごろに行ったら良いですか?」という質問を多くの方からいただきました。 それを踏まえて考案当初は無かった進行スケジュールのようなものを急遽作成し、4時間のパフォーマンスを行いました。 それぞれ

          <無為フェス -Vol.2->#14 柘榴ユカ

          <無為フェス -Vol.2->#13 ひびの泡『ライブ後記』

          2023年11月27日(月) はじめに2023年11月27日に、「無為フェスVol.02 芸術のアブ」出演させていただきました、音も光のインプロヴァイザーユニット『ひびの泡』です。今回、各メンバーからの感想をいただいていますので、こちら記載しております。また、末尾に27日のライブ映像も公開しておきますので、よろしければぜひ最後まで見てくださると嬉しいです。 『ひびの泡』とは『ひびの泡』は、2023年から活動している、ピアノ、ギター、ドラム、映像による4ピースでの即興表現を

          <無為フェス -Vol.2->#13 ひびの泡『ライブ後記』

          <無為フェス -Vol.2->#12 石黒萌子『I just place the things I collected and cherish them. (集めたものを置いて、それを愛でているだけだ。)』

          2023年11月28日(火) 9時 - 21時 好きで集めているものや気がつくと集まっているもの。 私の家には脈絡なく長い期間かけて集まってきたものたちがたくさんある。幾度かの引っ越しも乗り越えてついてきたものも多い。 普段押し入れにしまってあったり、部屋の片隅に追いやられているそれらのものたちを、セノグラフィーとしてBUoYの地下空間に配置して愛でることが目的である。 観客/演者/演目不在のセノグラフィー実験。 スケジュール 9:30-搬入開始 10:00-空間に並べ

          <無為フェス -Vol.2->#12 石黒萌子『I just place the things I collected and cherish them. (集めたものを置いて、それを愛でているだけだ。)』

          <無為フェス -Vol.2-> #11 大沼由紀『フラメンコ舞踊とクラシック演奏家(チェリスト)の即興セッション』

          2023年11月20日 12時45分 - 14時45分 フラメンコ舞踊家の大沼由紀と申します。クラシック演奏家のチェリスト下島万乃さんとの即興セッションを行うべく無為フェスVol.2にエントリー、11月20日12時45分から14時45分までの時間をいただきました。 この空間が面白いという評判は聞こえており、以前から気になっていました。偶然にも下島さんはこちらでの本番を経験したばかり。独特の空間意識が持てる場所です、との彼女の言葉に、期待が膨らみます。 当日、自分達でシャ

          <無為フェス -Vol.2-> #11 大沼由紀『フラメンコ舞踊とクラシック演奏家(チェリスト)の即興セッション』

          <無為フェス -Vol.2-> #10 小幡八郎『SHIN ON BUoY 2023.11.20』

          2023年11月20日(月)15時 - 20時 SHINという名称で音を出したい人が集まり1976年からスタートした、メンバーは不定期であらゆるところで音を出してきた。真冬の諏訪湖の氷上・山の中・喫茶店・美術館・演劇ホール・お寺・海岸・路上・そして自分達の為にロックコンサートを企画しそこで音を出した。  SHINは音楽では無いし、ノイズバンドでも無い。再現出来るだけの技量も持ち合わせていない。ただ音が表現行為の一つであることと考える。北千住駅の海抜は0.1mだそうだ、BU

          <無為フェス -Vol.2-> #10 小幡八郎『SHIN ON BUoY 2023.11.20』

          <無為フェス -Vol.2->#9 劇団ほぼ無職『はたらきたくない展vol.2〜月曜日がいちばん、働きたくない〜』

          11月27日(月)9時 - 16時 【若松朋茂のレポート】 今回私共劇団ほぼ無職は「働きたくない展vol.2"フーリウム"〜月曜日が一番働きたくない〜」と銘打った発表をしました。 当劇団は「無職等の、肩書を持たない人間が自己紹介の際にとりあえず『劇団員』と名乗れるようにするための劇団」として、実と虚の間でギリギリの活動を続けてきました。 今回の作品は、劇団員だかなんだかわからない、おそらく素人に分類されるであろう人間を会場内に展示物として配置し、訪問客の要望に応じて随時

