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確かな世界

僕は一体、何を守ろうとしていたんだっけ?

守るものなんて、初めから持っていたんだっけ?

わからなくなって、怖くなって

君の手をぎゅっと握る

それは確かに温かくて

確かにそこに存在していた

ああ、少なくともこれだけは本物だって

なんだか安心した

どうしたのって  君が笑うから

なんでもないよって  僕も笑う

なんでもないよ

なんでもない

ただちょっと  不安になっただけ

確かなものに触れてみたくなっただけ

君と一緒に笑い合うだけで、僕の世界に色がつくんだ

不安定な世界に、本物が生まれるんだよ


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