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本好き。作業療法士。ドラマー。 基本的には本を読んだ後の感想を投稿。その他、音楽、映画、美術、エッセイ的な日々のあれこれなど。

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海外ツアーしていたドラマーが作業療法士になるまで(自己紹介)

1983年生まれ。レコード屋の息子。 レコード屋というのは、恰好つけた言い方で、実際はTSUTAYAとかGEO(ゲオ)みたいなCDやDVD(当時はビデオ)のレンタル・販売をする小さい店。だけど、格好つけてレコード屋と言っている。 かなりのド田舎で、当時はCDを販売する店が他になく、父が個性的なキャラクター(良く言ってファンキー、悪く言えばイカれた)だったこともあり、店は地元の音楽愛好家や楽器をやっている人達に重宝されていた。 中学3年生のある日、地元の楽器をやっているオジサ

    • 映画『TAR』感想

      予告編を観て、怖い映画なのかと思った。ホラーまではいかないにせよ。 オーケストラ。マーラーの5番。 そんなところに惹かれ、気になったので観に行ってみた。 建築、ファッションなど、映像がスタイリッシュでとても良い。 舞台は主にベルリンで、ドイツの文化も気になった。 職人気質なところは日本人と通じる。 TARの乗るポルシェの電気自動車がカッコいい。 予告編から気になっていたが、やっぱり一番怖いシーンはTARが狂気的な表情で向かってくる場面だ。今でもフラッシュバックするくらい怖

      • お正月が苦手。

        年末年始の過ごし方を振り返り、ふと 「来年は実家に帰省せずに年末年始を過ごしてみよう」と考えた。 ひとつには帰省にかかる諸々の費用の問題がある。 改めて帰省にかかる費用を振り返り(今年は約5万円)、「果たして、この過ごし方が5万円に値するのだろうか」と疑問に感じた。 普段なら5万円あれば、けっこう楽しい経験ができるはずだ。 年末年始は強制的に仕事が休みになるため連休になる(今年は6連休)。 長い連休を東京で過ごし、お正月番組なんかを観ていると、なんとなく退屈や空虚さを感

        • ライブレポ「Steve Gadd Band@Blue Note東京」2023/1/23

          好きなドラマーとして名前を出すもの恥ずかしいくらい有名なドラマー 「Steve Gadd」 10代から愛読していたドラムマガジンによく名前が出ていたからだろうか、ドラムを始めたての頃から教則ビデオを見て、リズムパターンやフィル、ドラムソロを熱心にコピーしていた。 憧れの存在。 というのも恥ずかしいくらいドラマーなら誰もが知る存在。 彼が来日する情報を目にしたとき、直感的に 「今見ておかないと、もう見られないかもしれない」 「後悔することになるかもしれない」 と思った。

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          自分史(1990年頃)隣町との抗争。

          「おい!何やってるんだ!!」 「はやく飛べ!!」 小学校に通う前だったか、小学校低学年だったか。私は追い詰められていた。 この川(写真参照)を飛び越えなければ、後方に迫りくる敵に捕まってしまう。もうダメだ。 捕えられればリンチにされるかもしれない。 そのとき、一度川を飛び越えたはずのシンパ(いちばん年長で、本名は信一くん)が、また川を飛び越えて戻ってきてくれた。 「ったく。しょうがねぇなぁ…」 そう言うと、シンパは私を脇に抱えた。 「いいか?1,2の3で飛ぶぞ!

