Ethnic Museum

アンティークビーズ(ジービーズ、ルックミ、珊瑚、トルコ石など)(dZi beads,c…

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アンティークビーズ(ジービーズ、ルックミ、珊瑚、トルコ石など)(dZi beads,chung dZi,Luk Mik,Coral,turquoise,etc) チベット族、カレン族、ヤオ族、モン族、ミャオ族など(Tibetan,Karen,Yao,Hmong,Miao,etc)

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必要なのかしら?

年賀状辞めますハガキ。 ご丁寧に送っていただくのですが、本当に必要なんでしょうか? しかも、どうせ送るのであれば、 今年で最後にさせて頂きますって年賀状を出せば良…

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1年前
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アンティークビーズ

少数民族のアカ族が持っていたガラス製ビーズ。 ここには沢山ありますが、ホワイトハーツが人気が出て何とか作家さん達がオリジナルのネックレスをバラして加工してしまい…

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少数民族 ミャオ族衣装

中国南部貴州省に住むミャオ族の手刺繍による衣装。 モン族とミャオ族は同じとされる事がありますが、個人的には南側タイ・ラオス・ベトナム側をモン族、北の中国側をミャ…

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1日前
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チベタン 菩提樹 お数珠

チベットといえば仏教をイメージする方が多いのではないでしょうか? 仏教の重要アイテムの1つにお数珠があります。 これは日本の仏教も同様で、法事の際にはお数珠を手に…

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2日前
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チベタン アンティークアンバー 琥珀

ジーや珊瑚などと同様に今尚大切に身に付けられている琥珀。 チベットでは琥珀は、病から身を護り幸運を呼び込むとされています。 チベット以外の地域でも琥珀は身に付け…

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チベタン 古代ルックミ

縞瑪瑙の特徴を活かして、眼を表して作られている、ジービーズの元になったとも言われるルックミ。 ジービーズの石選びの段階でも、こういった眼の存在は重視されて、特別…

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プリミティブアートの最高峰 ナガ族

超個性的な民族の1つにナガ族が挙げられるのではないでしょうか。 首がいくつもついたネックレスが有名で、首狩り族の名残りがそこに現れています。 流石に現代で頭蓋骨を…

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チベット御守り トクチャ

チベットでは石同様に大切にされて来たトクチャ。 天鐡と呼ばれるのは、天から降って来た鐡、つまり隕鉄を使って作られたという逸話からの様です。 普通に考えたら…なんで…

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6日前
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少数民族 モン族 オリジナル衣装

先日のヤオ族に続きこちらはモン族のオリジナル衣装。 モン族は中国ではミャオ族とも呼ばれ少数民族の中ではもっとも人口の多い民族です。 大きくは4つのグループ(ホワイ…

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7日前
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少数民族 シルバーアクセサリー

オリジナルのシルバーアクセサリー。 基本的に貧しかった少数民族にとって、金は手にする事が出来ず比較的手に入れ易かった銀を好んで身に付けるようになりました。 紙幣よ…

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アンティークビーズの最高峰 ジービーズ その2

前回のジービーズはチョンジーと呼ばれる物で、ジービーズといえばやはりこちらの眼が描かれた物になろうかと思います。 一般的なのが2つ眼が描かれている2アイと呼ばれる…

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チベタン ペマラカ

チベット文化圏においてセカンドコーラルとも呼ばれ大切に身につけられて来ました。 そもそもは珊瑚の代用品として用いられたのが始まりだと思います。 それでも、チベット…

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アンティークビーズの最高峰 ジービーズ 老天珠

チベット文化圏において1000年以上もの間、親から子、そして孫の代へと代々受け継ぎ大切に守られて来た御守りの石。 アンティークビーズの殆どが出土品と言われる中、人か…

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チベタン アンティークコーラル

非常に風情のあるチベタンコーラル。 長い間身につけられ、すり減ったり欠けたりして来ました。 欠けたところを補修した部分を見ると大切にされて来た事がよく分かります。…

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12日前
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チベタン アンティークターコイズ

チベット文化圏で代々受け継がれて来たアンティークターコイズ。 チベットでターコイズは幸運を導き身を守るとされて大切にされています。 ネイティブアメリカンのターコイ…

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13日前
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想いの込められた手作りの品々

東南アジアの少数民族を中心に手作りの品々を集めています。 機械化される以前の本当の手作りの品。 自身の保身の為、はたまた生まれてくる子供の成長を願い、ひと針ひと針…

Ethnic Museum
2週間前
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必要なのかしら?