          <無為フェス -Vol.2->#9 劇団ほぼ無職『はたらきたくない展vol.2〜月曜日がいちばん、働きたくない〜』

          <無為フェス -Vol.2->#8 邪宗門

          2023年11月25日(土)18時 - 22時 今回のイベントは、私達のバンド「邪宗門」のデビューの日で、この貴重な日を、大好きなこのBUoYにて迎えられたのは本当に嬉しいことであります。 今回の企画のテーマは「芸術としてAb(アブ)」ですが、私達のバンド「邪宗門」はまさしくAbの塊です。 私達はヨーロッパで1000年以上前に使われていた、いわゆる「古楽器」という楽器を使用していますが、基本的に当時のテイストを残したオリジナル曲を演奏しています。どちらかと言えばいわゆる「現

          <無為フェス -Vol.2->#8 邪宗門

          <無為フェス -Vol.2->#7 TRiP『レポートー落語会の舞台裏の表

          2023年12月2日(土)17時 - 21時 こんにちは。TRiP(トリップ)です。 「TRiP」は、柳家あお馬、渡邉晃、本屋しゃんの3人が作る「落語と浮世絵が出会う落語会」の名前であり、チーム名です。それぞれ活動するフィールドは違えど、われわれ3人が「落語と浮世絵」の架け橋となり、ジャンルを越えて、落語と浮世絵を横断することで、もっと双方を楽しんでほしい! そして、落語と浮世絵の魅力を広げたい! という想いのもとチームを結成しました。 普段は、BUoYからもほど近い「

          <無為フェス -Vol.2->#7 TRiP『レポートー落語会の舞台裏の表

          <無為フェス -Vol.2->#6 立川清志楼『即興よる映像インスタレーション「pre – 第二次三カ年計画」』

          2023年11月14日(火)9時 - 14時30分 即興よる映像インスタレーション「pre – 第二次三カ年計画」 わたし立川清志楼は主に「動物園」を被写体にあらゆる映像的実験を作品及びインスタレーション上映により行っています。2020年より開始されたプロジェクト「第一次三カ年計画」が2023年6月に終了。結果として200本の作品が完成、16回に渡る上映会をBUoy他で行いました。 「第一次三カ年計画」とは、作品制作のためのマニフェストで 1.月間5本の映像作品生産(

          <無為フェス -Vol.2->#6 立川清志楼『即興よる映像インスタレーション「pre – 第二次三カ年計画」』

          <無為フェス -Vol.2-> #5 高木珠里 長尾純子 堀夏子『俳優だけの緩やかな稽古をします』

          2023年11月29日(水) 内容 演出など権威的存在は置かず、俳優だけでただ芝居の稽古をするという試みです。 一般公開無し ●11/29 当日の流れ 18:20〜 ゆるゆると集合しミーティング 高木は気分上げるため上下ジャージに着替え。堀 長尾は偶然私服と髪型のスタイリングがそっくりに。事前にメニューを決めていたので早々に動き出す。 18:30〜 ラジオ体操でウォーミングアップ とにかく体を動かす。堀がスマホで音出し、広い稽古場内散り散りに体操。 18:45〜19

          <無為フェス -Vol.2-> #5 高木珠里 長尾純子 堀夏子『俳優だけの緩やかな稽古をします』

          <無為フェス -Vol.2->#4 LICCA『クレヨン持って公開制作の記録』

          2023年11月19日(日)18時30分 - 20時 工作、手作業、フリック入力、ライブペイント、アブストラクト、ひとりごと、内言外言、意味合い、装飾品について、公開制作 今回こういうことを話したりやっていました。通しの録画録音は無く、断片的な録画と記憶から書きます。  プロジェクターを湯船のほうに向けて作業場をでっかく映して紙一枚にクレヨンを使いながら1時間半ひとりで喋っていました。そんなずっと喋る予定はまるでなかったんですけどセッティング中に流す予定だったラジオのこ

          <無為フェス -Vol.2->#4 LICCA『クレヨン持って公開制作の記録』

          <無為フェス -Vol.2->#3 架空カンパニーあしもと『無為-在』

          2023年11月17日(金)15時 - 20時 皆様こんにちは。 架空カンパニーあしもとと申します。 普段は現代サーカスやダンス、演劇、人形劇などさまざまなジャンルの場で「物との関わり」を見つめ直すパフォーマンスをしております。 今回は無為フェス- Vol.2 -の内の1日をお借りし、展示・体験・パフォーマンスの企画を実施しました。 企画を立ち上げるにあたり、無為フェス-Vol.2-のテーマ「芸術のアブ」について考えました。この「アブ」を接頭辞ab-≒分離・離れることと解

          <無為フェス -Vol.2->#3 架空カンパニーあしもと『無為-在』