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<無為フェス -Vol.2-> #5 高木珠里 長尾純子 堀夏子『俳優だけの緩やかな稽古をします』

2023年11月29日(水)

内容
演出など権威的存在は置かず、俳優だけでただ芝居の稽古をするという試みです。

一般公開無し

●11/29 当日の流れ
18:20〜
ゆるゆると集合しミーティング
高木は気分上げるため上下ジャージに着替え。堀 長尾は偶然私服と髪型のスタイリングがそっくりに。事前にメニューを決めていたので早々に動き出す。

18:30〜
ラジオ体操でウォーミングアップ
とにかく体を動かす。堀がスマホで音出し、広い稽古場内散り散りに体操。

18:45〜19:30
男女二人芝居
長尾がコピーしてきてくれた三人で読むのは初のテキストをラストまで。持ちながら動いたり。やりながら各自良き時に配役交代。

19:30〜
小休止&三人芝居の資料確認
思考が似た状況だからか持ち寄ったお菓子は三人ともチョコ。
三人で何度か読んでる難しいテキストの資料。高木が昨晩偶々見つけた資料を急いでコピーし三人で読んでみたものの、資料さえも難解過ぎ。

19:45〜21:40
女三人芝居
メインメニュー。冒頭の二人のシーンを初めて動きながら。やりながら薄暗い場内でテキストの文字を追うため照明を求めつつ動く。堀 高木、長尾 高木の組み合わせで同じシーン2回。
次に登場人物が三人になるシーンを退館まで。


●感想

このメンバーで今まで何度か本読みしてきた台本でしたが、広い空間で立って演技することで、声の響き方や、見え方、役の状態など、今まで気が付かなかった発見がたくさんありました。

興味のある戯曲を読む会などを数回行ってきた3人。戯曲を読んで行く中で、煮詰まっていた部分もあり、動いてみて見えてくることはないかな?と話していた折に、このフェスに出会いました。選んだ戯曲から2人のシーンを繰り返し、必ず1人は見ている、という状況にして進行していきました。観客席を意識せずにひたすら大きく使ってみたり、場所を変えてみたり…。

お2人を見ている時間に、戯曲の謎が突然腹落ちしたりと、動いてみる事でしか得られない瞬間が度々ありました。BUoYの空間だったらこうやってみたい!などと言った話も弾みました。
長尾

とにかく楽しかったです。顔は全く笑ってなかったけれど。上演を前提とせずただただ難解なテキストと格闘すること。座って本読みをしていただけだと分からないことがこの独特の広い空間にいることで何かが立ち上がる瞬間が見えたり、強制でなく俳優が自発的に考え動き話す場にいるのが楽しかったです。緩やかに続けていけたらと思いました。

高木


BUoYスタッフより

無為フェスについてはこちらの記事をご覧ください。


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