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<無為フェス -Vol.2->#7 TRiP『レポートー落語会の舞台裏の表

2023年12月2日(土)17時 - 21時

こんにちは。TRiP(トリップ)です。

「TRiP」は、柳家あお馬、渡邉晃、本屋しゃんの3人が作る「落語と浮世絵が出会う落語会」の名前であり、チーム名です。それぞれ活動するフィールドは違えど、われわれ3人が「落語と浮世絵」の架け橋となり、ジャンルを越えて、落語と浮世絵を横断することで、もっと双方を楽しんでほしい! そして、落語と浮世絵の魅力を広げたい! という想いのもとチームを結成しました。

普段は、BUoYからもほど近い「仲町の家」で年に数回、落語会を開催しています。毎回テーマをひとつ決めて、あお馬は落語で、渡邊は浮世絵で応えます。渡邊さんが、JAZZピアノでBGMと出囃子も担当し、今やあお馬も本屋しゃんもピアノを練習し、会で披露することに。本屋しゃんは寄席文字に挑戦しはじめ…。そう、TRiPは、全力で楽しみに来ていただいているお客様に全力で応えたい一心で、3人の得意なことを全力で稼働させること、さらに常に挑戦心を忘れないことをモットーに会を作っています。

全力で会を開催するために、欠かせないのが「作戦会議」。
会が終わるごとに毎回反省会をし、次回のテーマを決め、開催が近づいてきたら当日についての打ち合わせをします。会議する場所はさまざまですが、アイディアが深まりそうな場所を選ぶようにしています。「第3回 テーマ:侍」の開催に向けての会議は、あお馬行きつけの亀戸の喫茶店「珈琲道場 侍」で行いました。

そして、このたび2023年11月4日に開催した第3回 テーマ:侍(サムライ)の反省と次回のテーマ決めをする会議場所に選んだのが〈無為フェスvol.02 芸術のアブ〉です。いつも3人で行っている会議を公開するとどうなるのだろうか。日々、芸術が生まれ、つくられている場所=BUoYで話し合いをすれば、きっと何かが生まれるに違いない! お客様からもおもしろいアイディアが出てくるかもしれない。そして、TRiPの舞台裏も見ていただくことで、より落語会に興味を持っていただきたいという想いがありました。

そんな想いをひっさげて、開催したのが【「TRiP ー落語×浮世絵ー」実験編 落語会の舞台裏の表】です。落語会の舞台裏である作戦会議を表舞台でやってみるから「落語会の舞台裏の表」。

BUoYの地下は広くて、ひとつの空間でも、場所によってだいぶ雰囲気が異なります。さて、どこで話し合いをしようかしら…から、「落語会の舞台裏の表」が開演。
結局、会議場所として選んだのは元銭湯らしい、元浴槽。元浴槽のフチに腰掛けて、お客さまを前に公開作戦会議スタートです。やはり、お客様がいらっしゃると、「楽しんでいただきたい」という気持ちが発動し、いつもの作戦会議にはない緊張感が走ります。参加いただいたお客様からは「廃墟が漂わせるディストピア感の中、牧歌的で楽しかった」との声をいただきました。BUoYだからこそ作れた空気だな、と空間と企画の関係性を改めて考えた次第です。

さて、ではどのように話し合いが進んだのかというと、本屋しゃんが作ったアジェンダを元に、まずは会の報告をし、それから良かった点/悪かった点をあげていきます。良かった点は頑張って続けていこうというのと、どうしたらもっと良い点になるのかを話すのですが、やはり焦点は「反省点」。それぞれ、反省点と共に、では次回はどうしたら良いのかというアイディアも持ち寄り、反省点とアイディアを揉んでいきます。

会議の中でたびたび出てくる、落語の専門用語。あお馬さんが都度、言葉の説明や落語の基礎知識、さらに寄席の舞台裏まで話しました。3人の共通言語になっている単語もお客様にとってははじめて聞く、はじめて知ることもたくさんありますよね。舞台裏を公開することで、自分たちを客観視することができ、初心に帰ることができたような気がします。これは、落語会本編でも大切なことですよね。会を重ねて運営に慣れていくにはいいことですが、慣れがダレになってはいけません。毎回、軸をしっかり持たなくちゃなと、改めて思った次第です。

熱くアイディアのぶつけ合いをしていたらあっという間に、残り15分…。

次回の日程とテーマも決めなくてはいけません。TRiPはテーマをプールしているのですが、そこから選んでみたり、新たに案を考えたり。全体の流れや季節に合わせてみたり、いろいろな角度からテーマを決めていき、お客さんと一緒にもりあがりました!

そして、結構スムーズに3人の想いが一致し、無事にテーマと日程が決定!
次回は、2024年3月中頃に開催します!
テーマは何に決まったかって?
詳細は2024年1月中に公開予定。それまで…お楽しみにお待ちください。

今度は、TRiPの本編でお会いできますように。
これからもTRiPをよろしくお願いします。

■落語会の舞台裏の表

■TRiPー落語×浮世絵ーの歩み


BUoYスタッフより

無為フェスについてはこちらの記事をご覧ください。


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