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ミンスクからの光~Luch Watchをご紹介!

ズドラーストヴィチェ!
今回は当店リニューアル後初の"全ソ連女子大会"にて新入荷したベラルーシのヴィンテージウォッチLuchについてのご紹介です。

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全ソ連女子大会は2021年10月8日(金)から1週間開催しております!
今回ご紹介させていただくLuchの新入荷に加え、カザフスタンのドレスやモスクワのバッグ、チェコスロバキアの香水ケース、ウクライナのヴィンテージファッション誌などなど……華やかなアイテムで店内彩っており、お出かけセット割もございますので是非この機会に遊びにいらしてください!

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それでは本題に移ります。
Luch(ルーチ/露語: Луч)はソ連時代のベラルーシはミンスクにルーツがあるブランド。
1953年に工場建設が決定され、1955年から時計の製造が開始されて以来、現在まで続いています。60年代には時計だけでなく、楽器製造用の工作機械や楽器、スペアパーツなども生産していました。
2010年にはスイスの高級時計ブランドFranck Muller社の傘下に入りました。
レトロでクラシカル、タイムレスなデザインが特徴で、2020年には博物館が出来るなど世界中で愛されております。

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Luchは創業以来、様々なモデルを開発してきましたが、なんとその数1700種類以上。その中から今回当店に入荷したものはどれもソ連時代、ポストソヴヴィエトのヴィンテージのアイテム!

Luchの時計の80'90'ヴィンテージアイテムは、とにかく動作確認できるものが少なく、電池が切れたいたり、動いても秒針がズレたり、時間通りに進まないものが多い中、当店はデッドストックまたは完動品のみをセレクト!クォーツ式アイテムはバッテリー交換済みです。またベルト部のが可愛らしく特徴的なデザインが入っているものをセレクトいたしました。ハートの形や鮮やかなブルーにボタニカル柄はまさにソ連女子におすすめの逸品です。

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中にはこのように «Сделано в СССР»
(ロシア語でMade In USSR)の文字があるものも!ソ連好きにはたまらないですね。

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他にもゴージャスで精密な模様のベルトのものなど、他に無いユニークなソ連製腕時計が入荷いたしました!
緊急事態宣言も開けたこの機会にぜひカルチャー体験をしに原宿まで遊びにいらしてください。
Ryusei

おまけ

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せっかくなのでベラルーシという国についても軽く触れてみようと思います。

Luchの生まれたベラルーシは西はポーランド、東はロシア、南にはウクライナに面した国。
ソ連時代は「白ロシア・ソビエト社会主義共和国(露語:Белорусская Советская Социалистическая Республика)」いう名前でした。
なぜ白なのかというと、遡ること13世紀。当時ルーシ(ロシア)の人々はモンゴルの支配を受けていましたが、その際にロシアの地域と比べ比較的自由だったベラルーシの地域は、自由を表す色の「白」を用いて白ロシアと呼ばれた説や、モンゴル人は中国から学んだ陰陽五行思想を用いて方角を色で呼んだことから南部の赤、西部の白、北部の黒と3つのルーシを決めたのち、白だけが国名として残り、Белорусскаяがベラルーシ語化した結果、現在ではベラルーシと呼ばれるようになった、などの説があるそう。

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こちらはミンスクにあるLuchの工場の写真。
時計台にはキリル文字でのブランドロゴが。

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2020年にできたLuchの博物館。
1950年代からたくさんの時計を開発してきたLuch、いつかはこの博物館に行ってその歴史を感じたいです。

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