見出し画像

【無我霧中-6】筋トレは、ドラクエ。

腱板断裂の疑いがある。
しかも、両肩だ。

先月、医者から言われたことだ。

懸垂を始め、筋トレやヨガ、瞑想や呼吸法、体の仕組みで遊ぶ身体操作トレーニングなど、とにかく、体を動かすことが最近の趣味だ。
僕は、それらを総じて「身体との対話」と呼んでいる。
毎日のルーティンで1日の調子を整えるのに欠かせないものとなっている。

どれも好きだけど、筋トレ、特に懸垂は一番好きな物だ。
他のトレーニングが身体との対話であるならば、筋トレに関しては、身体との闘いである。
自分との闘い、身体と共に限界までの共闘。
非常に気持ち悪いことを言えば、一人SMプレイである。

限界まで追い込むのが気持ちよく、限界まで追い込まれているしんどさが気持ちいい。

表現はどうあれ、筋トレしている人の何人かにはわかってもらえると思う。

その大好きな懸垂が、ここ2ヶ月お預けを食らっている。

ただ、体を鍛える部位はいくらでもある。
怪我をしてから、腹筋とスクワットを重心的に行うようになった。
これもまた身体の変化が凄くて面白い。
バランスが大事とは言うけど、改めてそう感じた。

さて、MRIの結果、炎症は起きているものの、両肩は特に何でもなかった。

自分も医者も拍子抜けだった。もちろん、安堵もしたが。

症状は間違いなく、腱板断裂だった。

では、何が問題だったのか。

極度のインナーマッスル弱さと肩甲骨の可動域不足。

これによって、肩が正常位置で固定できず、常にふらついている状態。
そのため、腱板と骨とが当たって、炎症が起きてしまっているようだ。

見て見ぬふりをしていたが、インナーマッスルの弱さは感じていた。
一応やっていたつもりだったけど、すべてアウター、つまり、広背筋や上腕二頭筋三頭筋などに効いてしまっていたということだ。

簡単に説明すると、ドラクエでレベルを上げずに、ロトの剣や勇者装備一式を身に着けていくようなもの。ステータス、地力は上がっていない。

そうそう、このシリーズは分で書くことに決めているので、今日はここまで。

途中経過で公開していくスタイルにしていこうと思う。
ではまた明日。

仕上げたいけど、続きからって書き出しが思い浮かばない・・・!

そうそう、インナーマッスルとアウターマッスルの話。
インナーマッスルは、ドラクエで言う、レベルを上げること。ステータスが上がっている状態。アウターマッスルは、装備を身に着ける状態。

アウターの方が一定の強さまでは鍛えやすい。ドラクエでも新しいエリアに進んだら、まず装備を揃えて強くして、そこからレベルを上げてさらに強くしていく。

一方、インナーは効かせにくいで鍛えにくい。なぜなら、印名を鍛えようとすると、感じ取る強度を模索するとアウターが反応してしまうから。
この微妙な力加減で鍛えていかないとレベルが上がらない。トレーニング方法は本当に地味過ぎて、忍耐との勝負。永遠にスライムと闘っている感じ。

実際のところ、リハビリを受けたら本当に地味過ぎる。
先ほど書いた通り、自分の身体と対話するのは好きだから、地味なトレーニングは好きなんだけど、このリハビリは群を抜く。

肩のインナーだけを刺激するために使ったのは、なんと輪ゴム。
輪ゴムを何個か連ねたものをバンド代わりに引っ張る。
要するに、めちゃめちゃ小さい力を働かせる道具ってこと。

この輪ゴムに対して、広背筋を使う必要はない。つまり、わざわざロトの剣を振りかざさずとも素手でいける。

インナーマッスルを鍛えるとは、ひたすらスライムと闘うことなのかもしれない。ポケモンで言えば、キャタピーやコラッタ、ポッポ辺り。

ロトの剣の方が、ガンガンいけてしまうから、刺激的で楽しいけど、最終的にラスボスなどの強いモンスターが出てきた時に、レベルが低くて、負けてしまう。詰んでしまう状態だ。

筋トレで言うなれば、程よくキツイトレーニングを積み重ねればいいものを高強度の1回しかできない種目をやって体力が尽きてしまう。また、土台ができていないから、無理な態勢で行い、最悪の場合、怪我をする。詰んでしまう状態だ。

強い装備を身に着けることは、楽で近道なことだけど、最終的に、レベルを上げなければならないときが出てくる。
選択肢がある状態で地道に積み上げていくか、詰んだ状態で必死にそればかりつまらない努力をするか。

僕の場合、地道に積み上げる方が楽しめるのかなと思った。

さて、お気づきだろうか。

全く、第三者目線で書いているけど、これはすべて僕自身に当てた内容だ。

これはとてもよく僕の性格を表している。
よくポジティブと言われるけど、客観視した結果、その状況を受け入れているだけ。そして、課題とできることを探すだけ。
悪く言えば、自分のことでも他人事。

怪我から自分の性格を言語化することに繋がるとは思っていなかったけど、こういう発見も面白いなと思う。

締めくくりたいから、20分書いてしまった・・・。
では、また!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?