BUNKER TOKYO-しんぶん赤派-

ロシア、東欧、北欧などの新鋭ブランドをセレクトする、原宿のアパレルショップです。 しん…

BUNKER TOKYO-しんぶん赤派-

ロシア、東欧、北欧などの新鋭ブランドをセレクトする、原宿のアパレルショップです。 しんぶん赤派という新聞を発行しています。 ロシア文化やアート、政治経済に至るまで、幅広く皆様に伝えて行きたいと思っています。

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最高指導者ブレジネフ。もたらしたのは平和か腐敗か?

ズドラーストヴィチェ! 研究員のRyuseiです。 今回はソ連時代の最高指導者の1人レオニード・イリイチ・ブレジネフについて解説していこうと思います。 同志の皆様や、歴史がお好きな方にはもはや馴染みのあるビッグネームではありますが、レーニンやスターリンと比べるとどうしても知名度の劣るブレジネフ。 ベルリンの壁のあの有名な絵で見たことはあるけどパッと名前が出てきにくい…なんならこの絵はこの人だったのね…なんて言われちゃう人です。 さて、このブレジネフという男。実はソ連の最高指

    • 「ヤーチャイカ。」ソ連女子代表テレシコワ

      ズドラーストヴィチェ! BUNKER TOKYOのRyuseiです。 今月のBUNKERはソ連月間! コルパシェヴォのレザーブランドCorridaの新作ウォレットをはじめ、ソ連女子に大人気なベラルーシウォッチLuchや優美なバッグTTRSHCHNKVAなどの新作が大量入荷!! さて、今回はCorridaのデザインで新登場した人物ワレンチナ・テレシコワをご紹介いたします。 人類史に新たな一歩を進めたレジェンドなソ連女子です。では紹介に移ります! 彼女のことを知らなかった方

      • ヴィクトルツォイを深堀りしてみる

        Здравствуйте!  BUNKER TOKYO研究員のリュウセイです。 BUNKER TOKYOでは現在ヴィクトルツォイウィーク開催中!ということで今回はロシアでのロックの神様ことヴィクトル・ツォイについて語らせていただこうと思っております。 リニューアル後さまざまなイベントを行なってきましたが、その中でも要望の多かったКиноにフィーチャーしたイベントがついに!!!これも同志の皆様のおかげです!本当にありがとうございます!! イベント詳細はこちら 28歳とい

        • カセットテープからソ連のロック史を遡ってみる

          ズドラーストヴィチェ! 2021年10月29日(金)からBUNKER TOKYOでは「ソビエト・ポストソビエトのカセットテープ闇市」を開催しております。 1980年代から2000年初頭にかけてロシアで活動したアーティストたちのカセットテープアルバムが大量に入荷いたしました! 日本にいるとなかなか馴染みのない音楽たちですが、ソ連やロシアにはカッコいいアーティストがたくさん存在し、現在でも世界中で活躍しています。 とはいえ、ペレストロイカ以前には文化が制限されていたソ連の世界で

        最高指導者ブレジネフ。もたらしたのは平和か腐敗か?

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          1本

        記事

          赤いモスクワことKrasnaya Moskvaを取り巻く香水ミステリー。CHANEL N°5は実はロシアの香り?

          BUNKER TOKYOでも大人気、入荷すると瞬時にSold outするKrasnaya Moskva。素敵ですよね、香水って。私Kazumaもこれまで様々な香水を愛して来ました。最近ではキャラに似合わず資生堂のサステナブルブランドBAUMの香水(ヒノキ、樹木)などサラっとした香りがお気に入りですが、少し前まではあまりに色々な香水を経験しすぎて、普通の匂いでは物足りなくなり、たどり着いたのはHEELEYのPHOENICIA(スパイス、タバコ、デーツ、革)や、Le-LaboのO

          赤いモスクワことKrasnaya Moskvaを取り巻く香水ミステリー。CHANEL N°5は実はロシアの香り?

