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シルクロードで育まれた伝統品リシタン陶器!

アッサーラムアライクム!
BUNKER TOKYO研究員のRyuseiです。

この度BUNKER TOKYOはアパレルショップから
"極東貿易カルチャーショップ"へと進化し生まれ変わりました!!
今後もロシアや中央アジア、カフカス、東欧などさまざまなカルチャーを掘り下げていけるよう頑張っていきますのでよろしくお願いいたします。

さっそくですが今回はかつてソ連を構成していた国の一つウズベキスタンのカルチャーを紹介します。🇺🇿

中央アジアの内陸に位置し、古代よりオアシス都市が栄え、シルクロードの中継地としてさまざまな文化が育まれてきたウズベキスタン。

その東部に位置するリシタンという小さな町の伝統工芸『リシタン陶器』の紹介です。

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写真のように鮮やかなブルーを使うことが多いリシタン陶器は、中国の陶磁器とペルシアの顔料、イスラームのデザインが出逢うことで生まれた伝統的な民芸品。
その歴史はなんと1000年以上にも及びます。
この美しく繊細な柄は、職人がひとつひとつ手書きで仕上げており全てが一点ものの陶器です。

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先程はブルーが特徴的と言いましたが、他にもウズベキスタンの民族衣装にも使われるアトラス模様のものや

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柘榴や黄桃などの果実など様々な種類の絵柄がございます。
味のある絵に、鮮やかな色使い。思わず見惚れてしまいます。大きさも食器として使うのに申し分ない使いやすそうなサイズ。
飾っても使っても楽しめる芸術品がこちらのリシタン陶器です。

リシタンは19㎢、人口も3万人余りと小さな町ですが、実は日本ともゆかりが深い土地。
1999年に「Noriko学級」という無償の日本語学校が設立され、現在でも続いています。
しかも近年、建物の一部を改装し、現地の子供達はここで日本語の他に陶芸も学んでいるそう。
リシタン属するフェルガナ盆地から子供たちが集まり、100人以上の生徒が元気に学ぶ場所となっております。

サマルカンドやブハラ歴史地区などに世界遺産になった美しいモスクが数多くあるウズベキスタン。
シルクロードの中継地で育まれた美しい文化がまだまだたくさんありますので、今後また他のものも紹介できたらなと思っております。

ということで今回はそんなウズベキスタンの文化の一つ「リシタン陶器」の紹介でした!
写真の陶芸品は店頭にてご覧いただけますのでぜひ遊びにいらしてください!


おまけ

ウズベキスタンの果樹園の様子をおさめた写真集や、ソ連時代の文化や自然を解説したヴィンテージの洋書も入荷しております。
ウズベキスタンに興味を持ってくださったらこちらもぜひ合わせてチェックしてみてください!

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