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ブランドへの愛着をつよめるステップ ②

ブランドのファンには「愛着の度合い」があるというお話を前回しました。
この愛着は「あること」をすることでタイトに強められると言うTIPSのお話をしていきます。
以下の3人の人の中で、愛着度合いが低いのは1と2の人になります。今日は3番目の人(経営者やブランド発信者が好きで購入している)のことです。

1 都合がいいのでただ購入している
2 サービスの条件を理由に購入している
3 経営者やブランド発信者が好きで購入している

アイドルやタレントのファンなどはわかりやすい例だと思いますが、物や事ではなく、対象が「人」である場合は個人ブランドからの「離脱」は比較的起こりにくいと言えるかもしません。
一部の熱狂的なファンは、好きなタレントのライブやサイン会に脚繁くに通います。場合によってはツアーライブを「応援」を理由に全国一緒に回るなんてこともよくある話です。

この「応援」って「共感」の先にある最も強い「愛着度」とも言えると思うんです。
共感できるというよりは、「共感したい。共感して上げたい。」という深い感情をえて至る心境です。
別にファンに限らず、本当に好きになれる恋人や友達には全面的に「支えたい」とか「応援したい」って思えたりします。その人が白と言えば、黒も白として認めて上げたいくらいの感情になることもあります。
好きの段階をつけたら以下の感じだと思います。

嫌い → 無関心 → 関心 → 好き(共感)応援(拡散)



ブランド発信側としては、応援してくれるほどのロイヤルティ(忠誠度)の高いファンをつけたいものです。

では、どうやればこのファンをつけられるのか、これにはやはり初めに「共感」が必要になります。人からの共感です。
でもそれも段階を踏まえないといけない。共感には必ず先に認知させる必要があります。当たり前ですが、知らないものに共感は抱けませんし応援はできません。
そのため以下のステップを踏みます。


嫌い → 無関心 → 関心 → 好き(共感) → 応援(拡散)

[STEP 1]  無関心  ← 関心を持ってもらう。知ってもらう。
[STEP 2]  関心  ← 好きになってもらう。共感してもらう
[STEP 3]  好き  ← 応援してもらう。拡散してもらう。



STEP 1 無関心フェーズ では、
とにかく認知度をあげることに努めます。
一貫性のあるブランド発信により、人の記憶に留める広報活動をします。
知ってもらうための思いつく限りの最大の努力をしてください。


STEP 2 関心フェーズ では、
人は皆さんに気付きます。そして人はみなさんのブランドは「何を発信しているのか」読み解こうとします。チャンスがきました。
ここで人から好きになってもらう、共感してもらう必要があるわけですが、それには以下が大切になります。



理念やストーリーから
共感はうまれる



ブランド理念、ブランドストーリー。共感をつかむために作ってください。

個人でも、企業でも、みなさんしかできない特徴、みなさんしか持っていない歴史を、言葉にしてください。

それもできる限りシンプルがいいです。小学生でも理解できる言葉の方が強いです。

「実際に出てこないよ」

という方もいると思います。
これはもう自問するか、専門家のブランドカウンセリングを受けて探すしかないです。実際に「ない」と思うのと、まだ見つけていない。あるいは見つけようとしないことは意味が違います。理念を言語化するという行為は、ある意味で骨が折れます。めんどくさいはずなんですが、これをやらなければファンの心を突き刺して、記憶に留められる存在にはなりにくい。

同じことをやる人は多いです。同じことを言う人も多いです。世の中は情報過多、同業過多、商品過多、エンタメ過多です。
ですので、皆さんの言葉、メッセージ、理念、ブランドステートメント、企業大義、コートレートアイデンティティ、まあ言い方はなんでもいいです。
小学生でもわかる言葉で短く、個性や特徴を入れて、できたらより多く接点をつくってリピートしないと、おそらく瞬時に忘れ去られます。


次回は
[STEP 3]好き ← 応援してもらう。拡散してもらう。
について語っていきます。






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