きょん

詩のようなものを投稿します。 短いものが多いです。

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役割

あーあ、もう嫌だ 全部ヤダ 人間なんて、『僕』なんて、辞めてしまいたい 嘘を吐くのも嫌 無理に笑うのも嫌 くだらないことに いちいち悩むのも嫌 嫌いな人に嫌われ…

きょん
6か月前
19

できない理由を探す

無理だよ、まだ歩けないよ 靴を履いていないんだ 靴がないんだよ 靴を買うお金だって、時間だってないんだよ? 裸足だって歩けるさ、だって? 嫌だよ、足が痛くなるじ…

きょん
13日前
16

迷子と現在地

歩き疲れて ヘトヘトになって 背負った荷物に押し潰されそうになって 地図なんて持ってないから 正しい道を進めているのかすらわからなくて 旅の途中で拾い集めた 大…

きょん
2週間前
15

ほんとうに

本当に欲しかったもの 今は手の中にあるよ ほんとうに? ほんとうにそれは君の求めていたものなの?

きょん
4週間前
13

題名のないもの 46~50

泣くもんかと思ったのに涙がこぼれた 涙はどうやら心とは違うところからやってくるらしい 今日もここから逃げられない理由を考えている 『君のため』 と 『君のせい…

きょん
1か月前
14

スタートライン

疑うことも 信じきることも難しいから あなたの言葉の純度を測るのはもうやめた 僕が見たい景色を 僕が聞きたい言葉を 僕がありたい世界を 僕が信じたいものを 僕だ…

きょん
1か月前
16

あなたは間違ってなんかいないよ

正解なんてひとつもないけど 間違いも最初から存在していなかった あるがままでいることに何を不安に思うんだろう 許されない怖さか 存在を認められない惨めさか 僕は…

きょん
1か月前
17

僕にも手があったから

今度は離してはいけない しっかりと 握り返さなきゃ

きょん
1か月前
10

エラー

もう何も頑張りたくなくて 全てを放り出して逃げてしまいたくなったんだけど 一般常識という呪文で植え付けられた固定観念 努力と忍耐こそ美徳の呪いが 今日も発動し …

きょん
1か月前
11

オセロ

今のありのままの自分を 自分で認めることができたなら 今までの後悔とか 涙とか 失敗とか 恥とか そういうのが全部「必要だったもの」に変わるんだ 逆転はどこ…

きょん
1か月前
18

がらんどう

僕が今頑張っていることに 本当に僕は価値を感じているのだろうか 誰かの価値観を自分の目標とすり替えていないだろうか 上手く言えない 上手くいかない この虚しさは…

きょん
1か月前
20

ひねくれ

『あの人に比べれば あなたはまだ恵まれている』 『あの人の方が 可哀想だから』 『あの頃のあの人は もっと大変な状況だったから』 どこかの誰かの不幸と 自分の不…

きょん
2か月前
12

君が決めるんだよ

人に答えを求めるなよ

きょん
2か月前
11

柔らかなナイフ

いたい いたいよ 君の真っ直ぐなその言葉は 僕の心を優しくえぐる

きょん
2か月前
16

確かな世界

僕は一体、何を守ろうとしていたんだっけ? 守るものなんて、初めから持っていたんだっけ? わからなくなって、怖くなって 君の手をぎゅっと握る それは確かに温かくて…

きょん
2か月前
12

終わってしまった僕のために

最近腹を立てることが 少なくなったのは 物分りがよくなったせいか 何かを諦めているせいか 僕は人間としては終わってるなぁ、なんて 午後八時三十三分 君から来たメ…

きょん
2か月前
17
役割

役割

あーあ、もう嫌だ 全部ヤダ

人間なんて、『僕』なんて、辞めてしまいたい

嘘を吐くのも嫌

無理に笑うのも嫌

くだらないことに いちいち悩むのも嫌

嫌いな人に嫌われまいと 無駄な努力、馬鹿みたい

全部全部 投げ出して、逃げてしまえたらいいのに

この世なんて 最初から上手くいかないようにできてんだ!

無駄に多い壁の前で、立ち往生 焦ってばかり

あーあ、あーあ

なんだか疲れてきちゃった

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できない理由を探す

できない理由を探す

無理だよ、まだ歩けないよ

靴を履いていないんだ 靴がないんだよ

靴を買うお金だって、時間だってないんだよ?

裸足だって歩けるさ、だって?

嫌だよ、足が痛くなるじゃないか

それに見てよ、この砂利道

僕にどうしろって言うんだよ

できない理由を探す前に、できるようにする方法を考えろって?