          東側の食卓を彩った陶磁器たち

          ズトラーストヴィチェ! 現在BUNKNR TOKYOは「ソ連の食卓展」を開催しております。 ソ連時代のロシアやウズベキスタン、さらにはウクライナやなんと東ドイツのアイテムまで! 東側の食卓を彩った可愛い陶磁器を集めました。 というわけで今回は研究員のRyuseiがアイテムの紹介をしながら、その歴史や工場について軽く触れて行こうと思います。 陶磁器というと日本では、やはり古くから伝わるアジア、特に中国や朝鮮の陶磁器を思い浮かべる方が多いかと思います。 東アジアからシルクロー

          東側の食卓を彩った陶磁器たち

          ミンスクからの光~Luch Watchをご紹介!

          ズドラーストヴィチェ! 今回は当店リニューアル後初の"全ソ連女子大会"にて新入荷したベラルーシのヴィンテージウォッチLuchについてのご紹介です。 全ソ連女子大会は2021年10月8日(金)から1週間開催しております! 今回ご紹介させていただくLuchの新入荷に加え、カザフスタンのドレスやモスクワのバッグ、チェコスロバキアの香水ケース、ウクライナのヴィンテージファッション誌などなど……華やかなアイテムで店内彩っており、お出かけセット割もございますので是非この機会に遊びにいら

          ミンスクからの光~Luch Watchをご紹介!

          ~アヴァンギャルドと日本を繋ぐ~ワルワーラ・ブブノワ

          帝政ロシアのサンクトペテルブルクに生まれ、日本で活躍したロシアの芸術家がいます。その名もワルワーラ・ブブノワ(1886-1983)。 BUNKER TOKYOに入荷した洋書に日本語で書かれた人物、その秘密に迫ります。 "Self-Portreit" (1958) ①アヴァンギャルドの一員革命前の帝政ロシアのサンクトペテルブルク、上流階級の両親の元にワルワーラ・ブブノワは生まれました。 母の影響で幼少期からピアノと美術を学んだ彼女は、1907年にペテルブルク帝室美術アカデミ

          ~アヴァンギャルドと日本を繋ぐ~ワルワーラ・ブブノワ

          ソ連版ポップアート〈ソッツアート〉とは!?

          ズドラーストヴィチェ! 皆様はロシアのアートというと、どのようなモノを思い浮かべますか? 構成主義やプロパガンダのポスター、さらには分野を広げロシア正教の教会建築や、スターリン様式の摩天楼のような建築物、バレエやクラシック音楽、ドストエフスキーやプーシキン、トルストイなどの文学などなど……人によって浮かんだジャンルは様々かと思います。 今回はリニューアルに伴ってBUNKER TOKYOに入荷した2点のアート作品 アレクサンドル・コソラポフによる『レーニンとコカ・コーラ』(画

          ソ連版ポップアート〈ソッツアート〉とは!?

          歴史上最も"密"な監視社会…!東ドイツのシュタージ

          当店の大人気ロシアブランド MIRA-MIRU! 洗練されたデザインが魅力なこのブランドの今回のコレクションテーマはシュタージ。 デザインのソースがボストーク湖のように深いことで有名なMIRA-MIRU!が取り上げたシュタージについて今回のブログで解説していこうと思います。 実は前回R.O.XがKGBをテーマにコレクションを作ったときにブログでBUNKER TOKYOの最高指導者Kazumaさんがおまけで少し触れてくださいましたが、今回のブログではさらにもう少し掘り下げてい

