今回は、
こちらのnoteの続編になります。
このように売春を公認された売春婦は「公娼」と呼ばれ、国家権力が公認する売春システムを「公娼制」といいました。
この制度の下、斡旋業者から前払い借金を得て、貧農の娘らが家族のために身を売り働かされたのです。
1956年の「売春防止法」の制定により、表向きには赤線・青線が廃止されましたが、その後も売春は
「トルコ風呂(後にソープランド)」
「愛人バンク」「ホテトル」「援助交際』
など、さまざまに形をかえながら脈々と続いて、売春の対象となる女性も低年齢化していきました。
また、国内だけでなく、海外から女性を売春目的にブローカーが暴力的に連れてきたり、
男性が「買春ツアー」として大挙して渡航したりするなど、より大きく国際問題化している、とのことです。
☆出典☆
『性の“幸せ”ガイドー若者たちのリアルストーリー』 著者:関口久志 (エイデル研究所)