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【5人家族都心築52年マンションリノベ記】採用してよかったこと:水回りの床はフロアタイル

こんにちは、mizutamaと申します。

2024年1月11日より都心部にある築52年の自邸を、スケルトンからのリノベ工事をしました。おかげさまで4月下旬に引き渡しが無事完了し、5月1日にすっかり生まれ変わった自宅へと戻ることができました。
引っ越して1週間は、ものにまみれて壮絶な取捨選択と収納に追われ、大変すぎて記憶がなくなるほどでした。6月に入ってやっと、生活がととのって、リノベーションした我が家の快適さにしみじみ浸っております。

夫、私、高校生、中学生、小学生それぞれ1人ずつ、合計5人家族のヴィンテージマンションリノベ記録。同じような状況でリノベを検討している方や、状況は違えど住まいやインテリアについて興味を持っていらっしゃる方の何かのヒントになればとブログの更新を続けております。
詳細な自己紹介はこちらの記事をご覧になってくださいね。

今記事のテーマにしているのは、今回のリノベで採用してよかったことについて。全13編に分けて記事にしています。11個目の今日は、水回りの床をフロアタイルにしたことについて。

●リノベで採用してよかったこと編
vol.1 Miele食洗機
vol.2 ハーマンプラスドゥ
vol.3 キッチンの高さを90cmにしたこと
vol.4 二重サッシ・インプラス
vol.5 ベッド前編
vol.6 ベッド後編
vol.7 TOTOのお風呂
vol.8 国産リネンカーテン
vol.9 真鍮金具
vol.10 漆喰壁
vol.11 水回りをフロアタイルにしたこと
vol.12 ハンガーバー
vol.13 主寝室のクローゼット目隠しをカーテンにしたこと


はじめに

以前記事にも書いたとおり、建築計画の終盤まで、実は「トイレ以外は全て無垢床でよいかも」との考えだった私。
ところが最終的には、キッチン、トイレ、洗面脱衣所の3箇所、所謂水回りのフローリングについてはフロアタイルの施工を採用した。
生活がはじまって2ヶ月経った今もなお、この選択は大正解だったということを、今日の記事では具体的に紹介したいと思う。

キッチンがフロアタイルでよかった点1:油を使った料理をよくする

我が家は原則毎日3食、自宅で炊事をする。
特にコアになるのが3人の子どもたちの朝ごはんと、3人分のお弁当をつくる朝の時間。この時間に合計6食の炊事を行っている。
また、夜は5人分の調理。
たとえばとある夕飯の献立を紹介すると、

メイン1:唐揚げ(鳥もも肉1.2キロ)
メイン2:焼き鮭
副菜1:マカロニサラダ
副菜2:青菜のお浸し
汁物:味噌汁orスープ
主食:土鍋で炊いたご飯(4人分で4合)

ざっくりこのくらいのボリューム感の料理をしている。

2人が同時に作業できることがメリットでもあるⅡ型キッチン。
コンロとシンクの配置が斜め対になっているので、床を横断した移動が必然的に増える。その過程で汚れることもあるし、わかってはいたが、揚げ物頻度の多い我が家。油ってどんなに対策をしても壁や床にすっごく飛ぶんですよね。

「グレー」っていうのがまた汚れが目立ちにくくて使い勝手最高。

調理と掃除は同時進行で丁寧にはやりにくい。
もしも床を無垢材にしていたら、おそらく今頃入居2ヶ月ですでに油染みだらけになっていたことだろうと思う。。。
ここはフロアタイルにして、本当に大正解だった。時間に余裕のある時に掃除機をかけたり、水拭きをしたり。ラフな掃除で見た目に遜色は全く無い状態が維持できている。

キッチンがフロアタイルでよかった点2:盲点だった食洗機の●●

これは本当に盲点だった。
それは、聞いてはいたものの、Mieleの食洗機の特性に関係することである。
乾燥機能を備えない代わりに、高温洗いをして庫内の余熱で自然乾燥させるMieleの食洗機。とあるキッチンメーカーさんでも言われていたこと。

「Mieleの食洗機。日本人はカラッと乾かすのが好きな人が多いですけど、特にプラスチック製品なんかは、水滴がかなり残りますよ。」

使ってみて実体験した。本当に結構しっかり濡れている
なので、終わった食器を食器棚にしまうときに、拭うための布巾は必須の存在。

運転の終わったMieleの扉を開けて、食洗機から食器を出す。
その際、食器の構造上相当に濡れているものがあるとする。それを食洗機から出すとき、漏れなく床がざばっと濡れるのだから。

食器の構造により、この食器のような裏の部分に水滴が溜まりやすい。

この濡れ方が日々繰り返されるのだと仮定して、もしキッチンが無垢の床だとしたら、今頃相当にシミだらけになっていること間違いなし。
これに関してもフロアタイルにして大正解だった。

洗面脱衣所がフロアタイルでよかった点

ここも無垢にせず、フロアタイルにして本当によかった。
まずはお風呂からあがって子どもたちはよくびしょ濡れのままリビングへやってきたりする。ここでびしょびしょにされたら、無駄に子どもに叱ることが増えそうだ。

更にもう一点。
「なるほど水に強い素材にしてよかったなぁ」と思ったのが、漂白剤などでつけ置きしたバケツを置くのに安心して長時間おいておけるからということもある。フロアタイルなら多少水が溢れてもおおらかにいられる。

トイレがフロアタイルでよかった点

もうこれは言わずもがなである。
トイレが汚れるのは仕方ない。仕方がないからせっせと掃除をする。掃除をするのに水やアルコールを用いないわけにはいかない。
その流れで考えると、無垢の床は考えられない。

クッションフロアにしなくて良かった点

今回A社のデザイナーNさんからは、そもそも提案がなかったが、クッションフロアを検討する方もいると思う。聞くところによると、金額の単価も大幅に安くなるそうで。

ただし、賃貸歴の長かった私。
クッションフロアの施工された賃貸住宅に住んだことも多かったが、その経験上もっとも避けたい存在であった。

理由としては、汚れる劣化が早い安っぽい(凹む、シミが出てくる等)、その3点が大きいかなと思っている。

とはいえクッションフロアだと大きなシートをカットして使えるため、継ぎ目が発生しないというメリットもあるそう。
まだ2ヶ月しか生活していないので、今の家のフロアタイルの継ぎ目部分の汚れ等が気になるようになるのかは、今後の経年の過程で観察が必要である。

さいごに

様々な施工例を見ると、たとえばフローリングそのものを無垢ではなくタイルにして床暖房を入れるなどする方もいるそう。
今回我が家で採用した水回りのフロアタイル。デザイナーNさんからは、そのほかの候補として「タイルもあります」という話だった。
タイルを施工する時の最大のデメリットが、「長時間作業していると疲れやすいという意見が多い」とのこと。

費用的にもフロアタイルよりタイルの方が嵩むということもあるし、何より「リラックスして寛げること」
をもっとも大切にしたかったので、個人的には、この選択を一切後悔していない。

水回りの床材をどうするか悩んでいる方は、一つの体験談として参考にしていただけたらと思っています。



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