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イスラエル:対ガザ感情と偏見について

(※同記事は、全てSNSからの情報に基づく、個人的な見解となります。)


先日、メディアが隠すイスラエルの素顔、として、イスラエル国内にうずく偏見について紹介する動画が流れていたところ、一つのイスラエルという国が抱える国家の一面として興味深かったため、ご紹介したい。

(以下、全て上記動画の内容の引用となります。)


イスラエルという国の構想は初めから人種差別に基づいていた。


イスラエルはユダヤ人の国家として構想されたが、、問題はその祖国がパレスチナでなければならないと主張したこと。パレスチナ人の土地はパレスチナ人のものだった。


彼らは心の底では、アラブ人の国であるパレスチナでユダヤ人を多数派にするには、アラブ人を追放するしかないと知っていた。


イスラエルの創始者の一人、ヨセフ・バイツは、「この国に両民族を受け入れる余地はない」「アラブ人をこの土地から近隣諸国に移動させるしかない」と書いている。


イスラエルは文字通り「ナクバ(アラブ語で大惨事)」と呼ばれる数年に亘プロセスの中で、何十万人ものアラブ人を追放、虐殺することにより建設された。


そして人種的排斥を可能とする国を設立すれば、人種的排斥を助長し、称賛する文化が生まれることとなる。


ひどい虐殺行為を行った国がその行為を認めることは滅多にないからだ。


そして、パレスチナに残ったパレスチナ人の存在は、イスラエルを建国した暴力だけでなく、彼らが戻ってきて自分たちの土地を取り戻すかもしれないという脅威を常に思い起こさせることとなった。


イスラエルからは毎日アラブ人に対して「死ね」と呼びかけ、


預言者ムハマドを侮辱し、


モスクを冒涜し、


キリスト教徒につばを吐きかけ、


パレスチナ人の殺害をあざけり、祝福し、


パレスチナ人に対する暴力的な増悪感情を犯し、


崖の上からガザが絨毯爆撃を受ける様子を写したビデオが公開されている。


世論調査も見てみよう。


ある調査によれば、イスラエルの3分の2の若者がアラブ人は知性がなく、教養が低く、暴力的と考えている。


またイスラエル人の50%がアラブ人と同じ建物には住まず、アラブ人と親しくせず、子供にはアラブ人と親しくさせず、アラブ人を家に入れない、という結果も出ている。


別の世論調査では60%のイスラエルのユダヤ人がアラブ人との隔離を望んでいる。


また別の世論調査では、ユダヤ人の多くが、他の非ユダヤ人よりも優れているという意見に賛同している。


また別の世論調査では、イスラエル系ユダヤ人の88%が自分の息子がアラブ人の女の子と親しくなれば不快に思い、


自分の娘がアラブ人の男の子と親しくなると90%が不愉快となると思うことが分かった。


イスラエルの高校生の半分がアラブ人に選挙権を与えるべきでないと考えているという世論調査もある。


またイスラエルのユダヤ人のほぼ半分が、アラブ人に自分の子供を教えて欲しくないと考えている。


このような感情は政府にも反映されており、政府は法律にも反映している。


例えばイスラエルには、イスラエル人がパレスチナ人や他のアラブ諸国の人たちと結婚した場合、そのイスラエル人と同居することは許されないとの法律がある。この法律は2003年に成立し、その後毎年更新中。


イスラエルはまたユダヤ人が非ユダヤ人と結婚することを抑止するために、国内での宗教間の結婚を行うことを認めていない。


2018年、イスラエルは「国民国家法」を成立させた。これは憲法上の地位を持つ法律で、民族自決権を行使する権利、これをユダヤ人の排他的な権利としている。他の誰の権利でもない。


またナクバ法がある。ナクバとはイスラエルを建国するために行われたパレスチナ人追放の件であるが、それを認めることを違法としている。


また人種差別的な住宅差別を合法化する法律もある。


イスラエルではパレスチナ人の大量虐殺を主張しても、政府高官の地位に就くことは妨げない。多くの場合役に立つ。


2014年、とあるイスラエル議員は、フェイスブックで、全てのパレスチナ人を敵性戦闘員と呼び、彼らの母は小さな蛇を生んだ罪で、殺されるべきとの暴言を吐いた。


翌年、彼女は法務大臣に任命された


イタマール・ベンガビルは、アラブ人絶滅論者を崇拝し、石を投げたパレスチア人を殺したユダヤ人入植者を称賛した人物であり、


アラブ人への死を唱えて刑事告訴された後無罪となったことで有名な人物だが、イスラエルの現在の国家安全保障大臣である。


しかし、彼のような人物は少数派ではない。


今イスラエルで最も人気な政治家の一人だ。


ここ数日イスラエルは自らを犠牲者として演じるのに必死だ。


しかし、この慎重にでっちあげられた被害者複合体の根底には、ナクバで始めた数十年の仕事を終わらせようとしている人種差別主義者、ユダヤ人至上主義国家がある。


これは驚くべきことではない。何故なら彼らは、今200万人の都市への水と電気を文字通り遮断しているのだから。


彼らの将軍たちは、ガザを平らにし、パレスチナ人という動物を殺すことを平然と話している。


彼らのゴールが大量虐殺であることは明らかだ。

(以上、引用終)



このような長い間に積み上げられた、差別的な教育や、政策、感情、こうしたものが積み重なり、今に至っていると思うと、複雑な心境になる、。



現在主要メディアでは、強者に同情的な内容を流す傾向にあるが、
(それは、世界の主要メディアを牛耳る金の流れとして仕方ないことではあるが、)



こうした側面・一面は主要メディアは決して報じないことだが、今起こっている問題を見るときに、一つの視点として、参考になる。



マジョリティ側、力を持つ側が、弱気側を虐げてきた既存の社会構造、ただ、いざとなると、自分たちが被害者であると訴えて自身の行為を正当化しているように見えてしまうのは気のせいだろうか?・・・



根深いところでの偏見、そしてそれは常にマジョリティ側がマイノリティ側を差別する構造に繋がっていく、。



分断と統治、これは、西側が得意とする戦略であるが、こうした縺れた糸が、ほぐれる日は来るのだろうか、。少なくとも、妬みや偏見、暴力からは、平和は生まれない。



マジョリティ側、既得権益側は、現在の権益を手放せず、それを守るために必死になる、。でも、その為に、暴力や虐殺が正当化されるべきではない。



一方で、人々の感情や憎悪を煽るメディアや政治、、。



感情では物事は解決しない。



マジョリティ側に心ある、冷静、非差別主義的なリーダーが現れることを願っている。そして、この醜い争いが早く終わることを願ってやまない、。




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