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<無為フェス -Vol.2->#15 今村よしこ『BUoYに舞ったカラス達』

2023年12月3日 14時 - 18時

無為フェス#2にて、12/3の午後、「みんなでからすになろう!」というよしプロ無料wsを開催致しました。

よしプロとは?
コンテンポラリーと舞踏という違う身体性を持った2人が組み、古典芸能や民族楽器、クラシックなどの様々な先鋭の音楽家と、新たな場を掘り起こすユニット。

古民家や文化財建築、工場跡地や蔵など、歴史が染み込んだ場の力を吸い取り、そこに新たな空間を創造させることをコンセプトにしている団体です。

https://yhdpyoyoyo.wixsite.com/-site/s-projects-basic

そして今回、なぜカラスになろう?
といいますと…

よしプロでは、「明烏夢泡雪」(あけがらすゆめのあわゆき)という江戸浄瑠璃新内節の当時の大ヒット作をベースに「あけがらす」という作品を創作し、
2022年に屋上劇場ムリウイ
2023年重要文化財明日館
と、場所を変え作品を展開して来ました。


この作品では、ダンサーは2羽のカラスとなり、時を越えて物語を俯瞰してみているストーリーテーラーとして存在します。


この「あけがらす」。
次なる展開を考えていたところ...
無為フェスの情報を発見。

BUoYの地下空間での大勢のカラス!!というアイデアが浮かびました。

元銭湯、廃墟感もあり、北千住という街の空気..此処をカラスの基地にして飛びまわせてみたい!!

(よしプロでは、このワクワクから創作がはじまります。)

どれだけ人が集まってくれるかわからないけれど、とにかく実験してみよう!!

そんな流れで、「みんなでカラスになろう!」となりました。

BUoYの空間に合わせ、
今回は音楽家「清水博志」さんに協力してもらいました。
そこにある物、目についたもので音を出したり、さりげなく物を置いて空間をデザインしたり、歩くリズムと音の関係にフォーカスしたwsもされているマルチアーティストです。


そんな思いから開催した、
この日の参加者は..
劇団関係、踊り仲間、役者、
無為フェスの情報を観て面白そうと来てくださった方など。
素晴らしく個性的な方々(カラス)が集まってくれました。

ドレスコードは黒。
ワンポイントで赤。

15時から体慣らしを兼ねて「歩く」ワークをスタート。
まずは、隅々まで歩いて地下空間に挨拶。
空間に体を馴染ませ、意識を広げるウォームアップ。
さりげなく音も入り
黒い服に赤いワンポイントの参加者が空間を掻き回しました。

そして、ショーイングに向け、具体的に振付を開始。 


よしプロ主宰のダンサー/振付家の「今村よしこ」は、言葉で振付をします。
見渡す
羽を触る
反対側の耳を触る

振付を言葉で伝えると
それぞれの身体が見えてきます
見本を真似するばかりでなく
ご自身の身体で語られるものは
その人にしかないもの
唯一無二のもので
それが素晴らしい動きなのです。

17時には、通し稽古に入れました。
荒通し、からの2回のショーイング。
参加者思い思いのカラスを楽しんで舞っている姿は一編の映画をみているようでした。

「よしプロ」として初のワークショップでしたが、BUoyという人の痕跡が残るスペースで、清水さんの音に触発され個性的なカラスが自由に舞う時間に、一つ新たな可能性を見つける事が出来たと思います。

「BUoyに舞ったカラス達。」
ここから次なる創作が始まります。

よしプロ


BUoYスタッフより

無為フェスについてはこちらの記事をご覧ください。


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