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『ぼくはこんな本を読んできた』本に金を惜しむな!という教え。2022に購入した本まとめ。

子供の頃から実家は本であふれていた。

そのためか、いつからか私も植草甚一氏のような部屋に憧れを抱くようになっていた。

植草甚一

もしくは、この本の著者、立花隆のような、本まみれの部屋。

立花隆

僕は、勉強というのが本当に好きなんです。
若いときはそういうことは気恥ずかしくてあまり言えなかったんですけれども、最近は平気で言えるようになりました。
30代くらいまでは、映画を観たり、パチンコをしたり、友達と喋ったりとか、そういうこともある程度はやっていたんですけれど、今はもうほとんどやってないですね。
いわゆる世の中の人が楽しみにしていることが、僕には全然楽しくないんです。勉強しているときが一番楽しんです。遊びたいという欲求より、知りたい、勉強したいという欲求の方が、はるかに強いわけです。

「ぼくはこんな本を読んできた」立花隆 p20-21

立花隆ほどではないけれど、恥ずかしながら私も勉強が好きです。
共感です。言語化ありがとうございます。

そして、この本のなかで私が格言として胸に刻み込んでいる言葉。それは

『金を惜しまず本を買え』


です。

私はまず大金を持って神田の書店街にいく。
欲しい本を前にしてケチらないで済むように、懐は必要以上に暖かくしておいた方が良い。
そして、本はいちどきに購入してしまったほうが良い。独学で一番難しいのは、志を持続させることだが、そのためには、前もって相当のお金を使ってしまったほうがよい。

p67

ある時期、抑うつ状態になっていた私は
「自分が興味を持てる」
という事に大きな希望を見いだした。

自分の人間性を否定されようと、レベルの低い人間だと侮られようと「私が興味を持ち、知りたい、学びたい」と思ったこの気持ちは大事にしたいと思った。

それは誰にも否定できない『私の興味、好奇心』なのだ。

そして、興味を持って「知りたい」と思ったとき、好奇心が湧いているホットなとき。なるべくそのときを逃さない方が良い。

だから、できれば「ほしいものリスト」に入れずに「今すぐ購入」してしまった方が良い。
値段にもよるが(笑)

