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本の話し

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本の紹介、本を読んだ後の感想など
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記事一覧

『ぼくはこんな本を読んできた』本に金を惜しむな!という教え。2022に購入した本まと…

子供の頃から実家は本であふれていた。 そのためか、いつからか私も植草甚一氏のような部屋に…

P-segare
1年前
45

「怒らないこと」を読んだ結果、怒らないようになったか。

なぜ怒りたくないか。 それは 怒るとバカになるから。 です。 いや、「ただ私がそう考えて…

P-segare
1年前
26

ゼウスに誓って、ソクラテスにちょっと好感が持てた。

「ソクラテスの弁明」を読んで、「あぁ、この人は、すごく頭が切れて、弁が立って、自分の正し…

P-segare
1年前
31

アンチエイジング、健康寿命を延ばすために細胞分裂を抑制する「ライフスパン」

人間は(60兆個だか37兆個だかの)細胞によって形作られていて、その細胞が死んだり分裂したり…

P-segare
1年前
26

「代表的日本人」日本人らしいとは、どういうことか。

西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮上人。 5人の生き方、思想を通して「日本人と…

P-segare
1年前
5

「ねじまき鳥クロニクル」頑固な愛、多様な価値観。

Audibleでオーディオブック化されたため、久しぶりに通しで読了。 と言っても、出かけるときに…

P-segare
1年前
9

「拝啓 人事部長殿」働きやすい会社とは。

すべての会社員に読んでほしい!と言える、働き方改革の本。この本を出してくれた著者へ感謝の言葉を伝えたい。そして「ありがとう。あなたはとにかく偉いよ」と伝えたい。 期待と情熱に燃え、採用された企業へ入社。しかし、いざ入社してみると想像していたのとは違う、独特の組織風土やヒエラルキー、発言しづらい空気、硬直した思考体系、理解のない上司、配置換え…。「理想と現実は、かけ離れていた」と働きづらさを感じ、モチベーションを削られ、「まぁ、サラリーマンなんてこんなものか」と思考停止に陥り

「日本左翼史」学生運動とは何だったのか。

父親が大学生のときに学生運動に参加していたらしい。 「学生運動で石を投げてた」と聞いたし…

P-segare
1年前
7

「阿部一族」を読んで死について考える。

とにかくみんな死にたがる。いや、武士たるもの死に際が肝心。華々しい最期を飾れるようにと、…

P-segare
1年前
11

「モモ」私にとっての時間泥棒は誰なのか。

「灰色の男たち」が街の人々から時間を奪っていく。モモは灰色の男たちと闘い、奪われた時間を…

P-segare
1年前
14

「海辺のカフカ」メタフォリカルな世界

「ねじまき鳥クロニクル」に続き、AudibleでAudio Book化されたため久しぶりに通して読了。 …

P-segare
1年前
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「人間不平等起源論」人を恨んでしまうのは、あなたのせいではない。

もともと、この本を読もうと思ったきっかけは國分功一郎の『暇と退屈の倫理学』のなかの一節が…

P-segare
1年前
19

「国境の南、太陽の西」消えていく女たち。

この作品は「島本さん」の物語と言っていい。 村上作品では、よく女の人がいなくなってしまう…

P-segare
1年前
21

もう「利己的な遺伝子」さん、静かにしてて下さいよ。

この本のハイライトというか、一番面白い章は、どう考えても第9章「雄と雌の争い」です。 いや、というか、今まで私は自分の意思で行動していたわけではなく、多分にこの「利己的な遺伝子」さんにコントロールされていたのだ!ということが分かってしまうのです。 つまりそれは、ざっくり簡単に言うと「なにが何でもお前の遺伝子を世に残すのじゃ!!!」という遺伝子からの声なのです。 例えば、もう本当にお恥ずかしい話しなのですが、私は女性のお尻が好きです。たまらなく好きです。 お尻の形がハッキ