うるさいよ、そんなの わかってるさ

やる気はあるんだよ

でもね、ほら 靴がないんだ

歩けな

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迷子と現在地

迷子と現在地

歩き疲れて ヘトヘトになって

背負った荷物に押し潰されそうになって

地図なんて持ってないから 正しい道を進めているのかすらわからなくて

旅の途中で拾い集めた 大事なあれこれも

もしかしたら中身はゴミなんじゃないかと疑って

歩いてきた道のり自体も 間違っていたんじゃないかって

自分が自分であることが

いつも不安で自信がなかった

だけど

あなたが心を震わせ、涙したあの景色は

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ほんとうに

ほんとうに

本当に欲しかったもの

今は手の中にあるよ

ほんとうに?

ほんとうにそれは君の求めていたものなの?

題名のないもの 46~50

題名のないもの 46~50

泣くもんかと思ったのに涙がこぼれた

涙はどうやら心とは違うところからやってくるらしい

今日もここから逃げられない理由を考えている

『君のため』 と 『君のせい』

卑怯なシーソーは行ったり来たり

目の前の不幸を指折り数えるよりも

幸せとは何かと思いをめぐらせている自分でありたい

午後5時半の坂の上

その告白は

あなたの正義のためにしているの?

正しいと思っていた帰り道は

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スタートライン

スタートライン

疑うことも 信じきることも難しいから

あなたの言葉の純度を測るのはもうやめた

僕が見たい景色を

僕が聞きたい言葉を

僕がありたい世界を

僕が信じたいものを

僕だけの道を

探しながら行ってみるね

あなたは進む力をくれるけど

僕の足を動かせるのは僕だけだから

やさしいことばをありがとう

ここからは僕だけのスタートラインだ

あなたは間違ってなんかいないよ

あなたは間違ってなんかいないよ

正解なんてひとつもないけど

間違いも最初から存在していなかった

あるがままでいることに何を不安に思うんだろう

許されない怖さか

存在を認められない惨めさか

僕は僕にしかなり得ないから

嫌でも僕であり続けるしかないから

間違っていないよ、今日も

大丈夫

誰があなたを認めなくても

許されなくても

あなたは間違ってなんかいないよ

エラー

エラー

もう何も頑張りたくなくて

全てを放り出して逃げてしまいたくなったんだけど

一般常識という呪文で植え付けられた固定観念

努力と忍耐こそ美徳の呪いが 今日も発動し

足がすくみ、動けなくなったという次第です

困ったな

自分で自分にかけたの呪いの解き方が

わからなくなってしまいました

オセロ

オセロ

今のありのままの自分を

自分で認めることができたなら

今までの後悔とか 涙とか 失敗とか 恥とか

そういうのが全部「必要だったもの」に変わるんだ

逆転はどこからでも狙えるのさ

ひっくり返してやろうぜ

がらんどう

がらんどう

僕が今頑張っていることに

本当に僕は価値を感じているのだろうか

誰かの価値観を自分の目標とすり替えていないだろうか

上手く言えない

上手くいかない

この虚しさは何なんだろう

どこまでが夢なのだろうか

どこからが甘えなのだろうか

曖昧で虚ろなものばかり

心が動くことだけできたらいいのに

心が震えることだけ選べたらいいのに

難しいね、大人になるということは

難しいね、諦めるとい

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ひねくれ

ひねくれ

『あの人に比べれば あなたはまだ恵まれている』

『あの人の方が 可哀想だから』

『あの頃のあの人は もっと大変な状況だったから』

どこかの誰かの不幸と 自分の不幸を比べたところで

今、僕が抱えている苦しみが減る理由にはならなくて

幸せは人と比べると卑しく感じるのに

不幸を比べることが 慰めになると思われているのはなぜなんだろう

あの人よりも苦しい状況でなければ

僕の悩みは

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確かな世界

確かな世界

僕は一体、何を守ろうとしていたんだっけ?

守るものなんて、初めから持っていたんだっけ?

わからなくなって、怖くなって

君の手をぎゅっと握る

それは確かに温かくて

確かにそこに存在していた

ああ、少なくともこれだけは本物だって

なんだか安心した

どうしたのって 君が笑うから

なんでもないよって 僕も笑う

なんでもないよ

なんでもない

ただちょっと 不安になっただけ

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終わってしまった僕のために

終わってしまった僕のために

最近腹を立てることが 少なくなったのは

物分りがよくなったせいか

何かを諦めているせいか

僕は人間としては終わってるなぁ、なんて

午後八時三十三分

君から来たメッセージに書いてあった一言に

腹を立てる自分がいた

少し悲しくて 少し可笑しかった

まだまだ物分りよくはなれそうにないな

僕はまだ人間として終わってないみたいです

あえて腹を立てた様子を見せないで

絵文字付きで返信

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