保育士に必要な能力3選!

はじめに

保育士って子どもと遊んでいたらいい仕事でしょう~

こんな考えの人は
少なくなってきたかもしれませんが
実際に思っている人は多いと思います。
この考えも一理あります。
実際保育、子育ては母親のする仕事、責務という考えが
日本古来の考え方です。
古くからの家族としてのあり方が凝り固まっている日本ですが
今では共働き世帯も増え、父親の育児参加も目立ってきており
子育ては母親だけの仕事としての考えは薄まってきています。
(父親の育児参加という表現の仕方も筆者はどうかなと考えていますが・・)
そんな中、注目されてきている仕事が保育士です。

共働き、一人親世帯、障害のある子どもなど
様々な状況に柔軟に対応し、
社会生活のセーフティネットとしての役割を果たしている保育士。

そんな仕事を目指し、向上していくための能力を
子ども、保護者、保育士の3つの視点から
必要不可欠な資質を紹介していきます。

①子どもには表情豊かに!

子どもには笑顔で接しましょう
育児本や保育系の大学、様々なところで言われていることです。
正解でもあり不正解でもあるというのが、この考えです。
実際のところ
・どの場面で笑顔をしていればよいのか
・どんな笑顔で接すればよいのか
保育士を経験していると疑問に思われるところが何点か挙げられます。

結論から言うと
『笑顔だけで保育はできません』

泣いたり、笑ったり、怒ったりと様々な感情を持っている人間は
経験しなければ、表現することが難しいです。

保育士が心から
悲しんで、楽しんで、叱って
表情豊かに子どもと接していくことが大切です。

②保護者の不安を察知しろ!

保育園を利用している保護者は
共働きや一人親など
仕事に育児とダブルタスクで過ごしている方が多いです
毎日保護者と接していると
なぜか表情がいつもと違うなと思うときが来るかもしれません。
そんなときには、
「お仕事大変ですか?」
「体調大丈夫ですか?」 など
一声かけてみましょう。
もしかしたら保護者自身の悩みでもあるかもしれませんし、
子どもの発達、成長の悩みかもしれません。
保育士が保護者の不安を察知して声をかけることで
悩みを聞き、
悩みの中身によっては園全体で問題に取り組めるでしょう。

もし「大丈夫です」 と
一線置かれたら、そのときは深追いしないようにしましょう。
誰にだって聞かれたくない悩みもあります。
園内でそのようなことがあったと情報共有しておくだけでも
保護者の園での過ごし方も変わってくると思います。

③保育士は時間管理が命!

保育士は子どもと過ごしている時間も業務の一つでありますが
それ以外の時間も多くの仕事があります。
保育の準備、日誌、月週案、障害児指導案、
集金、掃除、消毒 などなど
数えればキリのないほど仕事があります。
筆者も就職してから
こんなことまでするの! と
驚きを隠すことができませんでした。
それだけある仕事をどのように消化していくか、
それは徹底した時間管理が肝となります。
・どのくらいの時間で終わるのか
・何日前から用意しておけばよいのか
これを同時進行で、すべて進めていきます。
一つ壁面制作で例に挙げると
・10月にキノコの壁面を保育室に飾りたい
 →9月末から10月上旬には制作活動を行う必要がある
  →9月末に制作を行うためには、9月上旬には画用紙などの
   素材の準備をしておかなければならない
   →9月上旬に準備を始めるためには8月中には職員間で
    どのような壁面制作をするか話し合う必要がある
このように壁面制作一つとっても
いつからすればよいのか逆算して動かなければ間に合わないことが
わかると思います。

時間管理に関しては1~3年目は無理に等しいかもしれません。
いろいろな仕事に触れて
保育士としての時間の使い方を必死で学んでいきましょう。
逆算して、早め早めの準備を心がけていれば
必ず時間管理バッチリの保育士になることができます。

心と体に余裕を持って保育に臨むためにも
必須レベルの能力です。
やりたい活動、終わらせたい仕事を逆算し、
時間管理バッチリになりましょう。

おわりに

保育に必要な3つの能力について述べてきましたが、いかがでしょうか。
子どもの姿、地域の特色、園の雰囲気によって
この能力がつかえるかどうかは変わってくるかもしれませんが
最低限身につけておきたい能力として、心にとどめておいてください。
心と体が豊かであれば、自然と振る舞いもゆとりのあるものとなり
人間関係も仕事もうまくいきます。
一つ一つ課題を乗り越えていき、
スーパー保育士を目指しましょう。



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