          自分史(1990年頃)隣町との抗争。

          『ぼくはこんな本を読んできた』本に金を惜しむな!という教え。2022に購入した本まとめ。

          子供の頃から実家は本であふれていた。 そのためか、いつからか私も植草甚一氏のような部屋に憧れを抱くようになっていた。 もしくは、この本の著者、立花隆のような、本まみれの部屋。 立花隆ほどではないけれど、恥ずかしながら私も勉強が好きです。 共感です。言語化ありがとうございます。 そして、この本のなかで私が格言として胸に刻み込んでいる言葉。それは 『金を惜しまず本を買え』 です。 ある時期、抑うつ状態になっていた私は 「自分が興味を持てる」 という事に大きな希望を見

          『ぼくはこんな本を読んできた』本に金を惜しむな!という教え。2022に購入した本まとめ。

          自分史(2003年頃)。バンドAの話し①フライヤー配り。恵比寿みるく。

          売れていないバンドがどうやって知名度を上げ、ファンを獲得するか。そんなマーケティング的な話しと共に振り返る私の過去。 今ならYouTubeやSNSを駆使するだろうか。 とにかく人の目に触れる機会を増やし、音源を聴いてもらい、なんとかライブに来てもらうということを考えるだろうか。 いや、そもそも、先に音源や映像をアップして、ある程度の人気が出るまでライブなんてやらないか。 お客さんが来る見込みもないのにライブをやるって。。どういう発想だ? たまたまライブを見に来た人(そんな

          自分史(2003年頃)。バンドAの話し①フライヤー配り。恵比寿みるく。

          自分史(2001~2003)音楽専門学校時代の話し③

          「アンサンブル」のクラスとは、要するに学校内の生徒同士でバンドを組んで、先生がそのバンドにあれこれ指導するという授業だ。 だけど、別に「好き勝手にバンドを組め」という話しではない。そして、「参加する生徒同士に技術的な隔たりがあると、楽しむものも楽しめない」ということで、アンサンブルのクラスに入る前に、各楽器ごとにランクを決める試験が準備されている。 ランクは、Ⅰ~Ⅶまであるが、最初の試験では概ねⅢ~Ⅴに振り分けられる。 Ⅲ、普通。 Ⅳ、ちょっと上手い。 Ⅴ、頭一つ抜き出

          自分史(2001~2003)音楽専門学校時代の話し③

          自分史(2001~2003)音楽専門学校時代の話し②

          音楽学校は2年制で、それぞれの楽器の授業(ドラムⅠ、ドラムⅡ)や音楽理論のカリキュラムがあり、個別に選択する仕組みをとっていた。そのため、朝から夕方まで学校にいるというよりは、選択している授業がある時間だけ学校に行けばよかった。 そのうえ、私は愚かにも「俺はドラムだけで生きていく。つまらない音楽理論のクラスなど必要ない!」と考え、ドラム以外の授業にはほとんど出なかった。 今考えれば音楽理論や作曲の方が大事なくらいです。 その頃の私は、ドラムのテクニックを磨くことしか頭になか

          自分史(2001~2003)音楽専門学校時代の話し②

          自分史(2001~2003)音楽専門学校時代の話し①

          田舎の進学校に通っていた私は、音楽に目覚めて勘違いした結果、プロのドラマーになるべく東京の音楽専門学校に行くことにした。 当時の私の情報源としては、リットーミュージックの「月刊ドラムマガジン」が、ほぼ全てだったと言って良い。その雑誌で音楽専門学校を特集する号があり、それを見て「専門学校に行く」という思考が形成されたのだと思う(今考えると、将来を決定するための情報の狭さに驚愕です)。 高校の同級生は、だいたいが大学へ進学するのだが、高校3年生の夏休みに専門学校の体験入学に参

          自分史(2001~2003)音楽専門学校時代の話し①

          「怒らないこと」を読んだ結果、怒らないようになったか。

          なぜ怒りたくないか。 それは 怒るとバカになるから。 です。 いや、「ただ私がそう考えている」というだけの話しですよ。 今までも、怒りにまかせて行動した結果、恥ずかしい思いをした経験が多々あるもので(^^; しかも、頭にきて、本当に怒り心頭!!! というときでも、少し時間が経ってから冷静に状況を把握してみると、自分の勘違いだったりすることも結構あります。 そういうときは、「怒りに任せて行動を起こさなくて良かった!」と本当に冷や汗をかきます。 あと、怒りたくない理