というわけで、2022年に購入した本を列挙したいと思います。

「どもる体」伊藤亜紗
「なぜ、この人と話をすると楽になるのか」吉田尚記
「暇と退屈の倫理学」國分功一郎
「生きがいについて」神谷美恵子
「コア・コンピタンス経営」ゲイリー・ハメル&C・K・プラハラード
「動的平衡」福岡伸一
「超訳 君主論」許成準
「ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻す」山口周
「超訳 孫氏の兵法」許成準
「決断力」橋本徹
「ハイデガー入門」細川亮一
「スタンフォード式 最高の睡眠」西野精治
「眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話」小林弘幸
「こころの対話 25のルール」伊藤守
「方法序説」デカルト
「1日ごとに差が開く 天才たちのライフハック」許成準
「人間不平等起源論」ルソー
「1回1分 腰痛が消えるちょいトレ」戸田佳孝
「新・ひざの痛い人が読む本」井上和彦 福島茂
「俺には俺の生き方がある」加藤諦三
「能 650年続いた仕掛けとは」安田登
「9割のひざの痛みは自分で治せる」戸田佳孝
「山椒大夫・高瀬舟」森鷗外
「切腹考 鷗外先生とわたし」伊藤比呂美
「吉田松陰 誇りを持って生きる!」森友幸照
「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」イルセ・サン
「ニュースの゛なぜ?”は世界史に学べ日本人が知らない100の疑問」茂木誠
「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」マックス・ヴェーバー
「サピエンス全史」ユヴァル・ノア・ハラリ
「ケアマネジャーはらはら日記」岸山真理子
「啓蒙思想2.0」ジョセフ・ヒース
「ホモ・デウス」ユヴァル・ノア・ハラリ
「旧約聖書 ヨブ記」
「功利主義」J・S・ミル
「ファスト&スロー」ダニエル・カーネマン
「眠れなくなるほど面白い 図解 糖質の話」牧田善二
「困難な成熟」内田樹
「ホテル・ニューハンプシャー」ジョン・アーヴィング
「忘れられた日本人」宮本常一
「伝習録 陽明学の神髄」吉田公平
「リハビリの夜」熊谷晋一郎
「ニコマコス倫理学」アリストテレス
「その悩み、哲学者がすでに答えを出しています」小林昌平
「Life Kinetik 脳が活性化する世界最先端の方法」ホルスト・ルッツ
「BRAIN DRIVEN パフォーマンスが高まる脳の状態とは」青砥瑞人
「体内の炎症を抑えると、病気にならない!」池谷敏郎
「腎臓が寿命を決める」黒尾誠
「仏教論争 縁起から本質を問う」宮崎哲弥
「80歳の壁」和田秀樹
「日本語を反省してみませんか」金田一春彦
「人生の意味の心理学」アルフレッド・アドラー
「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」若林正恭
「日本史のツボ」本郷和人
「平家物語 ビギナーズクラシック」角川書店
「フランク・ザッパ攻略ガイド」和久井光司
「闇と暮らす」中野純
「武器としての資本論」白井聡
「日本左翼史 3部作」池上彰 佐藤優
「なぜ、脱成長なのか」ヨルゴス・カリス他
「痴呆老人の理解とケア」室伏君士
「菜根譚」
「池上彰の世界の見方 ロシア」池上彰
「蟹工船」小林多喜二
「ニュートン式 最強に面白い 確率」今野紀雄
「死亡直前の看取りのエビデンス」森田達也
「あなたの給料が上がらない不都合な理由」上念司
「パリの夜 革命下の民衆」レチフ・ド・ラ・ブルトンヌ
「百年の孤独」G・ガルシア・マルケス
「国境の南、太陽の西」村上春樹
「村上朝日堂 夢のサーフシティー」村上春樹
「職業としての小説家」村上春樹
「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」村上春樹 河合隼雄
「三体」劉慈欣
「天皇の国史」竹田恒泰
「教養としてのギリシャ・ローマ」中村聡一
「池上彰の経済のニュースが面白いほどわかる本」池上彰
「華氏451度」レイ・ブラッドベリ
「ソクラテスに聞いてみた」藤田大雪
「精神と自然」グレゴリー・ベイトソン
「砂糖の世界史」川北稔
「MIND OVER MONEY お金に支配されない13の真実」C・ハモンド
「お金の流れでわかる 世界の歴史」木村大次郎
「健全な肉体に狂気は宿る」内田樹
「パパラギ」エーリッヒ・ショイルマン
「俠骨記」宮城谷昌光
「ヒトラー 虚像の独裁者」芝健介
「1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365」D・S・キダー
「辺境・近境」村上春樹
「甘えの構造」土居建郎
「群衆心理」ギュスターヴ・ル・ボン
「有閑階級の理論」ソースタイン・ヴェブレン
「経済発展の理論」シュムペーター
「ミルトン・フリードマンの日本経済論」柿埜真吾


いやー
ビックリした。
こんなに長くなると思わなかった。疲れた。

いや、もちろん全部読んでいるわけじゃないですよ(汗)
積ん読も多いです。

でも、こんな感じだから、文藝春秋に入社した立花隆さんは2年半で会社を辞めちゃったんですよね。

家に帰って、書棚を前にすると、なんともいえない焦燥感におそわれるのが常だった。
ぼくの手が伸びるのは、どうしても読みたいと思っている本にではなく、楽に読み通せるだろうと思われる本に向かってだった。
ぼくにとって読みたい本を読むのに時間がかかりすぎることよりも、もっと絶望的に思えたのは、ぼくが読みたい本を、真に読む必要があると思う本を避けているために、自分がまぎれもなく刻一刻精神的退廃の過程をたどっているに違いないという自覚だった。

p182

仕事なんかしてる場合じゃない。
本を読まないと!!
みたいな焦燥感。

最後に、私の胸に刺さった言葉、勇気をもらった言葉を引用して締めます。

大学で得た知識など、いかほどのものでもない。
社会人になってから獲得し、蓄積していく知識の量と質、特に20代、30代のそれが、その人のその後の人生にとって決定的に重要である。
若いときは、何をさしおいても本を読む時間を作れ。

p85

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