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【MLB】ステロイド時代 関連記事まとめ

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#考察

【MLB】バイオジェネシス・スキャンダルから10年【Short】

【MLB】バイオジェネシス・スキャンダルから10年【Short】

2013年シーズンといえば,いまやアメリカン・リーグ最強球団に君臨しているヒューストン・アストロズがリーグ再編によって初めてアメリカン・リーグでプレーした年。それまでナショナル・リーグ中地区に配属されていたため,ALWは4球団,NLCが6球団という歪な編成となっていました。この出来事について当時コミッショナーのBud Seligは「歴史的」と評価。

しかし,この年のSeligは”そんなこと”より

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【MLB】2022年アメリカ野球殿堂入りについての所感【ステロイド時代】

【MLB】2022年アメリカ野球殿堂入りについての所感【ステロイド時代】

※すべて無料で閲覧可能です。

 日本時間の1月26日午前8時,2022年のアメリカ野球殿堂入り選手が決定しました。殿堂入りのためには全米野球記者協会(BBWAA)の記者投票で75.0%以上の得票を得る必要があり,今回の投票でその資格を得たのはボストン・レッドソックスの英雄であるデイビッド・オルティズ(David Ortiz)ただ1人という結果になりました。

 反対に,有資格年限である10回目の

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【MLB】2009年に露見した「陽性者リスト」とは

【MLB】2009年に露見した「陽性者リスト」とは

 先週,来年の殿堂入り投票を前に1本noteを投稿させていただきました。引用RTやDMなどで様々なご意見を頂けて嬉しかったです。記事内で「来年度」って連呼してましたけど年度でいうと2022年の投票は今年度なんですよね。訂正してお詫び申し上げます。

 今回は個人的に引っかかりのあった「2009年にニューヨーク・タイムズが公表した『2003年に実施したドーピング検査の陽性者リスト』」について,もう少

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【MLB】2022年「Hall Of Fame」問題【ステロイド時代】【殿堂入り】

【MLB】2022年「Hall Of Fame」問題【ステロイド時代】【殿堂入り】

 ニューヨーク州クーパーズタウンに佇むレンガ造りの建物,アメリカ野球殿堂(National Baseball Hall of Fame and Museum)は1939年の開館以来,数多のMLB選手を迎え入れてきた。
 ベーブ・ルースやタイ・カッブに始まり,2020年にはデレク・ジーターやラリー・ウォーカーといった大選手がアメリカ野球殿堂入りとしてレリーフに飾られている。

 2021年1月にも同

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第二部「What is doping?」 Vol.1「トランスジェンダーのスポーツ参画とスポーツマンシップ」

第二部「What is doping?」 Vol.1「トランスジェンダーのスポーツ参画とスポーツマンシップ」

(ツイッターにて投稿した内容と同じです。念のためこちらにも投稿させていただきます。)

はじめに 昨年11月にNoteへ投稿したMLB「ステロイド時代について考える」にて野球界におけるドーピングの蔓延,規制の流れ,ドーピング使用のあり方についてざっくりとまとめさせていただいた。今回はその第2部としてよりスポーツ界全体におけるドーピングのあり方を知っていただくためにこのような形で投稿させてもらう。

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