必要なのかしら?

年賀状辞めますハガキ。
ご丁寧に送っていただくのですが、本当に必要なんでしょうか?
しかも、どうせ送るのであれば、
今年で最後にさせて頂きますって年賀状を出せば良かったんじゃないかと。

それに、内容にSDGsが〜とか書かれているのなんかは、
じゃあそのハガキは良かったのか?と疑問になります。
もうメールもあるし、世の中的になくてもいいよねってのが本音なんじゃないかと。

社会人として、お前が間違

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アンティークビーズ

アンティークビーズ

少数民族のアカ族が持っていたガラス製ビーズ。
ここには沢山ありますが、ホワイトハーツが人気が出て何とか作家さん達がオリジナルのネックレスをバラして加工してしまい、今ではオリジナルの状態で見れる事は殆どありません。
人気が出る事自体は良い事ですが、オリジナルの情報が全く織り込まれる事なく次の持ち主へ渡されるのは残念でなりません。

様々な色がありますが、やはり女性には赤い色が1番好まれる印象がありま

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少数民族 ミャオ族衣装

少数民族 ミャオ族衣装

中国南部貴州省に住むミャオ族の手刺繍による衣装。
モン族とミャオ族は同じとされる事がありますが、個人的には南側タイ・ラオス・ベトナム側をモン族、北の中国側をミャオ族と分けています。

中国側のミャオ族の刺繍はとても細かく、アクセサリー同様に龍や鳳凰などが描かれたりします。
何となく目立つ事が良しとされてたのかなぁって想像しちゃいます。
例えば、写真の緑の衣装は何を表してるのかなぁって考えてまして、

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チベタン 菩提樹 お数珠

チベタン 菩提樹 お数珠

チベットといえば仏教をイメージする方が多いのではないでしょうか?
仏教の重要アイテムの1つにお数珠があります。
これは日本の仏教も同様で、法事の際にはお数珠を手に参列するのをよく見かけるはずです。

そもそもお数珠は数を数える為の道具です。
マントラを唱え、何回唱えたか忘れない為にお数珠を弾くわけです。
ですから基本は108粒なきゃいけない。
簡素化するのであれば54粒、もしくは27粒と108を基

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チベタン アンティークアンバー 琥珀

チベタン アンティークアンバー 琥珀

ジーや珊瑚などと同様に今尚大切に身に付けられている琥珀。
チベットでは琥珀は、病から身を護り幸運を呼び込むとされています。

チベット以外の地域でも琥珀は身に付けられていますが、チベタン独特の風情があり、そこに魅了される愛好家が沢山います。
チベタンといってもチベットで取れたわけではなく、バルト海辺りで取れたアンバーが交易を通じてチベットへもたらされたわけです。

琥珀は非常に柔らかく、チベットの

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チベタン 古代ルックミ

チベタン 古代ルックミ

縞瑪瑙の特徴を活かして、眼を表して作られている、ジービーズの元になったとも言われるルックミ。
ジービーズの石選びの段階でも、こういった眼の存在は重視されて、特別な石を加工しジービーズを作り上げていた事が分かっています。
ごく稀に、ナチュラルの石の模様ではなく人工的に描かれたルックミも存在します。
自然の模様はコントロール出来ないので、人工的に描こうと考える辺りは人間の飽くなき探究心の一旦を垣間見る

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プリミティブアートの最高峰 ナガ族

プリミティブアートの最高峰 ナガ族

超個性的な民族の1つにナガ族が挙げられるのではないでしょうか。
首がいくつもついたネックレスが有名で、首狩り族の名残りがそこに現れています。
流石に現代で頭蓋骨をぶら下げてるわけにはいきませんよね…。

その他にもビーズや貝殻、猪の牙や虎の爪などを多数身に付けていたのが資料からもよくわかります。
人間の保身を元にした本能からで、猪の牙や虎の爪は、俺は強いんだぞーっていう強さの象徴でしょう。
そうす

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チベット御守り トクチャ

チベット御守り トクチャ

チベットでは石同様に大切にされて来たトクチャ。
天鐡と呼ばれるのは、天から降って来た鐡、つまり隕鉄を使って作られたという逸話からの様です。
普通に考えたら…なんでしょうけど。
天珠って言い方もそうなんですけど、それっぽいストーリーがあった方が人は魅力を感じるわけで、それが本当かどうかなんてどうでも良い事なのかもしれません。