          歴史上最も"密"な監視社会…!東ドイツのシュタージ

          コルパシェヴォの小さなレザーブランドCorrida

          トムスク郊外はコルパシェヴォの小さな工房で、デザインから生地選び、型作り等すべて一人で行うデザイナー、エフゲニー氏が手掛けるハンドメイドレザーブランドCorrida。BUNKER TOKYOはこのリニューアルに伴い、地元の人のために小さなお店で高品質なレザーアイテムを作っているこのCorridaと交渉し、Правдаやソ連をモチーフにしたアイテムに関する一部独占契約を締結しました。 ハイクオリティなレザーにソ連時代のПравдаの記事をプリントし、一個一個ハンドメイドで作ら

          コルパシェヴォの小さなレザーブランドCorrida

          ТРИУМФ~ロシアのハンドメイドウォッチ

          ロシア、サンクトペテルブルグで海軍、パイロット、消防士や極地探検家等エクストリームなワーカー向けの時計を作るウォッチメーカーТриумф(トライアンフ)。デザイナーのNickは1993年ごろより大手メーカーの時計の修理を始め、2000年代にはペトロドヴォレツ時計工場(PChZ)で生み出されるロシアの有名ウォッチブランドракетаの生産を手掛けました。  2012年に独立し、Триумфはロシア連邦公式ウォッチメーカーとして登録されました。作品はすべてハンドメイドで生産され

          ТРИУМФ~ロシアのハンドメイドウォッチ

          シルクロードで育まれた伝統品リシタン陶器!

          アッサーラムアライクム! BUNKER TOKYO研究員のRyuseiです。 この度BUNKER TOKYOはアパレルショップから "極東貿易カルチャーショップ"へと進化し生まれ変わりました!! 今後もロシアや中央アジア、カフカス、東欧などさまざまなカルチャーを掘り下げていけるよう頑張っていきますのでよろしくお願いいたします。 さっそくですが今回はかつてソ連を構成していた国の一つウズベキスタンのカルチャーを紹介します。🇺🇿 中央アジアの内陸に位置し、古代よりオアシス都市

          シルクロードで育まれた伝統品リシタン陶器!

          物ブツ交換(სოვდაგარი)

          近年注目を集めているカフカス地方の国があります。 それはジョージア🇬🇪。かつてはソ連の構成国のひとつでしたが1991年の独立以降、独特な文化が際立ち、多くの人が注目する国となりました。 期間限定メニューながら松屋復刻メニュー総選挙にて1位を取り多くの人を魅了したシュクメルリ(現在は販売終了)や、スタジオジブリの人気映画「風の谷のナウシカ」の衣装モデルとも呼ばれる民族衣装チョハ、さらにはワイン発祥の地として注目度の上がっているジョージアワインなど様々な文化のある国ジョージア。

          物ブツ交換(სოვდაგარი)

          Z世代Ryuseiから見た『人新世の「資本論」』

          "人新世(Antropocene)"という新たな時代の定義が広がりつつある。 人新世とは人類の経済活動が地球に与えた影響があまりにも大きく、地質学的に地球は新たな年代に突入したとしてノーベル化学賞受賞者のパウル・クルッツェン氏が名付けた地質年代のことであり、斎藤幸平氏は「人類が地球を破壊しつくす時代」とまとめている。 18世紀の産業革命以降、人類は化石燃料を大量に使用し膨大な二酸化炭素を排出するようになった。 これにより技術は発展し、今日の我々の生活から不便が取り除かれつつ

          Z世代Ryuseiから見た『人新世の「資本論」』

          ド派手アクション!痛快ストーリー!全露No.1映画「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」

          Ryuseiです。ボリシェヴィキの逆襲、たくさんの同志達にお会いできてとても嬉しかったです!静岡から上京し半年、生まれて初めて多大なる同志のパワーを存分に体感出来た瞬間でした。ありがとうございました! そして期間中、同志達におすすめしていただいていたロシア映画「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」を先日ようやく観ました。 ご存知、BUNKER TOKYOのエントランスを守っているソ連戦車T-34がテーマとなったこの映画。2019年に公開され大ヒットとなったこちらの作品は

          ド派手アクション!痛快ストーリー!全露No.1映画「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」