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お正月が苦手。

年末年始の過ごし方を振り返り、ふと
「来年は実家に帰省せずに年末年始を過ごしてみよう」と考えた。

ひとつには帰省にかかる諸々の費用の問題がある。
改めて帰省にかかる費用を振り返り(今年は約5万円)、「果たして、この過ごし方が5万円に値するのだろうか」と疑問に感じた。
普段なら5万円あれば、けっこう楽しい経験ができるはずだ。

年末年始は強制的に仕事が休みになるため連休になる(今年は6連休)。

長い連休を東京で過ごし、お正月番組なんかを観ていると、なんとなく退屈や空虚さを感じてしまい、精神的に良くないことが多かった。そのため、「まぁ、こんな気持ちで過ごすよりは」と実家に帰省することを選んでいた。

それでも、雪深い田舎で、夜は旧友との酒席があったにしても、日中は退屈してしまうことが多かった。そして、旧友との酒席でも退屈を感じてしまうことが増えてきた。最近はあまり酒を飲みたくないということもある。そして、酒を控えると酒席は恐ろしくつまらないものになる。

加えて、一番安価な交通手段である夜行バスでの移動が年々耐え難いものになってきた。今年の夜行バスは恐ろしく暖房が効きすぎていて、車内でほぼ半裸で過ごした。去年はリクライニングのないバスを予約してしまい、一晩中隣の人と肩を触れ合わせていた。
新幹線もそれなりに時間はかかるし、飛行機は高い。

「5万円あれば東京でも一人で楽しく過ごせるのではないか?」

という考えが改めて浮かんだ。
例えば年末のカウントダウンイベントなど、年末年始特有のイベントに参加してみる。または、他の場所へ旅行に行くなど。「あぁ、だから海外旅行に行く人が多いのか」と改めて思う。


旅行は好きだが、毎年お正月のたびに旅行に行くほどの金銭的余裕はない。やはり他の楽しみ方を考えなければいけない。そもそも、お正月に旅行して、お店や観光施設などは開いているのだろうか?

一番の大目標は「ストレスを感じずに心持ちの良い状態で過ごす」ということなのだ。

なんとなく気が進まないのに人と会うのも嫌だし、家で一人で過ごして退屈すぎて発狂しそうになるのも嫌だ。ただのワガママのようにも聞こえるが、そもそも精神療法とはパーソナルなものなのだ。

普段、週5日の仕事がある生活で、このような葛藤が生じることはない。バランスが取れていると言える。普段は平穏に過ごせているのに、年末年始だけはこうしたモヤモヤを抱えてしまう。
だからお正月は嫌なんだ。


これまでも、何となくストレスを感じたり嫌な気持ちになることはあっても、それを抱えて傷ついているだけではなく、なんらかの対策を講じて自分が生きやすいように、良い心持ちでいられるようにということに神経を使って生きてきた。
その結果。自分の気持ち(脳)を快適な状態に保つ術(スキル)も向上したように感じる。

「東京で一人お正月を過ごしても、今なら気持ちよく過ごせるかもしれない。」

だが経験上、それにはやっぱり行き当たりばったりではなくて事前の計画が大事なことも分かっている。休みの当日に、自分の好きなアーティストのライブがないか探しても大抵はないし、あってもチケットが売り切れていたりする。気持ちよく過ごすには準備が大事なことも学んでいる。


あぁ、こんなふうに、まだ2月なのに次の正月のことを真剣に考えてしまうほど、私はお正月が苦手なのだ。。

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