多分、服のボタンや装飾品として金属を用いたのが始まりで、そこに仏教的思想

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少数民族 モン族 オリジナル衣装

少数民族 モン族 オリジナル衣装

先日のヤオ族に続きこちらはモン族のオリジナル衣装。
モン族は中国ではミャオ族とも呼ばれ少数民族の中ではもっとも人口の多い民族です。
大きくは4つのグループ(ホワイト・ブルー・フラワー・ブラック)に分けられます。
腕の部分などの刺繍が特に好まれ、切り取られリメイクされたりしたので、今では衣装としてオリジナルの状況で残ってるのはとても貴重となっています。

今回紹介している品物は、ヤオ族の時同様全て手

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少数民族 シルバーアクセサリー

少数民族 シルバーアクセサリー

オリジナルのシルバーアクセサリー。
基本的に貧しかった少数民族にとって、金は手にする事が出来ず比較的手に入れ易かった銀を好んで身に付けるようになりました。
紙幣よりは現物資産でもある銀を装飾品として身につけてきたわけです。
ここ最近、安全資産でもある現物資産への移行が強い様で、金同様に銀の価格が高騰しています。
常に不安定な情勢下におかれていた少数民族にとって紙幣というのは信頼できるものではなかっ

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アンティークビーズの最高峰 ジービーズ その2

アンティークビーズの最高峰 ジービーズ その2

前回のジービーズはチョンジーと呼ばれる物で、ジービーズといえばやはりこちらの眼が描かれた物になろうかと思います。
一般的なのが2つ眼が描かれている2アイと呼ばれるジーになります。
やはり眼は2つなので1番多く作られたのかもしれません。
その中でも最高の御守りとして誰もが憧れるのが9つ眼のある9アイ。
状態にもよりますが、完品ですと都内の一等地のマンションが買えてしまうほどの値段になります。
比較的

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チベタン ペマラカ

チベタン ペマラカ

チベット文化圏においてセカンドコーラルとも呼ばれ大切に身につけられて来ました。
そもそもは珊瑚の代用品として用いられたのが始まりだと思います。
それでも、チベットの地で祈りと共に守られて来たことに変わりはなく、最近では赤い石が人気が出たのか良いペマラカもなかなかお目にかかれなくなってしまいました。

ちなみに、ガラス製の赤いアンティークビーズは、基本的に珊瑚を模したものじゃないかと言われています。

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アンティークビーズの最高峰 ジービーズ 老天珠

アンティークビーズの最高峰 ジービーズ 老天珠

チベット文化圏において1000年以上もの間、親から子、そして孫の代へと代々受け継ぎ大切に守られて来た御守りの石。
アンティークビーズの殆どが出土品と言われる中、人から人へと受け継ぎ守られて来た石がチベット文化圏にのみ存在します。
代々受け継がれて来たジービーズには大きな傷や減りが存在します。
時には薬として削られ、時には供物として一部を捧げその一部を自身が御守りとして身に付ける。
仏教と共に代々大

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チベタン アンティークコーラル

チベタン アンティークコーラル

非常に風情のあるチベタンコーラル。
長い間身につけられ、すり減ったり欠けたりして来ました。
欠けたところを補修した部分を見ると大切にされて来た事がよく分かります。
チベットでは珊瑚は幸運を呼ぶとも言われ非常に大切にされています。
山珊瑚とも言われ、チベットでも珊瑚が取れるみたいな事を言っている人がいますが、そんなわけはありません。
珊瑚は昔から世界各地でその価値が認められていて、チベットにも交易を

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チベタン アンティークターコイズ

チベタン アンティークターコイズ

チベット文化圏で代々受け継がれて来たアンティークターコイズ。
チベットでターコイズは幸運を導き身を守るとされて大切にされています。
ネイティブアメリカンのターコイズとは表情が異なり、そこに魅了される愛好家は少なくありません。
荒々しい表情にも関わらず、非常に滑らかな肌触り。
今では本物の古いチベタンターコイズは殆ど手に入らなくなり、とても貴重な物となってしまいました。

ホームページにてコレクショ

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想いの込められた手作りの品々

想いの込められた手作りの品々

東南アジアの少数民族を中心に手作りの品々を集めています。
機械化される以前の本当の手作りの品。
自身の保身の為、はたまた生まれてくる子供の成長を願い、ひと針ひと針祈りを込めながら縫われていく衣装。
周りばかりを気にするのではなく、自身の価値観で生み出され守られて来た装飾品は、最近の流行りはこれ〜!とかいう現代の上っ面だけのオシャレとは別次元な気がしています。
効率化ばかりを追い求めるドライな世の中

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