          「怒らないこと」を読んだ結果、怒らないようになったか。

          「FREDERIC MALLE」の香水。新宿伊勢丹。ストレスコーピングと依存。

          「香りを身に纏う」というのは、ある種、衣服と同じ心理的作用を人間にもたらします。 はじまりは、L'OCCITANE(ロクシタン)のヴァーベナにハマったことだった。 実感として「柑橘系やオレンジの香りに抗うつ効果がある」と感じていた。 高校生の頃、「サムライ」や「ブルガリ」の香水が流行っていましたね。みんな色気づいて、香水をつけ始めるんです。でも流行りが去って冷静になってみると、なんだか恥ずかしくなってきて、香水を避けるようになっていました。 しかし、年齢的な理由からか、

          「FREDERIC MALLE」の香水。新宿伊勢丹。ストレスコーピングと依存。

          レイ・ハラカミの「Lust」。17年前、渋谷のタワーレコードで視聴して、当時よく聴いてた。最近やっとapple musicで聴けるようになったので、毎日聴いていたら星野源の「音楽公論」で取り上げられた。本当に一度聴いたら忘れられない音だよな。そして、まったく古びない。

          レイ・ハラカミの「Lust」。17年前、渋谷のタワーレコードで視聴して、当時よく聴いてた。最近やっとapple musicで聴けるようになったので、毎日聴いていたら星野源の「音楽公論」で取り上げられた。本当に一度聴いたら忘れられない音だよな。そして、まったく古びない。

          ゼウスに誓って、ソクラテスにちょっと好感が持てた。

          「ソクラテスの弁明」を読んで、「あぁ、この人は、すごく頭が切れて、弁が立って、自分の正しさを証明するためなら死をも恐れない人なんだ」という印象を受けた。 加えて、あの石膏像のイメージである。 誰が言ったか知らないが、「論破おじさん」という呼び名も頭の片隅に残っていた。 もちろん、たくさんの弟子とか信奉者がいたことも、「ソクラテスの弁明」から読み取れる。 だけど。 私は、なんとなくソクラテスが一部の既得権益者たちから嫌われた理由が分かるような気がした(もちろん実際にどんな人だ

          ゼウスに誓って、ソクラテスにちょっと好感が持てた。

          アンチエイジング、健康寿命を延ばすために細胞分裂を抑制する「ライフスパン」

          人間は(60兆個だか37兆個だかの)細胞によって形作られていて、その細胞が死んだり分裂したりして常に入れ替わっている。 だから釈迦は「自分も常に同じ自分じゃないんだ」「無常なんだ」なんて言ったわけですが。。 新しく細胞が産まれるには細胞分裂する必要がある。 だけど、生物が細胞分裂できる回数は限られている。 というか、常にフレッシュなまま細胞が分裂していく訳ではなく、細胞分裂するために必要なDNAが、分裂していくたびに少しずつ擦り減っていく。 また、細胞分裂しなくても、大き

          アンチエイジング、健康寿命を延ばすために細胞分裂を抑制する「ライフスパン」

          映画『ビージーズ 栄光の軌跡』の感想。

          いやぁ、泣けた。 「ステイン・アライブ」も好きだったけど、昔から「マサチューセッツ」が好きだった。 この映画でも最後のほうでエド・シーランが「マサチューセッツ」をカバーする映像があり、それを聴いたら涙が出てきた。 3人の歌声に胸を打たれるのだと思う。 晩年のライブで3人の歌声が揃う場面でも涙が出た。 歌で感動するってけっこうある。 クリス・マーティンやノエル・ギャラガー、ニック・ジョナス、ジャスティン・ティンバーレイク、マーク・ロンソンなど、現代のミュージシャンがB

          映画『ビージーズ 栄光の軌跡』の感想。