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片思いの彼をどうやって忘れるか?という問いの立て方が、間違っている。
ずっと執着してます。
ずっと、ずっと、その人のことを考えています。
頭から離れなくて、朝方まで寝付けないくらいです。
まどろみの後、目が覚める。
髪をかき上げたその手でスマホをつかみ、インスタを開く。
「彼からメッセージが来てたらいいな」と思って、
結局、何もきてなくて、
「だよね……」と現実を噛み締めるのが、
ここ最近の朝のモーニングルーティンです。
彼から離れたくて、彼を忘れ
LGBTQ当事者なのにレインボーフラッグを「見たくない」③
■第3話
私はゲイだが、性的マイノリティの社会運動を象徴するレインボーフラッグが嫌いだ。なぜか「見たくない」のである。
第2話で、私はレインボーフラッグを見ると「6色の旗である」という事実以上に、誰かによって込められた意図や、旗が象徴する運動とその担い手たちの存在に勝手に思考を巡らせてしまうこと、そして、「それらと関わりたくない」と感じてしまうといった率直な気持ちを書いた。
逆説的だ
LGBTQ当事者なのにレインボーフラッグを「見たくない」②
■第2話
私はゲイだが、性的マイノリティの社会運動を象徴するレインボーフラッグが嫌いだ。なぜか「見たくない」のである。
いったい、何が嫌なのか、その理由を見つめる旅に出かけようと思う。その前に、「いやだ」という感情と、もうちょっと丁寧に向き合ってみたい。
私がレインボーフラッグを目にした時、まず脳裏に浮かび上がる言葉は「対岸」である。つまり、「(こちらではない)向こう側の人たち」というイ
LGBTQ当事者なのにレインボーフラッグを「見たくない」①
■第1話
私はゲイだが、性的マイノリティの社会運動を象徴するレインボーフラッグが嫌いだ。思わず目を背けたくなるほどに。要は「気持ち悪くて、見たくない」のである。
こう書くと、政権の中枢で差別発言を放った秘書官を思い出される方もいるだろう。「見たくもない」という言葉は、ポリコレ的に一発アウト。レッドカード退場。彼は、その後、まるでテレビの生中継に映り込んでしまったディレクターが瞬時に状況を察し